私達の「音楽教室の特徴は?」と尋ねられると、ともすればオーケストラや室内楽の事ばかりの説明になってしまいがちです。しかし、本来的には、子供達に音楽教育を楽しく効果的に導入する所にも教室の特筆する処があります。一人一人の子供達が無理なく音楽を楽しむ事が出来るように、芦塚先生の独自のシステムによる教材を作る事も先生達の仕事の一つです。
リズムの積み木です。
連桁等にも対応しています。子供達は積み木を使って拍の概念を習得していきます。
意外と小学3,4年生になっても分割と言う概念は理解できていない子供が多いようです。分数は4年生で初めて学習します。それまでは4分音符の2分割された音符が8分音符というのは良くは理解できません。
余談ですが芦塚先生が大学で教鞭をとっていた頃、冗談で「64分音符を何個集めたら全音符になるのかね?」と学生に質問したら即答できる生徒が一人もいませんでした。全音符を64分割したから、64分音符と言うのですがね!
教室で製作された色々な種類の音符カードです。
このほかにも市販の音符カードがある場合には市販の音符カードも使用しています。
音符カードを使われる先生方が一番悩まれることは、音符カードから、どうやったら実際の楽譜に移行する事が出来るかと言うことなのです。掲載は出来ませんが、そのためのカードやマニュアルが別にあります。
ピアノやヴァイオリン、
チェロなどのポジション
表や名称を覚えるため
のカード類です。
それぞれの楽器で、中級ぐらい
になると今まで習った事の総まと
めをします。
色々な教材がありますが、一人の生徒が全部の教材をこなすのではありません.。折に触れてその生徒に必要であるものを使用します。ですからAちゃんは「私子のカードやった!」でもB君は「僕、やって無いよ!」ということがあります。
中級や上級生になってくると、発表会で20曲以上の曲を暗譜で演奏するようになります.。「どうしてそんなに暗譜が出来るの?」とよく尋ねられる事がありますが、それはちょっとお答え出来ません。
ヒントは左の絵でどうぞ!暗譜のためのメトードは非常に沢山の方法を組み合わせたものです。そのため、教材も色々な種類に及びます。
私は普段はレッスンのときに、何時も同じ所でまちがえるときに押される芦塚先生のおきにいりの水溜りニャンコです。おもしろい(?)おはなしがあってから私が登場します。今回はトップに戻るアイコンです。
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初めてヴァイオリンやチェロを手にしたときから、先生の楽しい伴奏に乗って演奏が出来ます。1つの開放弦の音を奏く段階から、音楽を感じ、きれいな音のイメージを作ることが出来る教則本です。
表紙のイラストは、教室の斉藤先生が描きました。
教室では「キリンさんの本」という愛称のついた初めてピアノを習うお子様の為の教則本。ヴァイオリンとチェロの初めてシリーズは、教室内での手作り出版ですが、ピアノの初めて用教本は唯一市販で出ています。
(全音楽譜出版社。芦塚陽二著)