Vivaldi  Violin-Concerto g moll Op.ⅣNr.6 のAnalyseとfinale入力


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Ⅰ楽章 Analyse

FacebookよりⅠ

追記:

構造分析とfinaleへの入力







Ⅰ楽章 Analyse


ritornello形式に付いて
[あ]thema a 8+8



奏法:素早い投げ弓と8分音符は弾き止めで歯切れよく
前半部8小節はmitteでfで・・、後半部8小節はspitzeでPで演奏する。

[い]thema b 6小節(17小節目から22小節目まで)Sequenz部



奏法:ピヨピヨbowで充分に手首を意識して・・ soloはピヨピヨbowに加えて、B♭⇒A⇒Gの音の強さが繋がるように留意する事

[いⅡ]thema c  4(23+27)+4(27+30)+(2kdz31+32)(32小節)
[いⅡ]で一番大切な奏法は、verschobene Takt(ずらされたMotiv)なのです。(fis,g,a)の音符はostinatoなのですが、2ndがcanonのようにMotivを追いかけています。
melodieーlineは8分音符の動きになります。1stではEs,D,Cという動きですが、


上のpassageと同様に1stのMotivがviolaに登場して、obbligatoを2ndが弾いて、更に1stが、あたかもsyncopationのような音型が出てきますが、melodieの開始音は1拍目の裏なので、拍頭ではあってもsyncopationにはならないので、投げ弓が強くなり過ぎないように留意してください。あくまでも、拍頭の音になるので・・・



この3小節は定形のkadenzです。
themaの提示部が終わった事を意味するkadenzになります。
弾き止めで歯切れよく終わります。
以下はこのthemaとMotivから曲が展開されるので、どのように使用されるのかを、留意して聴いてください。





[う] solo 33+55
[う]の開始はthemaと全く同じで、8小節間演奏されます。
41小節目から46小節目の頭までは、2小節単位のSequenzが開始されます。所謂、5度圏(quint-Zyklus)です。
G⇒C⇒F⇒B⇒E⇒Aの5度圏です。



46小節目から56小節目までは、大きなkadenzになります。
51小節目からは偽終止(trick終止)を2回繰り返して本当の終止になります。
Mi♭はN6(ナポリの6)のchordになります。
(g mollの第6音のMi♭とはpitchが違うので注意をしてください。)

[え] thema 56~73
56小節目から63小節目の頭の音までは、themaの反復です。
63小節目から67小節目までは新しい音型が3回繰り返されて、4回目は最初の半分だけで[お]のsolo部へ突入します。




[お] solo 73~87



このfigurationが2回ずつ繰り返されて、B♭⇒C⇒DとSequenzを繰り返して、86小節目では、そのままSequenzを繰り返すようにして、そのまま発展させます。拡大型()



[か] thema 88~97
[か]の88小節目からはthemaの[い]のⅡの変形になります。
92小節目からも同じでthemaの27小節目からの変形が92小節目からになります。
96小節はkadenzになります。

[き] solo 97~110
[き]は[お]で使用された73小節目からのsoloのMotivが更に細かく断片化されて使用されています。



のMotivが次のようになります。



100小節目からは単純なSequenz進行です。ostinatoとして保持される上の音は、勿論、thema17小節目[いのⅠ]からのmelodieです。



17小節目のthema[いのⅠ]



101小節目のcontinuo‐CelloのMi♮(赤丸で囲った音)は、octave上で演奏すると、全く同じSequenzになります。



[く] soli 111~123
[く]からは1stに[い]のthemaが出て来て、violaが5度圏のSequenzが出てきます。solo‐Violinは装飾的なpassageを演奏します。
当然、Celloも含めて(Violin‐Principaleとcontinuo‐Celloは元々soloなので・・、1stとviolaは・・)soliで演奏する方が良いと思います。



116小節目から122小節まで
117小節目からのMotiv(thema[いのⅡ]のMotivなのですが・・)1st-soloとの追いかけっこの絡め合わせになります。themaでは1stと2ndの絡め合わせだったのが、ここではsoloと1stの絡め合わせになっていますが、音型的には変わってはいません。





[け] はritornelloのthemaの繰り返しです。冒頭のthemaでは最初の8小節が繰り返されたのですが、ここでは当然繰り返しはありません。1回ずつです。
directにthema後半部を演奏します。
123~138までの8+8小節です。
(譜例:略)

[こ] ではsoli 131~138までが、themaの再現になるので、本来的には[け]の中に入りますが、練習の便宜上[け]と[こ]を分けています。
楽曲分析上は、同じ番号にならなければなりません。

1st、soloのmelodieは、2小節目と4小節目の8分音符が無くなって2分音符のTieになって、音階進行しているだけなので、themaの[いのⅡ]と全く同じthemaです。

2ndの伴奏は、最初のthemaに出て来る1stの音型と全く同じthemaなのですが、開始の音が違うので、音は変わりますが、和音の進行自体は変わりません。同じ和音内の音型です。
この同じ様に見えて、、微妙に違うのがVivaldiの特有の作曲法(作曲のtechnik)であり、作曲家では超、珍しい、実際に少女達を教えていた、Vivaldiのlessonのmethodeの記憶法を生徒達に伝授するための、『記憶の正確さ』を与える特別なcurriculumであって、baroque時代の作曲家ならば、他の作曲家達も同じように作曲しそうなものですが、実際には、proの演奏家達への利便性があって、ritornelloでは、全く同じthemaを繰り返し演奏する方法の方が、一般的であり、正攻法の作曲法なのです。
ですから、Vivaldiの繰り返しの度に形を微妙に変えて繰り返されるritornelloは、当時としてもかなり異例の事であった・・と思われます。
記憶の正確さは、当然演奏の確実性も生み出しますので、Vivaldiの指導力が伺えます。


[さ] は、themaの最後のpassageである、何気ないkadenzのpassageが、この[さ]で有効に活用されています。
(譜例は30小節目から33小節目の冒頭までです。)



31小節目から32小節目で、Cello+Kontrabassに使われた音階が、[さ]の所では、1stと2ndにそのまま出てきます。

次に[さ]の144小節目からは、冒頭のthemaで使用された27小節目から32小節目までのthemaの提示部の終わりのpassageが、そのまま[さ]の143小節目から最後の149小節目までに反復されて使用されています。

Vivaldiというと、ideaに満ちた情緒的な作曲法と思われがちなのですが、実際に分析して見ると、BeethovenやBachにも見られるような緻密な計算に基づいた作曲法でもあるのです。



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12月25日 3:24 ·

『Vivaldi Violin-Concerto g moll Op.ⅣNr.6のお話し』

今は12月25日のChristmasの深夜である。
・・というか、今年はコロナとお引越しで、Christmasが来なかったので、それこそ正真正銘のsilent-nightであるぞなもし・・
この所、(体調不良ではないのだが)欝が酷くて、なかなか治り切らないので、気分転換に、VivaldiのViolin-ConcertoのOp.ⅣのNr.6のⅡ楽章の楽譜の改訂をした。(Ⅲ楽章も同時に始めたのだが、一瞬で入力し終えたので・・)
この曲を引っ張り出した理由なのだが、Christmas会の一つ前の12月13日の日曜日の始めての新教室でのオケ練習で、このVivaldiのViolin-ConcertoのⅠ楽章を、小学生の生徒が次回の発表会の課題として演奏をする予定なので、譜読みに通奏低音のCelloとCembalo担当のお姉さん達に手伝って貰って、一緒に譜読みの練習をして貰っていたのを、私がTeleworkでcheckしていたのだが、前半の部分はとても良く練習出来ているのだが、後半部分が未だ良く理解が出来ていなくて、(・・・とは言っても、Christmas会の直前の練習なのだし、この曲の本番は5月なので、練習の曲数がChristmas会の曲とDoubleになるから・・という理由での譜読みのお話しなので、遅れているとは言い難いのだけど・・)、芦塚methodeとしては、もし、練習する時間が無かったとしても、譜読みや暗譜をより確実で簡単に出来るようにするために、構造分析で暗譜をさせる事にするのだが、しかし、小学生の生徒達には楽曲の構造分析はまだ始めていないので、その新しいお勉強のためのapproachとして、basso continuoを弾いているCelloのお姉さんに、「scoreでこの曲の構造式と分析をlectureするように!」と指示を出した。
構造分析も、基本は「慣れ」であるので、教室で勉強する曲も上級生に取っては、弾き慣れた今更練習するまでも無い曲であったとしても、approachを構造分析に変えて、それを小学生にlectureする課題を持つ事は、とても良い復習になる。
その次いで(構造分析をする次いでに・・)、というか・・、notation(楽譜制作)のsoftであるfinaleで、先ず、全体の小節数を合わせた五線(所謂、template=台紙)を作っておいて、themaをその構造上に虫食いの状態で、コピペすると、score制作の入力作業をしなくても、基本的にはscoreの入力の大半が構造分析だけで、完成してしまうのだよ。
音楽を演奏する時には、演奏家は、その曲の作曲された経過を知る事や、その技法を知る事が曲の演奏上には最も役にたつのだが、日本の音楽の学習法では、残念ながら、根性と努力のみでの練習が全てのようで、その練習法は、この100年以上も何も変わらないのだよな???いやさ、儒教の国だわさね~ぇ??
勿論、それは音楽をlectureする指導者側の責任でもあるのだが、音楽大学の授業でも、「音楽理論が演奏にどのように結びついて行くのか?」という方法をlectureする事はないし、指導者からそれを伝授される事もない。
理論は理論! 演奏は演奏! と隔絶しているのが現状なのだからね?
la foliaやsarabandeのThema一つをとっても、「何故そのようなrhythmで、そのtempoで、そのarticulationで弾かなければならないのか?」という事を、説明される事は無い。
そのtempoの設定や、音楽表現等が、感情的な情緒論からではなく、音楽理論上や歴史認識的に理解した上で、敢えてそう演奏するのならば、それなりに意味はあるのだが、「こう弾きたいから、弾く!」では如何ともし難いのだよな?
日本の音楽家達に取っては、師匠は絶対的なものであって、私が「そこは何故そう弾くのか??」と質問すると、「師匠にそう習ったから・・!」という答えが返って来る。
同じ質問を、その師匠にすると、きっと同じ答えが返って来るのだろうな??
そして、その答えはendlessになってしまうのだろうよな??
日本の家元制度では、師匠に質問をする事も疑問を持つ事も許されないのだよ。
家元制度は徳川家康が愚息に権力を継がせるために作り上げた制度なのだからね??型に入れば、それを出る必要は無かったからなのだよ。如何に完璧に師匠をcopyするかが、その力量になったのだよ。困った事だ!!
このVivaldiのOp.ⅣNr.6の楽譜は、日本版のViolin教則本の楽譜の中にも掲載されているように思っていたのだが、ふと「本当に、そうだったのかな??」と疑問が湧いて来て、全音の鈴木の教則本と音友の篠崎の教則本を調べて見たのだが、私が調べた限りでは見つからなかった。(鈴木の教則本では、同じVivaldiのg mollのViolin-ConcertoではOp.ⅦのNr.1が入っていたので、その曲と勘違いしたのかも知れないよな?)
いずれにしても、このOp.ⅣのNr.6の曲は見当たらなかった。

Ⅰ、Ⅲ楽章が一般的なVivaldiの学習教材のような雰囲気の曲なので、日本版でも出版されているように思えたのかも知れないが、この曲が教育教材のような感じの曲であるにも関わらず、不思議な事に教室では、あまり生徒に演奏させた事はないのだよな??
その主な理由は、curriculum的にちょうど同じようなlevelの技術を目的とする曲が、Vivaldiには多い・・というか、典型的なVivaldi風の快適な曲なのだからだ。
一見すると学習教材のようにも見えてしまう曲ではあるのだが、全ての楽章の全体の構成からは、Ⅰ楽章やⅢ楽章に対して、このⅡ楽章を演奏する事は、異常に難しい。

・・という事を鑑みて改めて判断をするならば、当然、Vivaldi自身のcurriculumとしては、この曲は簡単なlevelの教育教材ではなくて、相当、高度なtechnikを有する生徒に対しての課題曲だ、という事になるのだよな??
優れた作曲家達の作曲法には、spielbarという日本語訳の困難な言葉がある。日本人の作曲家達がEuropaの演奏家達から、よく文句を言われるのが、このspielbarなのだ!
楽章毎の技術levelは当然の事、各々の声部に関しても、その技術Levelが統一されていなければならないのだが、日本人の作曲する音楽は、1st.violinだけは充実して書かれているのだが、その他のpartsに関しては、同じようなspielbarが無いのだよな?
Ⅱ楽章のお話なのだが、
Recitative のような訥訥としたmelodieが断片的に鬱々と唄われて、突然、Ⅲ楽章のmainのthemaが倍に遅いtempoで2回、繰り返されて終わる。
このⅡ楽章で演奏されるtempoの設定で、しかも、このRhythmの特徴を持っているのならば、このtuttiはsarabandeとして書かれているという事が出来る。
長い訥訥としたrecitativoに突然、orchestraのtuttiとして、このsarabandeが登場して、またrecitativoのような訥訥としたpassageに戻って、また再びsarabandeに戻って静かにpatheticに終わる。
このRecitative のような、否、Monologueのような、断片的な訥訥としたmelodieのimageを演奏する事は、演奏家が最も苦手とする所であろうか??
つまり、自分が一生懸命に唄い込んで来たmelodie(主張)を、突然、「いや、そうではなくて・・!」と全否定して、次のmelodie(説得)に入って行くのだから•••、(そしてそれが、次々と何回も出て来るのだから・・)これは演奏家にとってはpressureそのもののなにものでもないよな??
曲のimageが突然に変わる所は、breathでfeintを掛けてimageをchangeすれば(主張を転じさせれば•••)それで、良いのだが、それが何度も繰り返えされる事で、あざとらしくなっても困るしね??
feintは、一、二回は効果があっても、度々は使える技法ではないのでね?
•••という事で、You Tubeで模範となる上手なinterpretationの演奏を探してみたのだけど、Ⅰ,Ⅲ楽章は、まあ兎も角、それなりの上手な演奏はあるのだが、流石にⅡ楽章の模範演奏は皆無であった。(勿論、今現在の話なので、これからも少し探して見るけれど・・)
periodではないのだけど、やはり一昔前のFelix AyoのI Musiciの演奏が秀逸で、演奏上のstyleとしても、聴き慣れていて違和感がないのだよな??
bezifferten Baßは殆どの演奏団体がCembaloではなくて、 positiv のorganを使用しているのは、それはとても良いのだけど、この不可思議な和音進行と断片的なmelodie-lineの処理で、Ricordi版の楽譜も、手こずっている。
i musiciのようにCembaloでの演奏の場合には、recitativoとしてmelodyとは無関係に唄って行く事が出来るので、このmelodyの断絶のpassageを弾く事は比較的に容易ではあるのだがね?
You Tubeで見つけたperiodの演奏でも、modernの演奏であるi musiciの演奏でも、feintをしないままに演奏しているので、melodieの断絶の所で、「語り」のimageが変化が弱いので、演奏には四苦八苦をしているのだよな。
ついつい、見るに見かねて、Organのpartとsoloのornamentを、欝の勢いに任せて作ってしまった。
出来上がったばかりの楽譜を見ての話しなのだが、こういった訥訥とした断絶した曲の演奏・・、こればっかしはパソコンの音源で演奏再現させる事は、全く無理なので、生音で演奏したい所なのだが、少子化やコロナで、orchestraでの演奏が出来る生徒達のmemberが少なくなってしまって、今すぐに生徒達に演奏してもらう事は無理なので、生の音源での演奏は暫くの間は諦めて、取り敢えず・・という事で、不本意ではあるのだが、パソコンでの音源をuploadしておく事にする。
勿論、生で演奏する機会があったら、この音源は削除する予定だ。
アハッ!



追記:

追記:
歴代の著名な作曲家達の作曲技法でよく知られている事は、全楽章を通して、同じMotivを使用する事がある、という事です。baroque時代の組曲でも、themaの中のMotivが全曲を通じて使用される事があるのですが、それは、古典派の時代のBeethoven達のような技法的なものではなく、impressionの場合が多いと思われます。
baroque時代のConcertoの形式はritornelloの技法で、A+solo1+A+solo2+A+・・・と続けられる事が殆どなのですが、Vivaldiの場合には、彼の独自の作曲技法に寄って、繰り返されるthemaが、常に変形されて繰り返される・・という手法を使います。これは同じbaroqueの作曲家としては極めて珍しいのです。


これがⅡ楽章では



のようになります。
また、Ⅱ楽章のtuttiに使用されるMotivはⅢ楽章では倍速で使われています。





構造分析とfinaleへの入力


scoreを作る・・とか、part譜を作る作業では、今時は手書きではなく、notationのsoftであるfinaleに入力をする事が多いのだが、音楽大学ではfinaleの講座もあるのだが、そこできちんと学べる事は少ない。あくまでも導入だけである。

私のPianoの生徒達はreal-time入力で、クォンタイム入力で音符の最小単位を指定して、一瞬で入力をしてしまう。
私のtouchの場合にはreleaseのtimingが悪いのか、クオンタイム入力が上手く行かないので、音符を入力してからの、コピー&ペーストでscoreを作成する事になる。
その入力の手順が、曲の構造分析の手順と全く同じなので、finaleに入力する事は、指導のためのlectureとしても無駄にはならない。

finale入力の手順

楽譜側の準備Ⅰ:
私の場合には、scoreをcopyして、themaとritornelloの形式を調べる。
全小節数を出して、

finale側の準備:
finaleのセットアップ・ウイザードによる新規作成を開いて、曲名等のdataと拍子、調、小節数等を入力して、確認をするための、Metronomのtempoも決めておく。実際の演奏されるtempoではなく、聞き取るためのtempoで良い。
これでtemplateが出来上がる。

練習番号等がある場合には、小節番号からリハーサルマークで練習番号を先に付けておくとmissが少なくなる。


楽譜側の準備Ⅱ:

scoreに蛍光ペンでthemaの塗り絵をする。
themaが全部再現される場合には、赤を使用するのだが、Vivaldiは反復される毎に、kleinigkeitの変化があるので、完全に同じに再現される事は少ない。
Locatelli 等の他のbaroque時代の作曲家では、通常は全く同じにritornelloが反復されるので、その分、Vivaldiはinterpretationが難しくなる。その都度Motivが変化されて、同じMotivを繰り返す事がないからである。

先ずは、ritornelloのthemaだけを、分析してその小節にcopyをすると良い。

次の楽譜は入力途中の楽譜なのだが、soloのViolinと、continuoのCelloを入力して、オケCelloとKontrabassと、Cembaloの左手のpartへコピペした所である。
soloのViolinは当然1stと2ndも同じpartなので、soloをcopyすれば良いし、結局、このPageで入力を別に必要なのはviolaのpartだけである。

練習番号[あ]の冒頭の8小節である。themaのAの8+8小節である。

①青で選択された小節がcopy元である。これを先ず、1stと2ndに貼り付ける。
同様にcontinuo-soloのCelloをオケCelloとKontrabassと、Cembaloの左手にcopyして、violaだけを追加で書くのだが、冒頭からの7小節を書き上げたら、後半にcopyするば良い。
copyの仕方は、ドラッグアンドペーストもあるが、shortcut-keyで、shift+copyとshift+pasteの方が断然早い。

Cembaloの右手を除いたら、これでthemaの16小節は完成である。
次にはこの完成したscoreを、themaAの部分にcopyをする。


②themaAは、引き続き練習番号[う]のsoloの入りに出てくる。同度で1回のみの8小節である。
③次には、練習番号[え]のritornelloのtuttiの56小節にthemaの回帰として登場する。
先ず、g mollのthemaを、冒頭の8小節のみをcopyして、そのまま56小節目にcopyをする。




次にユーティリティから移調を選んで、4度と下へを選択してOKをclickすると次の画面になる。


si♭がDouble♭になっているので、数字keyの+で♭に修正して、violaの最初の3小節がoctave下になっているので、violaのpartの3小節だけをselectして、transposeでoctave上げる。

以下、同様に練習番号[け]の123小節目からの8小節で、themaAのコピー&ペーストは終わりである。

同様に、次には、themaの後半部である練習番号[い]のthemaBのcopyなのだが、実際にはthemaBが使用されるのは、練習番号[く]の111小節目と、練習番号[こ]の131小節目だけに過ぎないし、また、partも断片的である。
この曲の場合には、むしろ、themaCが重要な役をしている。


themaCの使用されている箇所は、練習番号[か]の88小節目からと、117小節目と、最後のrepriseである練習番号[き]の142小節目から最後までである。



コピー&ペーストの留意点はKontrabass等の実音と記譜の音が違う場合である。
その設定は原則としてscore managerでやる。
ウインドウ⇒スコア・マネージャーをselectして、Kontrabassにカーソルを持って行くと、octave・upかNoneかの指定が出るので、コピー&ペーストの場合にはoctave・upを選択しておく事。後で、score・managerをselectすると、それまでに書いていた部分も全部octave下がってしまうので、修正が大変である。

baroque音楽の場合のritornelloのcopyは、全partを一括でcopyするのがコツである。
移調も一括で全体の部分を移調して、細部はその後で修正する方が早い。


Celloのcontinuo soloからKontrabass、Cembaloに至るまで同じ音なので、コピペで済む。
1stViolinと2ndViolinの掛け合いも、面倒くさければコピペと移調で出来る。


コピー&ペーストをする場合には、Motivの掛け合いだけではなく、対位のMotivも書いておく事


このMotivをコピペして、移調をすると良い。

soloの部分のcopyはもっと簡単である。殆どがSequenzで書かれているからである。







以下は100小節目のpassageなのだが、一見すると新しく登場したMotivのように見えるのだが、実際にはMotivのVariationに過ぎない。



2段目が元の譜面に書かれてる音符なのだが、その保持された高音は、themaBの伸ばされた音である。それにsoloの部分のMotivに出てくるpatternが組み合わされて出来ているpassageになる。

分析はendlessの作業なので、必要以上のAnalyseは無駄である。
この程度の分析で演奏するのには充分です。