harmonytrainer(harmony‐Director)


harmony‐Director

ヤマハのharmonytrainerは、一見すると安物のKeyboardにしか見えないのですが、実は学校用に作られた純正和音のtrainingや、rhythmの訓練をするための、特殊なKeyboardで、値段も学校用なので、馬鹿高い17万円もします。
多分、個人が買う事や、音楽教室で使う事等は想定していないと思います。
あくまでも、学校のブラスバンドの訓練用の楽器なのですよ。




操作panel

一見、安物のキーボードにしか見えないこのキーボードは、ヤマハのハーモニー・ディレクターという見かけによらず高価なキーボードで、純正調のハーモニーを出すことの出来るキーボードで、生徒の平均律と純正調の奏き分けの訓練用に長年活躍しています。

バロックの室内楽や弦合奏の独特の美しい響きは純正調の音階からもたらされます。

早期に平均律と純正調の奏き分けを学ぶことは、子供達に半音の1/4の違いすら聞き分けることの出来る音感を身につけることが出来ます。

教室の先生達による、periodの演奏である『Fiori musicali baroqueーensemble』では古式豊かに純正調での演奏とか、meantone調律による、演奏とか、その他その曲にあった任意の音律(音階)に設定し、・・より美しいハーモニーを創り出すための訓練もこのharmony‐Directorがお手伝いしております。





harmonytrainer

教室には、ハーモニー・トレーナーと、ハーモニイ・ディレクターの二つの楽器がありますが、実は、これはharmony‐Directorがharmonytrainerの後継機種だからです。
最初は検見川教室だけにharmonytrainerを置いていたのですが、花園教室でも、小さい子供達のオケ練習をするようになって、早い時期からの音感訓練が必要である・・という事で、

機能も大分、高性能になって、古典調律にも対応出来ているようなのですが、兎に角、高いのが欠点です。







しかし、純正の和音の響きを覚えるためには、結構、それなりに必要な楽器でもあります。
但し、純性調で指定しても、それでscoreを上書き出来るものではありません。

pointとなる和音の時だけ、harmonytrainerを使用しますが、普通のOrganのように、演奏出来る分けではありません。
そこが純性の勉強で難しい所かな??

耳で確認する先生が多いのですが、情緒的になると、毎回言う事が違ってしまって、生徒からの信用を無くしてしまう事になり兼ねないからね??










Rolandの電子ピアノなのですが、粗、機能はヤマハのharmony‐Directorと同じで、発売当時には、6万チョッとで購入出来る楽器が発売されました。
純正調や、古典調律も出来る優れ物だったので、生徒達にも薦めて、私自身もハイツの自宅用に購入したのですが、あまり売れなかったのかな??

今、改めて調べて見ると、値段が3万円代まで下がって、販売も停止されてしまっていました。
比較的に寿命が短かったのだよね??

純正調は良いけれど、実際に使うとなると、難しいのだよ。
特に転調楽節等を含む場合には難しいのですよ。
T⇒W⇒X⇒Tのkadenzでも、Xの和音の場合には導音処理をしなければならないので、そこをどうするか??なのですよ。

Pachelbelのcanonーchordの場合には、T⇒X⇒Y⇒V⇒W⇒T⇒W⇒Xという和音進行なのだけど、Vの和音が問題なのだよな??