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Hohmannの1巻の中には、auftaktの曲は10曲ぐらいしか出てきません。
Beyer教則本に至っては、5曲しか出て来ないのです。
auftaktは情緒的な傾向が強いので、正しくauftaktを演奏するのは、意外と難しいのですよ。
ピアノの先生はauftaktを正確なrhythmで演奏させようとする傾向があります。
それに対して歌の先生は、おしなべて、長めに歌わせるようです。
violinの先生の場合には、その中間ぐらいかな??

私が公開lesson等で、
「原則として、拍頭は弱拍となり、小節の最後の拍は強拍になる」と言うと、それから誰も私の言う事を信じなくなります。
だって、文部省的には、
拍頭は強拍でなければならなくって、4拍目(小節の最後の拍)は弱拍にならなければならないからです。
教室の生徒達は、古典派の曲を、いつもorchestraで勉強しているので、私の言う事を当たり前としか思わないのですが、そうでない人達にとっては、私の原則は有り得ない原則ですよね。
でも、私の言う原則論は、Bach時代から当たり前の話なのですがね。
楽典と拍節法の違いなのですがね???
kadenz等でも、女性終止でない限り、Tonikaは小節の頭に来ます。
でも、T⇒W⇒V⇒Tで、V⇒Tが弱⇒強では、曲は終わりませんよね。それじゃあ、kadenzにはならない。
dominanteは、Tonikaよりも強くなければならないのです。だから、4拍目は強拍になって、次の小節の頭のTのTonikaは必ず弱拍でなければなりません。
そんな当たり前の事が、日本では守られていないのですよ。












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