ヴィヴァルディ 「四季」
和声と創意への試み
「四季」(Le quattro stagioni)は、Antonio VivaldiのViolinConcerto集「和声と創意の試み」(Il
cimento dell'armonia e dell'inventione) 作品8のうち、 第1から第4曲の「春」「夏」「秋」「冬」までの曲を言う。
各曲はそれぞれ3楽章で構成されており、各楽章のscoreにはSo-netが書き添えられている。
これらのSo-netの作者は不明であるが、Vivaldi自身の作という説もある。
Il_cimento_dell'armonia_e_dell'inventione(和声と創意の試み)作品8は、1725年までにアムステルダムの出版社ミシェル=シャルル・ル・セーヌ社から出版された。
また、ほぼ同時期にパリからも出版されている。
ヴィヴァルディのパトロンであったボヘミアの貴族、ウエンツェル・フォン・モルツィン伯爵へ献呈されている。
第五番以下の曲も、教室としては常設のcurriculumとしての課題曲である。
index
第1番 ホ長調 RV 269『春』 - 『四季』
第2番 ト短調 RV 315『夏』 - 『四季』
第3番 ヘ長調 RV 293『秋』 - 『四季』
第4番 ヘ短調 RV 297『冬』 - 『四季』
第5番 変ホ長調 RV 253『海の嵐』
第6番 ハ長調 RV 180『喜び』
第7番 ニ短調 RV 242『ピゼンデル氏のために』
第8番 ト短調 RV 332
第9番 ニ短調 RV 236 (ヴァイオリン) / RV 454 (オーボエ)
第10番 変ロ長調 RV 362『狩』
第11番 ニ長調 RV 210
第12番 ハ長調 RV 178 (ヴァイオリン) / RV 449 (オーボエ)
芦塚音楽教室創設時の発表会風景、soloとCanonと「春」1983年2月6日ミュージックプラザ目黒小学生の部
commentはYou Tubeからの転載です。
芦塚先生は、帰国後からの10年間はお弟子さん達は大学生と受験生に限って指導していたので、子供の生徒はいませんでした。
35歳で大学の職を辞して、moratoriumの悠々自適の生活をしていたのですが、教育関係の人達に説得されて、千葉に芦塚先生の教育指導のmethodeを実践する場を1983年、38歳の時に作りました。今は亡き花園教室です。
You Tubeにuploadしたvideoは、1982年の大塚ホールでの演奏からありますが、その時には、未だ千葉の教室は開設はしていません。
次の年から、Violinの先生に芦塚methodeとしてのViolin奏法をlectureしながら、千葉や埼玉の子供の生徒達に指導の方法論を指導し始めました。(つまり、芦塚先生が直接、子供達を指導するようになったのは、教室を開設してから、生徒が増えて先生が足りなくなってしまったので、已む無く・・という事で、随分後の事なのです。)
1983年のこの発表会が千葉の花園に教室を開設して、初めての発表会となります。
studien-concertと名付けた発表会なのですが、教室を千葉に開いたばかりなので、芦塚先生の大学生の生徒達と、教室を作って入会して来た新しい小学生だけの、未だ中学生と高校生が育っていない、変則的な生徒達での発表会です。
教室を作ったばかりの頃には、子供達のorchestraを、Knaben-kammer-streich- orchestraと呼んでいましたが、最年長の生徒でも、小学5年生(4年生になったばかりの子供を指導して1年目)なので、本当に、正真正銘の児童室内弦楽オーケストラとなります。
videoは、ほぼ40年前の、βのvideo-tapeからhard-diskにdubbingした動画なので、非常に画像や音声が悪いのですが、40年前のvideoが出始めた頃の映像なので、未だ見れるだけで、良しとしましょう。
昨日は、編集のpowerdirecter18が壊れてしまったので、trimmingだけの、編集です。
第一部の小学生の部からの演奏で、小学1年生のSarasateのZigeunerweisenと、2年生のMendelssohnのViolinConcertoのT楽章と、頭が切れていて途中からの演奏になってしまいましたが、小学5年生のBeethovenのRomanze in Fです。
一部の最後曲は、小学生達のminiオケの演奏で、PachelbelのcanonとVivaldiの「四季」から「春」の演奏です。
Vivaldi Le Quattro Stagioniより「春」 1996年2月11日午後の部一番廣川智(中3)浦安市文化会館
commentはYou Tubeからの転載です。
昔のVHSの動画の4:3の比率を16:9の現代のテレビのサイズに直し(trimmingし)ました。
また、VHS録音時の歪み音、所謂、ビビリ音を修正しました。renewalしてuploadをしました。
Vivaldi「四季」より春T楽章2001年4月15日芦塚音楽千葉教室先生達の演奏
2001年の4月の15日の芦塚音楽研究所千葉音楽教室の春の発表会のopeningです。
教室の講師の先生達の模範演奏なのでT楽章だけの演奏です。(子供達の発表会で先生達が全楽章を弾いてしまっては、主客転倒なのでね??)
演奏はsolo中川美和、1stViolin大森千津子、2ndViolin斉藤純子、Viola大場美紀、Cello牧野由起子、Kontrabass川島弘子、Cembalo本田智恵のmemberです。
浦安市文化会館の大ホールという広い舞台なのに、僅か7名の少人数での演奏なのですが、会場いっぱいに広がって演奏するのは、見た目で人数が少ないのを多く見せるという効果の他に、音を広げて、音量を出すためなのですが、日本の一般的なensembleでは、お互いの音を聴き合うために、可能な限り中央に寄って演奏するのが一般的です。
今回のコロナの時に、政府から「隣の演奏者との間隔を1.5メートル以上開けて演奏するように」とのお達しで、「そんなに離れては、弾けない?」という音を上げたcommentを良く目にしましたが、教室では普段から離れて座るので、今回のお達しも何の問題もありませんでした。
videoを編集する前の当日渡しのvideo-tapeなので、演奏をしている先生達の全体の映像が無かったり、色々と問題の多いtapeなのですが、発表会のmaster-tapeが見つからないので取り敢えず「参考までに」この反省会用の暫定的なtapeで、uploadをして起きます。master-tapeが見つかったら差し替えますのでそれまでの暫定的な措置です。
soloのViolinと、それぞれのpartが各1名づつの最低限の人数なのですが、baroque-orchestraとしては、結構、普通の編成かも知れません。当時の領主は結構貧しかったので、楽員達は結構隣の領地まで出掛けて、演奏のトラをやっているのが普通だったからです。お城は派手派手しく見えても、それは外面だけで、内情は結構厳しいものがあったのです。
でも、VivaldiはPieta音楽院で、子供達を指導していたので、教会に居る限りは経済的には困らなかったハズですが、Pieta音楽院自体も経済的にはそんなに楽ではなかったようです。patronとなった多くの貴族達を満足させるための演奏会を、毎週のように開いていたような話もあるので・・ね??
芦塚音楽研究所千葉教室2002年3月21日第一部一番Vivaldi春
四季はそれぞれの楽章の曲にSo-net(14行詩)が書かれています。
その各楽章毎のSo-netは、音符の上にも、詩の断片が書かれていて、恰も、描写音楽の体をなしていています。baroque時代はBiberやFuxのような古い時代の作曲家からBachに至る作曲家までが、よく描写音楽のstyleで音楽を作曲しています。
T楽章のthemaが終わると直ぐに、3台のViolinのsoli(soloの複数型)に寄って、小鳥達のさえずりが演奏されます。通常はsolo-Violinと1st-concertmasterと2ndのPult-masterに寄って演奏されます。楽章の中間部にも、小鳥達のさえずりとして、3台のViolinによるsoliが出てきます。
U楽章はVivaldi特有の美しい静かなmelodieが淡々と演奏されていきますが、Violaの遠くで吠える犬の鳴き声が印象的です。犬の吠える声に聴こえるように、羊飼いの眠りを妨げないように、遠くから聴こえて来るように演奏しなければなりません。
V楽章はpastoraleのdanceです。ゆったりとした穏やかな8分の12拍子(付点4分音符の4拍子)の曲です。保持された低弦(CelloとKontrabass)とViolaが演奏するのはbagpipeの音の真似です。
ですから、senza-vibratoで開放弦のように演奏しなければなりません。
2010年4月4日 芦塚音楽教室 春のコンサート 第二部1番 Vivaldi Le quattro stagioniより「春」(中2)
2010年4月の4日の芦塚音楽教室の春のコンサート 千葉市文化センター・アートホールでの第二部の1番の演奏です。
演奏は梨衣(中学2年)です。
2017年3月12日「春待ちコンサート」千葉市花見川区花園地区自治会館しんけみ広場実行委員会主催
2017年3月12日千葉市花見川区花園地区自治会館しんけみ広場実行委員会主催「春待ちコンサート」の賛助出演です。
曲はVivaldiの春、soloは荒谷愛(小5)と古川紗來(小4)です。2楽章は先生と上級生達の演奏なので、今回は割愛しています。
2017年3月12日Vivaldi四季より「春」花園地区自治会館春待ちコンサート
このVivaldiの四季より「春」は、上記の演奏と同じ演奏なのですが、You Tubeにuploadをする段階で、U楽章を省いた形でuploadしていたので、homepageに整理する都合上、全楽章のCoupletでuploadをし直す事にしました。
演奏はT楽章を荒谷愛、U楽章を斉藤純子先生、V楽章を古川紗來、の演奏です。
Vivaldi La Primavera指揮芦塚陽二2017年4月2日芦塚音楽教室春のコンサート
2017年4月2日芦塚音楽研究所千葉音楽教室の春の発表会の演奏です。
曲はVivaldiのLe quattro stagioniよりLa Primavera、演奏はsolo‐violin荒谷愛(小6)TU楽章、古川紗來(小5)V楽章、
basso continuo‐Cembalo七星ひかり(中2)basso continuo‐cello山本珠加(高2)、指揮芦塚陽二先生です。
2011年10月9日Vivaldi Le Quattro Stagioniより「夏」(中3)芦塚音楽教室秋の発表会
Vivaldi Le quattro stagioni L'Estate 夏 指揮芦塚陽二 Ashizuka-Kammer-Streich‐Orchestra2012年6月24日 八千代市主催
commentはYou Tubeからの転載です。
2012年6月24日八千代市生涯学習プラザ主催の芦塚音楽教室の対外出演夏のコンサートの二部の演奏風景です。
Vivaldiの四季より「夏」。
指揮は芦塚陽二先生、芦塚音楽研究所千葉音楽教室の芦塚先生の門下生の生徒、OB、OGの演奏です。
芦塚先生の同門下生一同で演奏する利点は、全ての楽器の奏法が統一されていて、古式豊かな1点支持の奏法をしている事です。
そのために、最小人数であるにもかかわらず、大きな音量での演奏が可能になっています。
楽器の編成はsolo-violin、continuo-cello、Cembaloと1st2、2nd2、viola2、cello2、Kontrabass2の所謂、2名のkammer-orchestraとしては最小の室内弦楽orchestraの編成になります。
この頃から、おっかなびっくり、教室のbaroque-orchestraの演奏に、periodの奏法を取り入れ始めました。
しかし、このL’Estateでは、未だ基本的に一般的なinterpretationである現代のinterpretationのままの演奏です。
夏 Vivaldi四季より 芦塚音楽千葉教室 深まる秋のコンサート花園自治会館主催17年11月19日
芦塚音楽研究所千葉音楽教室の花見川区花園自治会館のコンサートです。
八千代のProbeとしての演奏会です。
1楽章は古川紗來(小5)、2楽章は千野瑞希(小5)、3楽章は荒谷愛(小6)、basso continuo-celloは森真雅(小5)、Cembaloは七星ひかり(中2)です。
「四季」より L'estate(夏) period-style芦塚音楽千葉教室2017年11月八千代市主催
commentは、You Tubeからの転載です。
2017年11月23日の八千代市生涯学習プラザ主催の「オータムクラシックコンサート」での演奏風景です。
soloはT楽章、古川紗來、U楽章千野瑞希、V楽章荒谷愛、continuo-cello森真雅、continuo-Cembalo七星ひかりです。
曲はVivaldiのLe quattro stagioni(四季)よりL’Estate(夏)で、以前17年の11月にYou Tubeにuploadした動画です。
八千代市の生涯学習プラザのホールは、音楽専用のホールではなく、多目的ホールなので、音楽を演奏する場合には、音響的には少し問題があります。
多目的ホールの場合には、講演や会議等にも使用されるので、言葉が聴き取り易いような条件が入ります。
だからコンサート・ホールのように、acoustic(残響)が大きいと言葉が聴き取り難くなってしまうので、残響が少ないように設計されます。
八千代のホールの場合にも、正面だけが反響板の役をしますが、下手側や後ろ側は大きなガラス壁で、夜は、暗幕でガラスの壁のcoverをするので、残響が全く無いので、弦楽器や管楽器の演奏には向きません。
コンサート・ホールの場合には、ホール自体が楽器の共鳴箱の役割をして、楽器の音を増幅して来れるのですが、低音域、中音域、高音域とあって、それぞれの音域の特性で、演奏される楽器が異なって来ます。
orchestraの場合には、全ての音域がちょうど良いbalanceで響かなければならないのですが、それはとても難しく、balanceの取れたコンサート・ホールは日本には数少ないのです。
acousticが強い小さなホールでは室内楽が好まれて演奏されます。
また、中音域が良く響くホールは歌や管楽器の人達に好まれます。
音域による響き具合の他に、acoustic自体の長さ(所謂、残響の長さ)も、演奏に非常に影響します。室内楽やbaroqueの演奏には、acousticの強めのホールの方が好まれます。
演奏家がホールを選ぶ時には、収容人数だけでなく、ホール自体の弾きやすさもホールの選択の条件になります。アハッ!まあ、それ以上にホールの借り入れる費用が優先である事には変わらないでしょうがね??
教室での対外出演では基本的には教室主催ではないので、ホールの費用は関係ありません。
対外出演で、招待されて演奏をする場合には、ホールを選ぶ事は出来ません。だから、baroque時代の演奏技術には、「technical-acoustic(多分、技術的残響)」と呼ばれる、全く残響の無い場所でも恰も残響があるように演奏する方法があって、私達の教室でも、オケ練習に参加するようになると、小学生の内から、そのような奏法を学んで、演奏しているので、八千代の多目的なホールでも、コンサート・ホールのような残響を作って演奏をする事が出来ます。
八千代の演奏でも、結構、残響が大きいような演奏をしていますが、それは弦楽器の奏法で作り出している仮想(virtual)の残響なのです。この奏法はbaroque時代のperiodの奏法なので、日本の演奏家達は知らない奏法であると思います。
昔、何気なくテレビを見ていたら、「題名の無い音楽会」という番組で、指揮者の誰かこのtechnical-acousticの奏法に付いて、素っ頓狂な解説をしていて、「こういう風に弾くとEuropaのacousticの多い会場では気持ち良く聴こえる」とか、弦楽器のorchestraの人達に的外れの演奏をさせて、その解説をしていました。間違えた弾き方ではEuropaの会場でも間違えたようにしか聴こえないのだよな??困った事だよな??
そこまでは、ホールのお話でしたが、次の問題は録音・録画に使用しているcameraやmicrophoneのお話です。
教室で撮影用に使用しているvideo-cameraは、家庭用のvideo-cameraなので、まあ、映像は兎も角としても、音声は日常の生活音までの録音という限界があって、外付けで、外部micを使用したとしても、professionalなmicrophoneと比較する事は出来ません。
金額的にも10倍どころの値段差では無いでしょうかね??
「月と鼈」どころの差では無いのですよ。
しかも、編集に使用しているCyberlinkのpowerdirecterも一般用の編集softなので、特に音声に関しての編集には限界があります。
pro仕様のvideo-cameraやmicrophoneとは比較にはなりません。
という事で、17年の八千代の演奏をYou Tubeにuploadしていたのですが、冒頭から聴こえるorchestraのビビリ音や会場のnoiseには辟易していました。
半ば、諦めていたのですが、コロナで、自宅に閉じ篭る生活を余儀なくされて、時間が出来たので、Cyberlinkという汎用の安いsoftではありますが、今回は、私の可能な限りの、出来得る限りの技術を使って、音声に限って・・ではありますが、そのnoiseを取る事に挑戦して見ました。
今回のtroubleは、audio-duckingを設定していないにも関わらず、pianissimoから、突然fortissimoになる時に、逆に音声をcutされて、弱くなってしまった事です。
audio-duckingは最初から使用しないので、全部の設定を全て0に設定して、使用はしなかったのですが、forteとfortissimoのcontrastが出来ません。forteから更に盛り上がると、逆に音量がcutされてしまうのです。
困った事だよな??
proに頼むと友人でも、タダという分けにはいかないのでね??(教室からは費用は出しては貰え無いので・・ね)
2017年の5年前の2012年の6月の24日にも、八千代市主催のコンサートで、同じVivaldiのL’Estate(夏)を演奏しました。
その当時、八千代で演奏をした生徒達の年齢層は、今回(17年の11月23日)に演奏した子供達より少し年齢層が高く、中、高生と、OB,OGと先生達の賛助出演になっています。また、Vivaldiへのinterpretationも、常識の範囲内のorthodoxな一般的な解釈で演奏しました。
しかし、今回の演奏では、私のmottoである、「同じ曲を演奏しても、同じ演奏はしない」という原則通りに、interpretationに色々と大きな変更をして演奏をしました。
その変更点の一番は、periodの奏法(interpretation)を使用している事、次に、音楽の解釈を、Sonettoの詩による絵画的な表現として、自由なtempoでapproachをしている事です。
Vivaldiの作曲技法では、recitativo(若しくはsolo)の場所では、自由な拍を持たない演奏法を多く使用して演奏しています。
Concertoの中では、soloの部分だけでなく、basso continuoを従えたsoliのままで自由に演奏する場所さえ見受けられます。
拍子を持たない歌い込み・・というのは、Vivaldi独自の演奏styleと言えるのかも知れません。
例えばT楽章ですが、soloの部分を即興風に、自由なtempo(ad lib.)で演奏しました。
その具体的な一例としては、先ずはT楽章の最初の冒頭の休みは、最初の音であるにも関わらず、収めの音として長く休んで、演奏して、2拍目、3拍目は早いtempoで自由に演奏しています。但し、主軸が小学生という事で、自由なtempoで指揮に合わせて入って来る・・というのが、本番ではとても怖いので、不本意ながら、子供達の限界のtempoの入りを考慮して、或程度の規則性を持って演奏しています。
小学生の子供達に取っては、このrandomな拍上の演奏は、未だ無理なので、それは次回のもう少し年齢層の上がったmemberの演奏の時に挑戦する事にします。
T楽章はtempoの問題もさることながら、純性の和音の演奏が難しく、参考にproのperiodの演奏団体の演奏も聴いて見たのですが、proと言えども、大した出来ではなかったので、参考にはなりませんでした。
また、U楽章のsoloの後に出て来る、雷の音を表したtuttiの部分ですが、殆どのscoreにはforte、もしくはfortissimoになっていて、殆どの演奏団体はそのように演奏しているのですが、ここではSonettoに従って、遠くの方で鳴っている雷の音が段々、近づいて来て、また遠のいて行く・・という風に、最初はPiano、次にforte、3回目はfortissimoで、最後にはpianissimoという風に演奏する事にします。
こういった演奏の方が、scoreに書かれているSonettoに対しては、忠実な演奏表現であり、描写だと思うのですが、色々とperiodの演奏団体の演奏を聴いて見たのですが、そういった風に演奏している団体は、残念ながら一つもありませんでした。
V楽章で本当に厳しい嵐の風景になるので、U楽章は、その前の絵画の風景としての描写です。
小学生に取ってはperiodの奏法の練習がかなり難しかったようなので、messa di voce奏法や、膨らましの奏法等、特に純性の和音の響き等々、技術的に小学生には余りにも難しい課題だったので、演奏自体は上手く行っていないのですが、次回のrevengeを待つ事にします。
今回の2017年の11月の八千代の演奏での、前回の演奏との違いは、先ず、主軸となるsoliの生徒達が全員、小学生である・・という事です。
つまり、1楽章のsoloは古川紗來(小5)、 2楽章のsoloは千野瑞希(小5)、 3楽章のsoloは荒谷愛(小6)、そして、continuo-celloは森真雅(小5)、continuo-Cembaloだけが、中学生の七星ひかり(中2)の演奏です。
勿論、orchestraとしての参加者にも中、高生が参加しています。
小学生達のsoloなので、お客様からも見えるように、solo組を全員雛壇に上げて演奏しています。
という事で、前回の八千代の時の演奏者は、中、高生達に対して、OB、OGの助っ人が入っての演奏でしたが、今回は小学5、6年生が演奏の主軸であり、それに対して大学生やOB、OGの人達がオケbackで助っ人として演奏するという事で、生徒達の平均年齢は前回と今回では演奏者の年齢差は大変な落差があります。それにしては、技術的な差は兎も角として、演奏はとても頑張った・・と思っています。
ちなみに、いつも書いている事なのですが、八千代で演奏しているmemberは、先生、生徒一同、全員芦塚先生の門下生です。という事なので、演奏法は日本では非常に珍しい、古式豊かな1点支持の奏法になります。子供達がperiod奏法が出来るのは、元々1点支持の奏法で学んでいるからなのです。
2017年11月23日八千代市生涯学習プラザ主催深まる秋のコンサートからVivaldiの四季より「夏」芦塚音楽教室
2017年11月23日の八千代市生涯学習プラザ主催のコンサートからVivaldiの四季より「夏」です。
この演奏は、以前から、You Tubeにuploadしていた演奏なのですが、ビビリ音(歪音・noise)が酷くて、聴くに耐えられなかったので、uploadをした動画の音声のnoiseを取る試みをして、uploadし直しました。
しかし、殆ど、ビビリ音(音の歪、noise)の改善は、ほとんど見受けられなかったので、今回コロナでの、引き籠もりでの時間を有効に活用して、今回の2022年2月の9日の時点で、5年振りに、思い切って、再度、video-cameraのdataから、編集をやり直しました。
しかし、video-cameraのdataをDVDのdisc に焼く段階で、既にnoiseが発生していたので、noiseを取る事は困難の極みだったのですが、なんとか頑張って、最小限に抑えました。
3台のvideo-cameraからのdataからの編集のやり直しなのですが、殆ど、編集されていて、それぞれのvideo-cameraの映像では無かったのですが、それでも、次いで・・・という事で映像の編集もやり直してしまいました。
と言う事で、全くのrenewalになってしまいました。
安いsoftなので、noiseを抑えようとすると、高音域がモコモコと霞んだ状態になってしまいます。なるべく高音域の音の輝きを残したままでの編集は、soft的にも、専門外の私の編集の技術的にも結構難しいものがあります。
powerdirecter以外のsoftも試して見たのですが、今の段階ではこれ以上のnoiseの修正は難しいようです。
同日の同会場での演奏での、他の曲のnoiseは余り気にならないように収録出来ているのですが、この曲だけ、noiseが立っていました。
どうした事でしょうかね??理由が分かりません。video-cameraのdataや、編集はこの時期には私は、全く未だ始めていなかったので、外注なので、私には理解出来ませんが・・。
Vivaldiの「四季」の秋のT楽章で、いつも私を悩ませるのは、tempoの設定である。
秋のT楽章のtempo設定に関しては、tuttiのtempoで、soloを演奏する事は、技術的に不可能に近いので、solisteの限界のtempoでオケを指揮するか、それともsoloのpartは自由にad.lib.で演奏させて、オケはin tempoで対比させるように演奏するかで、何時も悩むところである。I Musici等の色々な団体の演奏を聞いても、そこは相変わらず曖昧である。
という事で、私もご多分に漏れず、毎回tempo設定を変えて、演奏している。
そう言う分けで、今回はsoloはad.lib.で演奏させる事にして、全体のtuttiはorchestraのin tempoにして、126以上のtempoで演奏する事にします。
今回は敢えて、練習のthemaにはしなかったのだが、厳密に言えば、soloviolinのpartに出てくるダブルストッピングの問題もある。
soloviolinは常に3度や6度の重音を奏くのだが、Aが解放弦である場合が多い。
混乱しないように、注意をしておくと、F Durの基音のFの音を取る時に、Aからの純正3度でFを取ろうとする人達が多い・・という事なのだよ。
しかし、下のFとAを純正で取ろうとすると、上のAが5サイクル程高めになるという問題が生じる。つまり、Fの音が高くなってしまうのだよ。
もし、間違えてsolisteがFの音を高めに取ってしまうと、オーケストラが下のFを下げて演奏する事はすこぶる難しい。
ViolaやCelloでは、開放弦にCの音があるので、Fを取るのは簡単である。
しかし、ViolinにはCの弦が無いので、Fをどう取るか??というお話なのだがね??
violaとCelloが低音の開放弦がCの音である。つまり、F Durのdominanteの音である。
F DurのdominanteであるCから、完全5度をFとした時に、開放弦のAは純正では調和しないのだ。
FとAの3度を純正で取って、Cを犠牲にするのか??それとも、FとCを完全で取って、Aを犠牲にするのか(開放弦ではなくpositionとして取るのか?)という問題なのだが、Cは属音なので、Cの開放弦の方が重要である。
オケ練習ならば、ViolaとCelloの開放弦上にViolinがFを取る事は簡単なのだが、自宅で練習する時に、何を拠り所にすれば良いのか??という課題だよ。
実際の「秋」の曲の中には、この開放弦の下に3度を取るpassageは一度も使われていません。
出来ない事は最初から書かない・・という優れた作曲家の作曲力です。だからオケ的には問題は無いのだけどね〜ぇ??
2012年11月4日(京成検見川オケ教室の)四季の「秋」の通し練習です。(この動画は削除しました。)
solisteが、突然、八千代の本番での出演をドタキャンして、学校の部活の練習に行ってしまったので、八千代の本番では 急遽、斉藤先生がsoloを演奏する事になりました。
@最初から、(14小節目のsoloの部分を含めて)、32小節目まではin tempoで演奏する。
A 32小節目からのsoloは、ad.lib.で、最初はゆっくりと、よたよたとUbriaco(酔っ払い)が、道をふらつきながら歩いているように、下りでずるずると滑り落ちるようにだんだん早くなって、登りでは遅くなって、またちょっと早くなって、というように、TK35の3拍目で収める。
この酔っぱらいのmime(マイム)は、一番よく見受けられるmimeであるが、その滑らかな動きは、やはりチャップリンのmimeが最も印象的であろうか。
36小節目からは遅めから37の後半から、段階的に段々速くしていって(芦塚メトードでは段階のaccelerandoと言う)8小節目までには、tuttiの本来のtempoに戻す。
オケは、待たないで(feintしないで)ストレートに入る事!⇒これは前回の演奏とは全く違うので、よく意識する事。
譜例:
譜例:
B tk53の下行のscaleはrit.をして8分音符はゆっくり目に演奏する。
C 57小節目ではtuttiはsubitoに、in tempoで演奏する。(soloのtempoを引きずらないように!)
D 67のUbriaco(酔っ払い)はAと同様にゆっくりから早く、を3回繰り返して、70でふらふらというimageを出して演奏する。
譜例:
E 89のsoloはsenza vibratoで始める。92の3拍目から93にかけての納めは、少しvibratoを入れる。
Tk94の2回目から、一回目同様に、またsenza vibratoで始める。
195小節目のsoloとviolaのfermataで、伸ばしている音に少しvibratoを入れて余韻を作る。
全楽章を通しで演奏する時には、最後の小節はあまり遅くしないでさりげなく終わらせる。
U楽章
U楽章は、senza vibratoで純正で演奏する。
まず、最初に3和音になる音を選び出して、純正の響きを確信して、残りの音を追加する練習をしなければならない。
3和音になる小節、若しくは、省けば3和音になる小節を↓で示して、省く音を←×で表した。以下、譜例参照
V楽章
@番目のcheckは、9小節目(通し番号169小節目)のoctaveの上のFが揃わない。だから、次のEsも合わない。(理由⇒positionが一人一人違う。Positionを合わせないといけない。2nd positionのoctaveから順番で良いのでは??)
A 14小節目(通し番号174小節目)のbow⇒down、downか弓順か意見が分かれてしまったが、芦塚先生はdowndownのbowを指示している。
B59小節目和音は、baroqueviolinの演奏では、駒がなだらかな事と、弓が丸く弱いので、普通に演奏しても、和音のように2弦が同時に聞こえてくる。
譜例:
アーヨーやカラヤンの現代violinと現代棒で演奏すると2弦を演奏するのは困難になるので、ついついMendelssohnのconcertoのkadenzのようにleggieroで飛ばしで演奏してしまう。
譜例:
しかし、1990年以降はbaroque音楽の研究も進み、baroqueの演奏も盛んになって来たので、今ではそういった現代的奏法で演奏する演奏家は少なくなった。
梨衣は、Baroqueviolinと昔の弓を使用して練習して音楽のimageを作ってみるとか??
以上が秋の昨日12年9月2日日曜日のオケ教室でのオケ練習の指導上のpointである。
(伝達:芦塚陽二)
2011年12月18日八千代市生涯学習プラザ主催のクリスマス会
2014年クリスマス会 音楽人形劇 ヴィヴァルディの冬2014年12月23日芦塚音楽千葉教室 自治会館コンサート
2014年12月23日の芦塚音楽研究所の千葉教室の人形劇です。人形の操作とセリフはお母様方、お父様方です。
演奏は教室の上級生のお姉さん達です。
ストーリーはVivaldiの冬を中心にした構成して牧野由起子先生が作りました。
指揮は芦塚陽二先生です。
芦塚音楽研究所千葉音楽教室、2016年12月25日の千葉市花園の自治会館でのChristmas会
芦塚音楽研究所千葉音楽教室、2016年12月25日の千葉市花園の自治会館でのChristmas会での未公開映像の演奏です。
全体を写したangleが全くなかったので、この時の演奏はupしていなかったのですが、映像は別にして取り敢えずuploadする事にしました。
ちなみに、サンタさんの衣装とトナカイさんの衣装なのですが、小学生までがトナカイさんの衣装で、中学生から大人がサンタさんの衣装になっています。
劇中劇の中でサンタさんとトナカイさんが出て来るので、その衣装のままの演奏です。
Concerto Op.8「四季」よりNo.4『冬』Vivaldi 千野瑞希 芦塚音楽教室秋の発表会
芦塚音楽研究所千葉教室の2020年10月11日の秋の発表会の演奏風景です。
曲はVivaldiのLe Quattro StagioniよりL'Inverno(冬)です。
Violin-soloは千野瑞希、continuo-Celloは山本珠加、Cembaloは岡村智子です。指揮は芦塚陽二先生です。
曲は本人の希望です。