Mozartの演奏の難しさは、ホームページにもその理由を何度か書いてきました。
譜面(ふづら)や音は簡単なのに、本当にちゃんと演奏しようとすると、結構、難しいヴァイオリン奏法のテクニックを要求されます。
全楽章を通じて何度もチャレンジしてきましたが、その都度舞台に乗る事はなく、再チャレンジになって来ました。
今回の八千代のアイネクのT楽章も、八千代の会場以外を含めても、何度目かの挑戦になります。
しかし、やはり難しい。曲は、普通に聞くと、何でもないpassageなのに、演奏する方には超高等技術が飛び出します。
出来ない所は決まっているのに、何度抜出練習をして、再チャレンジしても、やっぱり難しいのです。
そういった前提でこの話は進みます。
@の問題は、まず、1stと2ndが弾かなければならない、3和音の弾き方の問題です。一般的にはこの3和音は、3弦同時に弾かれるか、若しくは、弓を弦から離して構えて、叩き付けるようにarpeggioで弾かれる事が多いようです。