私の部屋にマイゼンもどきの人形があります。
もどきというのは、不思議なことにこの人形を製作した会社のロゴが入っていないのです。
だから、国産の人形か、外国の人形かすら分かりません。
それに、チェロやコントラバスにしては楽器の形や構え方がちょっと変ですね。
指板(正しくは指盤)もチェロに比べると、随分と広いですよね。


                
もう一枚の写真は少しななめからの写真です。弓の持ち方や楽器の形、まあ、この時代だったらチェロでもエンドピンがないのは当たり前ですが、それにしても不思議な形です。



                



少し横から見ると、有るかないか分からなかったエンドピンなども、思ったよりも丁寧に作られているのが分かります。実はこの楽器はビオラ・ダ・ガンバ(膝のガンバ)と呼ばれているバロック時代に、主流を成していた楽器を模したものです.

                     


この絵のタイトルは「baroqueKontrabassを奏く女」だそうです。
しかし、どう見ても、この女性が演奏している楽器は、かなり大きめのサイズのヴィオラ ダ ガンバです。所謂、バス ガンバです。今だと女性はもう少し小振りの楽器を演奏すると思います。多分、男性用の楽器(ビオラ ダ ガンバ)をそのまま弾いているのだと思います。かなり指盤が広いですが弦の数が4弦ではなく、6弦だからです。調弦は同じ6弦のギーターと同じように調弦します。真ん中の3度から両方へ4度の調弦です。勿論、scordaturaの低音があるのはギターと同じです。