という事で、顔が分かる写真を・・・??と思ったのですが、私の生徒ではないので、そりゃ、チョッと、まずいかな??・・・と思ったりしています。
・・・って、書いたけれど、パソコンも個人情報の問題も無かった頃の、時代の写真なので、さほど深刻に考える問題ではないので、もう一枚、この写真の時のensembleの風景をupしておきます。
右側のfluteを弾いている人は、この中学生の子の先生で、私の音大時代の後輩になります。
まだ、完全には真っ黒ではないけれど、黒くなりかけの頃の写真です。
本当は、雪のように真っ白な(陶器肌というのかな?)美少女です。
(江古田教室の練習風景)
inventionや平均律には時として、現代の和声法では理解不能な和音進行が見受けられる事があります。
sinfoniaでも、この12番A Durの11小節目の後半から12小節目の後半に至る不自然な和音進行があります。
9小節目から13小節目までは、本来はchromaticのSequenz進行をしなければならないのですが、diatonicのSequenz進行をしているので、和音進行的にチョッとした無理があります。
9小節目EDurから、いきなり3拍目でfis mollのdominanteの和音に行きます。そして10小節目の頭で、fis mollのT度、3拍目で、E DurのX度から11小節目で、またE DurのT度に戻ります。
しかし、11小節目の3拍目では、和音が長七の和音であり、Xの七のdominanteの和音ではないのです。
この和音は、音型的にはSequenzなのですが、和声的にはSequenzにはなりません。不可思議な進行です。
そういった和声上の問題は、同時に別の問題、(・・・矢印の所の音が対斜(Querstand)を引き起こして)、その音だけを抜き出すと、凄い音がします。
和声の問題を度外視して、Sequenzの音型だけを活かせば、この通りの譜面になるのですが、Bachとしては、あまり良い解決法とは言えません。
という事で、二つのBachの直筆のfacsimileを調べてみたのですが、いずれもUrtext通りの譜面で書かれています。
という事で、Urtextでない譜面では、その音を訂正してある譜面もあるのですが、それもあまり良い解決法ではありません。
参考までに、その譜面の和声譜も、作って起きました。
参考までに、もう一つのfacsimileであるWilhelm Friedemann Bachの練習帳から、同じ場所を掲載しておきます。