芦塚陽二先生個人所有の
バロック・ヴァイオリン
index
baroqueviolinについて

2014年に新たに購入された芦塚先生のbaroqueviolinの色々

baroqueのbowについてのお話




本文


baroqueviolinについて

教室には教室所有のbaroque楽器と楽譜があります。・・・・と、書きたいところですが、残念ながら、実は、
先生達が演奏活動をしている時に、使用しているbaroque楽器は、実は教室所有の楽器ではありません。

「それはどうしてか??」 というと、教室が有限会社として経営されている関係上、教室としては、baroque楽器や楽譜を、会社として、購入する事、所有する事・・は、出来ないからなのです。

法務局のお達しでは、音楽教室は、会社なので、営業活動をする場所でなければならないのです。
baroqueの楽器は、それ自体では、お金を稼ぐ楽器ではないので、直接的には、会社としての営業活動の道具にはならないからなのです。
・・・という事で、baroque楽器の大半は、私(芦塚陽二)の個人の所有(私財を使って買い揃えている楽器)であって、それから、教室の先生達に貸与する形になっています。

ですから、私が、個人的に持っているbaroque楽器は、私の個人的な趣味が入っていて、(あくまで、私にとっては)色々と面白いものが数多くあります。



上段は聖者の顔のbaroqueviolinです。
下の段の楽器を先に説明します。下の段の楽器は、大振りのviolinにも見えますが、非常にめづらしいbaroqueviolaです。

何が、非常に珍しいか??と言うと、baroque時代では、未だに、violaは独立した楽器としての地位を得ていませんでした。

orchestraでも室内楽でも、基本はviolin2台とcelloとKontrabassで、violaは、なくても良いのだが、あれば、もっと良い・・という程度の価値付しかありませんでした。

という事で、baroque時代の前期、中期は、violaは未だ楽器として、定形の確立した楽器ではありませんし、violin型のviolaは、寧ろ、baroque時代には珍しい物だったのです。
baroqueviolaは演奏の機会も少ないので、中々、violaという楽器そのものの出物がありません。

不定形と言えば、私は、昔、Viole族のviolaを所持していましたが、当時お金に困っていたので、楽器店に販売を委託していたのですが、楽器店の内部のトラブルで紛失されてしまいました。
viola da gambaやviola d’amoreのような多弦の楽器ではなく、通常の4弦でしたが、Kontrabassのような背と真っ平らな裏板が特徴でした。その当時は、未だbaroqueviolinやbaroquecelloを演奏出来る生徒を育成する以前の時代だったので、baroqueの演奏にその楽器を活用する事が出来なかったので、売りに出していたのです。
個人的に委託していたので、伝票が起きていなかったので、楽器店のトラブルで楽器が失くなった時も、楽器店の人達自身が失くなった事を、記憶してくれませんでした。つまり、お金も入らないままに、紛失という事で、うやむやになってしまったのです。その時に写真でも撮っておいたら良かったのですが、当時は、私がbaroqueの音楽を専門的に指導していくとは、考えていなかったのです。


baroqueviolinの話に戻って、上の写真のneckの部分のupした写真です。

次ページ