今回は、芦塚音楽研究所の音楽教室のprogramとしては、初めての曲であるHenry purcellのchaconne ト短調を演奏します。


教室では、と言いましたが、事実上は、日本では、殆ど演奏された事はないと思います。
多分、本邦初演と迄は言わないとしても、大変珍しい演奏になると思います。

本日はベンジャミン・ブリテン版を使用して演奏します。

Henry PurcellのChaconne g moll originaleditionとbenjamin Britain版の合版です。


2012年4月1日千葉地区の発表会の演奏です。 千葉市文化センター・アート・ホール

2012年4月1日千葉地区発表会千葉市文化センター・アート・ホール
purcellchaconne g.wmv

千葉教室の発表会の時の演奏です。
勿論、上記の四日市教室のmemberとは全く違うmemberでの演奏です。



2012年6月24日八千代市生涯学習プラザ主催 Early Summer concerto

比較譜として芦塚陽二版の演奏です。
purcell chaconne g Ashizukaversion
2012年6月24日八千代市生涯学習プラザ主催Early Summer Concert


benjamin Britainという作曲家は、現代イギリスの誇る最も著名な、イギリスの音楽史上尊敬される、henry purcell以降の最高の作曲家です。
orchestraの為の「青少年の為の管弦楽入門」という曲でも知られています。
「青少年の為の管弦楽入門」と言う曲は、副題を「Henry purcellのrondoの主題による変奏曲とフーガ」といいます。
この主題となるhenry purcellのrondoの原曲は、私達の教室のホームページのtop・Pageに、芦塚先生の手による、realizationのCembaloの演奏が流れています。

今回の発表会では、超有名な作曲家の手によるHenry purcellのchaconneのrealizationの譜面と、purcellのoriginalの版とを、芦塚先生が比較検討(kritik)して、演奏しています。

さて、ここで「realization(リアリザチオン)」とかいう、聞いた事も無いような音楽の用語が出てきましたが、その「Realisation」という言葉について、何時もの通り、少しお話を致しますので、音楽四方山話の雑談として、ご清聴ください。

ヴァイオリンやピアノを習い始めたばかりのお子様が、初めてバロック音楽と遭遇するのは、多分、BachのMenuett ト長調 辺りの曲ではないでしょうか?
非常にシンプルに作曲されている名曲ですよね。
譜例:

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