お酒用の升は、漆塗りの豪華な升も、升酒用に「1合升」として、売られていますが、1合升とは言っても、正しく計量出来る升は、少ないようなので、老婆心ながら、敢えて注意をしておきます。
1合升とは名ばかりで、あくまで、おチョコの代用として、作られているので・・・・。
おチョコには、正確な計量は必要はないのでね。
昔のご飯
このPageの最初で書いたように、昔々の、私の幼い頃には、ご飯のおかずも、全くない日も、そんなに珍しい事ではありませんでした。
・・・という事で、ご飯のおかずもない時がよくありました。
そんな時、残ったお味噌汁にご飯を放り込んで、食べていました。
でも、同じ物を当時のワンちゃんが食べていたので、それを「ワンちゃんご飯」と言っています。
これを「猫マンマ」(マンマというのは幼児語でご飯の事です。)と、勘違いしている人も多いのですが、猫まんまは、ご飯に削りカツオを、乗せたものを言います。
飼い犬でも、野良犬でも、当時はワンちゃんは、皆雑種だったのですよ。
昔の時代には、ドッグ・フード等というものは無かったし、犬に餌をやる程経済的に裕福ではなかったから、犬や猫は人間の余り物を食べていたのです。
でも、昔と言ってもそんな昔の話ではなく、戦後直ぐの頃の話です。
(それは昔々の話だな〜ぁ!!って??そりゃ、そうかもネ??)
おばあちゃんは、よく、煮干をワンちゃんご飯の上にかけてあげていましたが、それはとてもご馳走だったのですよ。
子供も頃は、煮干をおやつの代わりに食べていました。
私は、一汁一菜ではないのですが、必ず、お味噌汁が、食卓に無いと、ご飯を食べた気にならないので、お味噌汁やお吸い物は食卓には必須なので、先生達が忙しくて、お味噌汁を作る暇が無い時のために、インスタントのお味噌汁を色々な種類を買って備蓄して、非常事態に対応しています。
それでも、「おすましが食べたいな?(飲みたいな??かな??)」と思っても、一切、何もない時には、お椀に、とろろ昆布とだしの素をお湯に溶かして、仕上げにレモンの皮を5ミリ角ぐらいを1個入れて、お湯を掛けて、インスタントのお吸い物を作ります。
実に手軽で、しかも美味しいのよね。
でも、今のお母さん達は、余りお味噌汁を作る事は好きではないようですね。
子供達に聞いても、お味噌汁を家で飲む習慣のない家庭の方が多いようです。
昔は、例え一汁一菜だとしても、御汁は欠かせなかったのですがね。
そこは、今と昔の違いかな??
次の日の朝に、前日の残ったお味噌汁に冷えたご飯を放り込むと、ワンちゃんご飯ですが、前日の夜の、お鍋の残りにご飯を放り込むと、雑炊になります。
お鍋は、豚や牛のお肉と野菜で作りますが、昔は、お肉が高かったので、鶏肉で作りました。鶏肉は、安く手に入ったからです。
それを常夜鍋といいます。
鶏肉も、無い時には、お魚と一緒に料理すると美味しいお鍋が出来ます。
今と違って、当時は肉に比べて、お魚はとても安かったのですよ。
今は、反対にお魚の方が高価になって来ていますがね。
何も、お鍋ではなくっても、前日の夕食のおかずの残りを適当に、ご飯を一緒に炊き込むとおじやになります。
これは、限りなく、種類があるのですが、それはその場で有り合わせのもので作るから、定形はないからです。