①Händelのアリアの面白さは、ちょうどBachのインベンションのように追っかけっこにある。
両手のmelodieの独立を弾き分けるには、両手の独立した手首の抜きで句読点を表現させると良い。
手首が自然に柔らかく抜けるようになれば、当然指や手の型は丸くなる。
美しい手の型を整えるのにも有効である。
特に右手1~4小節目までのarticulationを両手とも独立させて弾く事が、baroqueの面白さを表す事にも成る。
「ねぇ?どうした/の?ネッ?/ねぇ?どうした/の?ネッ?/・・・・・・・・・etc.
「*****/ねぇ?どうした/の?ネッ?/ねぇ?どうした/の?ネッ?/・・・・・・etc.
こういった右手と左手の掛け合いが面白いのさ!
句読点入りの楽譜は添付してみます。パソコン上で見る事ができれば当然あなたのプリンタででも、print outもA4版で出来ますよね。カラープリントすれば色は再現されるので見やすいよ!
Händelのアリア:
*4小節目の左手は前々回から、いつも同じ場所で転んでいる。
しかし、そこのcheck(指摘)は一度もない。
*10小節目でstaccatoに入る前の右手は前からの同じ抜きでなければならないのに10小節目だけスタッカートではじいている!
その後の音はstaccatoになってしまっている。
staccatoではなく抜きだろう!!
7小節目や9小節目の抜きの音の長さがそのままs10小節目のstaccatoの長さにならなければならない。
*Articulationはこないだメールに添付して送った。手首の抜きの美しいフォームが欲しい。
200*/**/** (月) 7:53
返: 今日のれっすん5・3
アリアの切れ方(アーティキュレーション)は本番もこれで弾くのですよね?レガートではなく16分音符を2つにきるのはどういう意味ですか。粒を安定させるためですか、それとも奏法などの様式の問題ですか。
教えて下さい。
⇒この話も細かくメールに説明をしたはずですが、①先ずアリヤと言う事で皆さんが滑らかに弾き過ぎる傾向にあると云う事。アリヤと言うより寧ろメヌエットの方にテンポは近いと云う事②三拍子のテンポをしっかりと出すために、指が滑らないために、少し強勢を加えるという事③チェンバロ奏法では少しアクセント気味に弾く事がオーソドックスであること。等説明してあります。④もしこの曲が本当にアリヤだとすれば、もっと非常に遅く、細かな装飾が施されなければなりません。それはHändelの他のアリアとして作曲された曲にそのサンプルを見いだすことが出来ます。それにテンポはこの倍程遅くなければなりません。
200*/**/** (木) 2:11
videoを見る前に (あなたの手紙に対してのお返事!)
「Händelの楽譜をコピーしないままこれで練習をしてしまいました。」という意味は分りません。
書いてある楽譜は同じようにしか見えません。
矢印は当然手首の抜きの私の記号です。
あなたが私から習った全ての曲にその記号は出てくるはずです。
なぜ今更その質問なのですか?私が何か新しい事でも始めたとでも思っているのですか?
私のmethodeはこの30年何一つ変わっていないのですよ!
あなたが20年前に習ったその儘のmethodeです。
HändelのMetronomtempoについて
(200*/**/** (火) 22:52)
返: 美音子ちゃんの質問4/14
①HändelのMetronomtempoは3拍子なので、120では付点4分音符なので40になってしまい、幾らアリアでも遅すぎます。8beatで考えるのならば本来は多分160ぐらいになるのではないでしょうかね?コンクールの用の最低のtempoでも130以上はないとまずいですよね。それでも1拍取りで考えてみると、43という非常に遅いtempoになります。160でも53ぐらいですよね。決して速いtempoとは言えません。
200*/**/** (木) 11:24
メールに対して
どうもありがとうございます。
内容はよく分かりました。
ヘンデルは108で練習していたので最低でも130まであげなくてはいけないと思います。
200*/**/** (金) 1:07
返: また、また、また、素っ頓狂なメールに対して!
①指導者は・・・
Händelのtempoに限らず、指導者は目標の最終tempoは持った状態で、現在のtempoの指導をしなければなりません。
今を積み上げて目標を上げて行くと言うのでは、あやふやなlessonになってしまうからです。
200*/**/** (金) 2:45
返: メールに対して追伸:
ヘンデルは108で練習していたので最低でも130まであげなくてはいけないと思います。
Händelについて、老婆心ながら二つだけ追加で注意しておきます。
①曲のMetronomtempoを厳しく言っているのには、もう一つの意味があります。
それは、tempoを8音符取りしていると音楽が間延びしてしまうからです。
仮にMetronomを付点4分音符が120で弾いたとしても、8分音符取りをして、120で弾いたのでは曲が流れないで、たどたどしくなってしまうと言う事です。
それなら、Metronom40で2小節で強の小節、弱の小節と弾いた方が流れます。
あなたはMetronom40で流れて弾いたのと、Metronom120でたどたどしく弾いた美音子ちゃんの真似の奏き分けが出来ますか?
それが私がある程度Metronomを上げて弾いた方が、美音子ちゃんにとっては有利だと言っている理由なのですがね。
遅いと8beat取りをしてしまって、どうしてもたどたどしく音楽がなってしまっているのですがね。
②は美音子ちゃんの片手練習の段階から、同じ音で引っかかるのが直っていません。それが私が何度も注意しているのにかかわらず、相変わらずひっかかったままに、そのままにいまだに弾いています。
それを美音子ちゃんも意識していないし、あなたも意識していません。
そして私は毎回同じ注意をしています。つまり音が引っ掛かって弾いているのに、あなた達にとってはそれがわかっていないのです。
だから何度注意しても直らないのです。
たぶんvideoで繰り返して聞いても、分らないのではないのですか?
でも、美音子ちゃんは10回のうちに4,5回は引っ掛かって弾いているのですがね。
200*/**/** (金) 3:10
ビデオテープの感想!
Händelのアリア
アリヤは2回弾き直したわけだが、2回とも明確に不安なところ、転ぶ所、記憶が欠落している所、そういったところがはっきりと出ていると思う。
美音子ちゃんに上手く弾けたのか?と尋ねる前に、先ず何処がミスったのかをチェックさせて見るべきである。
それは、美音子ちゃん自身が自分がミスったという事を分っているのかどうかを尋ねる事にもなる。
しかし美音子ちゃんとあなたへの会話では、そういった美音子ちゃんに楽譜をチェックさせるという指導は全くなかった。
それでは今後何十回レッスンを繰り返しても、美音子ちゃんは上手くなる事は無い。
何処が悪いかをわかっていないからだ。
200*/**/** (金) 10:52
練習のstep up!
①練習は必ずstep upさせなければならない。Metronomの使用でも馬鹿の一つ覚えではいけない。音楽がたどたどしくなる原因はbeatを大きく取れないことにある。
Step1では、beatをなるべく小さく取り、一粒一粒の音を大切に確信して捉えているか(把握しているか)を見る。
Step2では、それが出来るようになったら、(合格したら)同じ速度で、大きなbeatで取る練習をする。8beatが120だったら、付点4分音符で40のtempoで練習する。
そうすると音楽は流れるようになる。
しかし、粒粒が不安定ならばその段階で、躓いて弾けなくなる。
それはstep1の段階をちゃんとクリアしていないからである。
見残しや不安な箇所の抜き出し練習をしていない、練習が完成していない箇所があるからである。
②日本人の指導者は一度出来るようになると、二度と同じcheckはしない。
プロは出来るようになったら、必ずもう一度初歩の段階からミスは無いか、不安なところはないかをcheckする。
片手ずつ、暗譜をして、両手になって弾けるようになったら、必ずもう一度片手に戻ってみる事だ。
そこで不安なところがあったら、やはり本番ではミスる。
ミスには偶然はない。
必ず、練習の弱い必然がある。
だから、事前にミスをするところは分る。
分らなければ、それはcheckがなっていないからだ。
200*/**/** (土) 2:10
美音子ちゃんのレッスン
メールありがとうございます。4通全て読みました。今日は美音子ちゃんのレッスンでしたがやはりうまくできませんでした。まず美音子ちゃんがまた泣き始めました。思うように練習ができていないとわかっている時にはこちらがこうだよこうひくのだよと言ってもうけいれてもらえません。
200*/**/** (土) 5:16
返: 美音子ちゃんのレッスン
今日は美音子ちゃんのレッスンでしたがやはりうまくできませんでした。まず美音子ちゃんがまた泣き始めました。思うように練習ができていないとわかっている時にはこちらがこうだよこうひくのだよと言ってもうけいれてもらえません。
⇒あなたは「美音子ちゃんが自分の言った事を守ってくれない!」と、嘆いていますが、その話は私があなたにそっくり返してあげます。
今回のお話もデジャヴのように、何度となくあなたに同じ話をしています。
問題は、あなた自身の話と美音子ちゃんの話の二つにはっきりと分けて考えると良いのです。
ここで言う「あなた自身の話」とは、あなた自身が美音子ちゃんに指導する内容をどの程度すっきりと把握しているかです。
つまり、小学生の低学年の場合、下手に言葉で説明するよりも、口写しで実際に弾いて指導する先生の方が多いのです。
言葉であれこれ説明しても、小学生の場合言葉自体を理解出来無い事の方が多いので、弾けるようになってから、逆に言葉で説明してもよいのです。
音楽の場合、言葉で説明する先生の殆どは、自分がピアノが弾け無いか、練習をする事を怠けているかの場合が大半です。
それ以外の場合は、殆どの先生がピアノを弾いて子供に演奏のコツを指導していきます。
この話も以前同じ話をしましたよネ。
何度話しても理解してもらえ無いのは、美音子ちゃん同様私も同じですがね!
次に、子供の指導の場合、子供が楽しんで練習をして来るのは、先生に認められた場合、何回褒めらえたかに依ると言う事も、何度もあなたに説明しています。
もし、それであなたが「美音子ちゃんが演奏している事で褒めることが無い!」と、言うのならば、それは美音子ちゃんが学ぶべきステップではなく、もっとより高度なことを要求していると云う事です。
いつも言うように、子供には段階に応じて指導していかなければなりません。
Aが出来たからB、BができたからC、とステップアップしていかなければならないのです。
そういう段階を無視して指導した場合は、子供はパニックを起こします。
私に取って、子供の指導は人生の息抜きです。
私の言う事をこれ程真摯に捉えてくれる人間は大人ではいません。
何の疑いもなく、私の言った事を信じてその通りにやってくれます。
それは、あなたにとっても同じなのですよ。もしも、美音子ちゃんがあなたが行った通りに練習してくれないと思うのならば、あなたは美音子ちゃんが自分の言った事をどういうふうに理解したのだろうか?と反省し、では、どう言えば美音子ちゃんに理解出来るように話すことが出来るだろうか?と考えてみればよいのです。
それはあなたが指導しているすべての子供達にそのまま応用が出来るからです。
大人の人間関係においても、自分が言った通りに理解してもらえない事の方が多いのではないでしょうか?それをきちんと理解してもらうために、丁寧に何度も説明し直すのでは無いですか?
「自分はちゃんと説明をした!」「分かってもらえ無いのは、相手のせいだ!」と思うのは傲慢では無いでしょうか?
あなたはあなたの教室の主任の先生の生徒指導に関して私が批判的な事を言った時に、「先生のその批判は傲慢だ!」といいましたが、実際にはこういう時に「傲慢」という言葉を使うのですよ!
人間が「謙虚になる」というのは、他人に対しての自分の態度の自己反省なのです。
それは相手が子供であっても変わらないのです。
芦塚メトードの奥義として、純子達に常に言い続けている事は、「子供達と音楽を通じて楽しく遊びなさい!」という事です。
その結果、子供達はうまくなっていくのです。
「正しい遊び方」というのは、先生の自分の勉強の問題で、子供達には関係無い話です。
子供達が間違えた遊び方をした場合は、先生がただ単に勉強不足なだけでは無いでしょうかね。
「どう弾かれたら、正しい演奏か?」というのは、子供に取っては伺い知れ無い事ですからね。
とにかく、レッスンのコツは楽しく遊ぶことと、褒める事が出来るようにしてあげて、そして、うんと褒めて家に帰す事です。
そうすれば、子供は家で一生懸命練習して来ます。
子供を泣かせる事など絶対にあるわけがありません。
200*/**/** (日) 21:06
美音子ちゃん
こんばんは!
今日美音子ちゃんの予選でした。
結果は美音子ちゃんの番を待つまでもなく(というか受ける前から分かっていますが)ダメです。途中で帰ってきたのでまだ結果をみてはいませんが、私、本人、親全員で落ちたことは分かっています。万が一も奨励賞すらないです。
レベル的には**地区よりやや高いと思いました!
美音子ちゃんはヘンデルのアリアで3箇所音がぬけたし
200*/**/** (月) 2:29
返: 美音子ちゃん
こんばんは!今、千葉のオケ練習から帰って来ました。
今回の美音子ちゃんのレッスンのキャッチボールは前回よりはかなり頻繁に上手く行ったと思っています。しかし、今回も、あなたは、相変わらず、どうでも良い事に、心が振り回されて私の指摘するアドバイスがあなたに通じなかったという事を、今回は去年の夏以上に感じています。
子供をコンクールに出演させると言う事は、先生にとってもそれ相応の厳しい束縛を受けることになります。
つまり、責任です。
若い女の子の先生達が、子供達をコンクールに入賞させる事が出来ないのは、その責任を負うことを、最初から逃げるからなのです。
主婦の先生達が生徒をコンクールに入賞させられない理由も、あくまでその先生の心の(生活の)中心は家族であり、子育てであり、旦那であるという所に、その根本的理由を見いだすことが出来ます。しかし、**地区予選にしても、++地区予選にしても、結婚してようが、独身であろうが、子供が何人いようが、そういった責任を背負得る先生だけが、そういった『コンクールに入賞出来るよな生徒』を育てることが出来るのです。
そういった生徒をコンクールに出すに当たっての、先生の心構えは、一昨年のA子ちゃんの時に、コンクールに出すための先生の責任と言う意味で、具体的に細かくお話をしたはずです。
Lessonでの子供の出来不出来にかかわらず、或いは自分の体調や状況にかかわらず、一貫してカリキュラムを遂行出来るようにしなければ、子供をコンクールに合格させる事は出来ないという話はこれまでも何度もしました。
そして、もう一つ注意をした事は、親や子供に、無駄な夢を見させないように、より具体的に的確に自分達の現在の状況やレベルを常に把握させれば、コンクールを受ける前にコンクールに入るか否かは当然、自分達で判断出来たはずです。
そうすれば、「エレクトーンがどうだ」とか、「遊びに行く」とか、そういった事すら、絶対に言って来ない筈なのです。
少なくとも、私たちの昔の教室では、そういったありもしない無駄な夢幻のようなことを、期待する子供は居なかったようです。
あのBの親でも、CやD達がコンクールに入賞するのを見て、自分達の非をちゃんと分かってはいました。
どのような曲であったとしても、あなた自身がその曲をちゃんと理解して、指導のポイントを絶対に外さないように指導する事が、秘訣で今回も前回同様に、コンクールまでのカリキュラムを正確に守って練習をさせるように!
前回はそれができなくてコンクールに合格する事が出来なかったのだから!と今回こそはとお約束したはずです。
私は、あなたが何処で勤めるにしても、生徒達をコンクールに出すにしても、或いは教室を立ち上げるにしても、そういった感情的なブレが、あなたの致命傷であると思っています。
私に対してアドバイスをもとめるにしても、自分が調子が良い時には、山のようにアドバイスを求めるメールが来ますが、一旦欝なってしまうと、ひと月ぐらいコンクールの子供達をほっといて連絡すらよこさなくなるのです。
そういったあなたの波のある感情の動きは、私にはそれが無責任の表れとしか見えませんけどね。
同様の無駄は、曲を合格させる時に、課題が出来ていないことを説明する事です。
私の場合は、次のstepの課題を事前に説明する事はあるけれども、それはやはり、事前の説明であり事後の説明である事ではありません。
打鍵の位置と姿勢椅子の高さがちゃんと出来たら、コンクールぐらいは簡単に通ります。
200*/**/** (水) 1:28
FAX
ごめんなさい!
美音子ちゃんのFAXは明日にします!
審査結果は妥当でしたし、大概の審査員はヘンデルのアリアはアーティキュレーションを細かくやっていることは評価してくれてはいました。
200*/**/** (水) 4:48
美音子ちゃんのlessonvideo*月**日分Bartókとヘンデル
**地区のコンクールは終わったわけなので、美音子ちゃんのvideoを診ても仕方がないのかもしれないのだが、しかし、練習のpointは変わらないと思うので、一応checkして感想を送っておく。
うの4の話
だから、言葉を言わせる前に手で先生と一緒に叩くとか、手を叩きながら言葉を言う事が先でしょう?それが完全に出来て初めてピアノでひかせるのだよ。それが確実性!
それと、ピアノでひかせるときに絡め合わせ、a tempoでウの5を弾いた時に、左手が親指に力が入っているのを聞き取っていない。
絡め合わせの原則を守ったら、ウの6の前まで弾かなければならない。
そうすれば、左手の親指がshiftしていないで、親指が上がっているのも同時に注意できたはずである。
いの2の話
いの2のあなたの落としは、結構大きい。
2小節目で右手が躓いているのを見落としている。
しかし原因はむしろ、左手の理解にあるのに気がついていない。
つまり、同じトレモロでも、うの2の2小節目、4小節目は6度の型なのだよ。
そことの違いが不安なのだよ。塗り絵をさせて、「次は*色という練習をすれば一発で直る。」
うの6
ウの6の最後は前打音が残ってはいけない。と注意したはずである。最後は濁った音が残らないように、しっかりと装飾音の音をはずす事!
通し練習
rallentandoの所の最初はintempoで入り込むといったはずだよ。美音子ちゃんはrit.の前で全部遅くなっている。
強弱の付け方はF子ちゃんの姿勢の練習ではとてもよく表現できていた。
でも、美音子ちゃんの場合には、フォルテもピアノもまったく同じ姿勢のまま弾いている。それじゃ、フォルテピアノは幾ら「付けろ!」と言っても付かないだろうサ!
まずのめり込む様な姿勢で、少し力強く最初の2小節を弾く、後の2小節でだんだん体を引いて、右手の方に上体を持っていく。右手に体重が乗るように!弘子もよくやらされたことだろう!poco rit.で後ろへ体をそらす。それでピアノが表現できる。フォルテで弾き始める前に前傾姿勢を取る。そうすれば、フォルテを忘れる事はない。子供は体で教えるんだよ!以下同文分るだろう!
ヘンデル
トリルの練習
これもいきなりピアノで弾かせているけれど、実際に「家でやったの?」と言う質問はしていけないと何度も言っているはずだよ。
家で練習をしたかどうかは、コンクール組みは関係ない。
出来るかどうかだ!
だからまずピアノで弾かせる前に手で3拍子を叩きながら、言葉を言わせて見る。
そしたら、次に言葉を言いながらピアノで弾くと言う話を電話で何度も確認したはずだよ。
あなただって「綺麗な音でピアノを弾こう」と口でつぶやきながら、ピアノの7連音を粒を出す練習をしたはずだ。
そこのところを自宅練習にしては絶対にいけない。
そこが一番肝心要のところを指導しようとしないで子供や親に丸投げをする弘子の悪い癖だ!!!
ヘンデルのlegato
ヘンデルのlegatoは、8分音符単位の抜きではない、と注意したはずだ。
Legatoで弾くと3拍子の拍がでないからチェンバロの場合には軽いアクセントと抜きで表すのだが、ピアノの場合には1,2,3、拍目の拍頭に軽いアクセントをつけるだけで、十分なのだ。
抜きでひかせるのならば、もっとなめらかに弾かせなければならない。
それではたどたどしすぎる。
ヘンデルは両手の独立した歌い込みが出来ていないと豪華くらいにはならない。
ブルグミュラー並に簡単な曲だからNiveauはもっと高く要求される。
私なら、美音子ちゃんに反対の手を弾かせて、バンバン弾かせるけれどね。
『もっと歌って!!』てね!
videoは続きがなかったので感想はここまで。
[あとがき]
この往復書簡も、まとまりがなく、突然切れてしまいます。
コンクールが近づいて、先生がパニックになって、自己流のlessonが始まって、メトードによる丁寧なlessonがなくなったからです。
コンクールの終了が近づくにつれて、美音子ちゃんのlessonに関する相談はなくなり、他の生徒にlecturemailが移って行ってしまいました。
というわけで、彼女とのlecturemailのやり取りは相変わらず、尻切れトンボで終わる分けなのですが、仕方がないので、このlecturemailはここで終わります。
ハッ、ハッ、ハッ!
2010年 2月某日
江 古 田
一静庵の寓居にて
芦 塚 陽 二 拝