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Bコール・ユーブンゲンとコンコーネ(歌の教本)
上記の二冊から当日指定されます。コール・ユーブンゲンは、歌のハノンのようなもので、実施していない学校もあります。
また、コンコーネの中から数曲を指定し(通常6〜10曲)当日試験場でその中から出題する学校もあります。
C楽典
楽典とは音楽の理論ですが、楽典の中には音楽通論や音楽概論、音楽史などを含む学校もあります。最低3〜4冊ほどの楽典の教材の内容を正しく理解していないといけません。
D副科実技試験
ヴァイオリン科、作曲科のようにピアノ以外を主科として受験する場合は、主科の試験の他に,副科実技としてピアノの試験があります。
その課題曲のレベルは、一般的にはMozartや、Haydn,Beethovenなどのソナタ程度です。
(ちなみに、作曲科のピアノのレベルは、その大学のピアノ科を受験する人と同等のレベルを要求する大学が多いようです。)
E論文
教育大学や、音楽大学の教育科や楽理科を受験する場合には、上記の試験の他に論文の試験があります。「音楽教育に何を望むか。」といったような本人の考え方を問う出題が多いようです。60分〜90分位の時間制限の中で,800字〜1600字程度で考えをまとめて。その場で提出します。出題内容は当日問題用紙が配られるまで分かりませんが、過去に出題された問題を参考にして、その大学の傾向を調べることはできます。
F初見試奏
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