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10月11日の秋の発表会の3日前に発作を起こして、私が私財を投入して、viola da gambaを購入したというお話は、以前upしておきましたが、今回は、10月の27日にRolandの電子harpsichordを発作的に購入しました。
でも、今回は教室が購入しましたけれどね。

何故、発作的に・・か、と言うと、先ず、今回の発表会で調律したmeantoneの調律やその他キルンベルガーやベルグマイスター等々の古典調律や、数種類のbaroquepitchに対応していて、それだけでも結構凄い!と思うのですが、それ以上に、未だ実際には弾いてはいないので分かりませんが、Cembaloの弦を爪でハジくnoiseや、touchの鍵盤の音のnoise、それと、弦を爪で引っ掻く時の感覚も再現しているそうです。

しかも、forte-pianoの音がその時代の音3種類から選べて、おまけにオケ教室にある positiv organの音も8’と8+4の二列で再生出来るそうで、baroqueから古典までの勉強ならば、何から何までという感じでもあります。

Cembaloは合わせをする前に調律をしなければならなくて、1曲の練習の中で、色々な古典調律を試みるのは、不可能です。

しかし、電子harpsichordなら、ボタン一つで切り替えられるので、それはとても魅力です。本物のforte-pianoは、今は、未だ試行錯誤の時期で、本当にちゃんとした楽器が一般に手に入るようになるまでには、後30年は掛かるそうで、今は買わない方が無難というadviceを頂いています。

検見川教室のpositiv organは、男性3人なら搬送出来るかもしれないけれど、腰痛の女性の先生達では、Organを搬送する事は、今は不可能です。

そう言った意味での全ての代替えに多くの可能性を出してくれるのでは?と期待しています。
皆様には、先ずはクリスマス会でAlbinoniのadagioの positiv organの役で、お目見えする予定です。


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meantoneの調律

昔々、私の未だ若い青年期の時期には、harpsichordを持つ事は夢の又夢、天文学的な金額でした。
量販型の NeupertやAmmerのCembaloでも、当時のレート(1$=360円の時代に)で500万以上はしたと思います。
現在の価格を1$(計算し易いように1$=100として、3.6倍なので、)1800万から2000万ぐらいでしょうかね。
勿論、日本に一台、二台、音楽大学とNHKにある・・ぐらいの時代だったのです。
昭和40年当時の1戸建ての住宅ならば、2,3軒は買えたかもしれません。それぐらいの金額です。私の高校の友人達の(東大卒の)初任給が、1万2千円ぐらいの時代でしたからね。
だから、当時の私の夢の一つは
「将来、一台で良いから、harpsichordを買いたい!自分のCembaloが欲しい!」と、言う事でした。
それが、今、4台とpipeorganだもんね!しかも、量販型ではなく、復刻のCembaloなのですから、驚くよね。

それでも、大型のharpsichordは、大きいし、かなり高額な楽器です。
私のlesson室のようなRabbit Houseに置いておくのは無理な話です。

しかし、spinet-typeの楽器なら、uprightのPianoを置くspaceがあるなら、問題なく置けるし、金額も80万から130万ぐらいで買えるようです。

このあいだは、古典楽器センターから、
「中古で8’のslide鍵盤を持つspinetが手に入ったけれど」、・・・という連絡が入りました。
現実的な利便性として、私としては、今のspinetを売って、買い替えたかったのですが、諦めました。
何故ならば、spinetを買うのは、教室が買うのではなく、私の自費になるのですよ。

だって、音楽教室の必要な備品としては、Cembaloなんて要らないでしょう??
だから、法務局というか、税務署が認めてくれないのですよ。
教室の備品としては、必要ではない!・・という事でね!!

orchestraや室内楽の練習は、教室の本来的な営業活動ではなく、単なる先生達のvolunteer活動の一貫なのですからね。
法務局(税務署)的には、音楽教室は、営利営業の場所(お店)であって、教育機関ではないのだそうなのでね。
そりゃ、そうか??

お値段が手頃になったからといっても、部屋があったからといっても、spinetやCembaloには、非常に難しい点があります。
それは、spinetやCembaloは、音が一瞬で狂ってしまうので、自分である程度メンテナンスが出来ないといけない・・という事なのです。


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