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竹の枝を束ねた竹のタワシのような物もあるのだが、それでは道具を傷つけてしまうので、良くない。
実際には、竹のタワシは中華鍋やフライパンを磨くものだろうが、今のフライパンは、こびりつきを防ぐコーティングが一瞬で剥がれてしまうので、絶対に使用してはいけない。

だから、竹のタワシは、業務用の中華鍋ぐらいしか使用しないのではないだろうか??

勿論、最後の食器洗いの時には、タワシでも良いのだが、擦り器に残った材料を器に移すのには、タワシはふさわしくはない。

「それ専用に何かを・・」、と心掛けていたら、100円ショップで、これを見つけた。

セラミックのおろし器の目に付いた食材を掻き出すだけなので、これぐらいの大きさでパワーの方が望ましい。

トロロを擦った後のおろし器の目に、こびり付いている山芋はもったいないので、これで、小鉢に移している。
結構な量がこびり付いている事が多いので、そういった一手間は惜しんではいけない。

モノの本を読むと、ホークのような金物で掃除をすると良い、と書いてある料理の本も見受けるのだが、おろし器が、セラミックでも金物でも、爪が傷んでしまうし、鮫肌のおろし器の場合には、とんでもない論外で、絶対にやってはいけない。

というか、鮫肌の場合では、たとえ、この竹の刷毛でも、使ってはいけない。
粒粒の鱗の粒子が取れてしまうからである。

鮫肌の場合には、丁寧に洗うだけで充分である。
「どうしても・・」という場合には、筆を使って洗うと良い。
その場合には、豚毛でも狸でも馬でも良い。
馬や狸は、歯ブラシで普通に売っている。
だからその歯ブラシを使うと良いのだよ。








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