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普通、パイプオルガンというと、一般の人達は、教会やコンサートホールに据え付けられている、巨大なコンサートオルガンの事を考えてしまいます。
勿論、ヨーロッパに行くと、流石に、カトリックの国なので、どんな小さな村の小さな教会にも、立派な大型のパイプオルガンが備え付けられています。










私がドイツに留学した時に、語学研修のために、最初に訪れた小さな村の、それこそ小さな可愛らしい教会ですが、そこにも立派なパイプ・オルガンがあって、普段、教会の行事がない時間には、留学予備学生(・・・入学試験迄には、まだ2,3ヶ月ありましたので・・・。)の私に、この教会のパイプ・オルガンを快く貸してくれました。
ですから、ドイツに着いて、数日目には、村の教会で、自由にパイプ・オルガンを弾く事が出来たのですよ。
この村に滞在していた2月間の間です。
超、ラッキー!!!     !o(^▽^)o

何百年もの間、村人達の心を支えて来たパイプオルガンなので、本当に人々に身近な楽器なのは、当たり前かもしれませんね。


日本人の私達は、神社やお寺については、大晦日に聞く除夜の鐘や、正月、七五三のように、その季節が訪れれば・・・、宗教の行事に関わって行きますが、ヨーロッパ社会では、宗教はもっと生きて行く事で、密接に関係していきます。
生まれたら、洗礼を受けて・・という風に、日本人の季節の行事としてではなく、もっともっと、村の人々の心に密接に寄り添っているのですからね。
大晦日の除夜の鐘は、一年に一度聞いて、有り難味を実感しているのですが、ヨーロッパの人達はとても信心深いので、結構毎週通っているのですからね。


留学時代には、友人達とルームシェアー(当時は未だそんなカッコイイ言葉もなかった頃の時代の話ですが)をして、大きなマンションを借りて住んでいました。

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