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deitsche harmonia mundiというレコード会社からでCDのタイトルはMusik fur Blockflote,邦名は涙のパヴァーヌ ブロックフレーテの魅力で、2枚組のCDです。
Handelの演奏は2枚目に、Handel ソナタ集 op.1として、古式豊かに、Cembaloと通奏低音(basso continuo)のビオラ ダ ガンバで、端正な演奏をしています。私的には、本当に面白いのは、一枚目の方のCDで、リコーダーの演奏者は同じですが、Handelのリコーダー・ソナタをリュート奏者と演奏している方です。リコーダー奏者は同じ・・といったのは、まるで別人のように、豹変して演奏しているからです。
バロックの即興演奏のセッションの醍醐味が完璧に表現された、チョッと悪ふざけしているのかな?という限界まで、音楽に乗りまくって演奏しています。
ここで、同じ曲のこの二つの演奏の違いは、素晴らしい!!の一言につきます。
これ程のリコーの名手でありながら、マルチン リンデが、日本では一部のマニアの人達にしか知られていないのは、リンデが演奏家という立場よりも、学者としての非常にストイックな人格で、学者としての立場で優れた業績を沢山残しているからです。
私の所有として、マルチン リンデの著書が何冊かありますが、残念ながら教室で生徒の為に使用した事はありません。
何せ、教室はリコーダー教室ではないので、そんな高度なlevelの教材は使用出来ないからです。
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