A9小節目のcelloのdivisionは上声部のviolaのcisや1stviolinのaisとの音のぶつかりで、怖がってしまっていて音が聞こえません。近現代の曲では、この音のぶつかりが大切なので、怖がらないで出すように心してください。
Bその次のviolaのpassageも、突然の転調楽節なので、調を見失って音程が不安定になっているので、気を付けてしっかりと弾くようにしてください。
C11小節目で一度頂点に達したら、12小節目からは、緩急を繰り返しながら、元のtempoに収まって行きます。
「1」の中で、tempoを揺らし過ぎると、repeatした時に元のtempoに戻れなくなるので、節度を持って演奏するように心がけてください。
D19小節目のcello、Kontrabassの入りは、16分音符を強くaccent気味に演奏しますが、未だ弱くて、緊張感が醸し出されないので、もっと思いっきりaccent気味に演奏するように心がけてください。
E21小節目のcelloとKontrabassのhとcの音のぶつかりは、属9の和音なので、思いっきりぶつけてください。またその次のcelloとKontrabassの2分音符のkadenz(終止句)も、大切な音なので、しっかりと弾いてください。
F29小節目後半から32小節目の頭の音迄は納のpassageなので丁寧にritenutoします。しかし、1拍目の裏でsubitoでeilenになってcello、Kontrabassのrisolutoをしっかりと演奏してください。
また、「2」の場合には、そのままのtempoというよりは、少しbreitなimageで、ゆっくりとたっぷりと歌い込んで行きましょうね。勿論、39小節目からはCodaのようなimageになるので、subitoで速く弾き抜けますが、40小節目のわずか2拍でpiu
ritardandoをしなければならないので、よく意識を持って演奏しましょう。
簡単ですが、昨日の通しのまとめです。
発表会迄は、まだ一週間はあるので、頑張ってこの7つの注意をクリヤーしましょう。