下をクリックすると、You Tubeへlinkします。
Vivaldi violinconcerto in F 1ste Satz Op.WNr.9 Stravaganza originalversion
(Violinsolo Karin Suziki (8yaers old) cembalo Miho Endo(12yaers old) bsaaocontinuo
cello Cisato Shimizu(11yaers old) Asizukakammerstreicher Dirigierte bei
Yoji Ashizuka)
Vivaldiの violinconcerto in F Op.W Nr.9 は、常設曲でよく演奏するのだが、不思議な事に、この曲のpart譜は、出版されていないのか、手に入らないままに、手書きのpart譜や、scoreをそのままにして、これまでは演奏して来た。
久しぶりに、またまた「この曲を演奏をする」という事で、そろそろ、20年か、30年か、40年にも渡って演奏を続けているのにも関わらず、part譜がないままなので、「finaleもrenewalして、2014にversionupしたので、そろそろ、この曲のpart譜を作って欲しい。」と先生達に言われてしまった。
どうせ、part譜を作るのなら、part譜を作る作業もscoreを作る作業も労力は同じなのだから、折角、新しいfinale2014にversionupさせたのだから、新しいfinaleのversionの操作に慣れるという意味でも、scoreを作って、part譜の印刷をしようと思って、昔、演奏して来た時の、Vivaldiの楽譜上のミスの訂正箇所の確認をしようと思ったら、またまた、教室のブラック・ホールに遭遇してしまって、私がオケ練習等で、指摘して来た、scoreの間違いの資料がなくなっていて、訂正箇所が分からなってしまっていた。
・・・と言う事で、ブラック・ホールの中を資料を探し回るのをやめて、私の記憶を20年前まで遡って、思いつくままに昔訂正した箇所を、思い出しながら、取り敢えずfinaleに書き出して見た。
実際に練習に入れば、またそれ以外にも色々と見つかるとは思うのだが・・・・
その訂正箇所とその理由をホームページにupする事にした。
一々説明するのが面倒だからね!!
総括的に言うと、最初のritornelloのpassageは、論理的に正しいpassageが多い。
全く同じpassageの繰り返しのはずなのだが、後半に見受けられる細かいミスは最初のthemaを写す時の写しミスのようにも思われる。
勿論、出版社のミスではなく、originalの楽譜を作る時の話であるが・・。
「Vivaldiが、そんなヘボいミスを・・???」と思われる人もいるかもしれないが、Bachの時にもお話したように、(漫画作曲家のシリーズのBachの話にも同じ事を漫画にしているのだが、)当時の作曲家達は、職人であって、毎週曲、演奏する曲を提供しなければならなかったし、part譜の作成や、orchestraの練習も、演奏会の企画そのものも作曲家の仕事であって、超人的に忙しかったのだよ。
だから、part譜の作成の仕事は家族や弟子達の仕事だったのだよ。
そこはviolin製作の工房も、ダ・ビンチ等の絵の巨匠達の世界も同じ・・・。注文された絵を書きながら、教会の天井や壁の絵や、彫刻等の膨大な仕事を一人でこなすのは無理だろう??
今の漫画家と同じで、ベタ塗や浄書は弟子やスタッフがやったのだよ。だから思いもよらない間違いを見つける事が出来る。出版社は、間違いと分かっていても、作曲家の手によるものだから、なかなか直せないものなのだよ。
だから、そこのところで作曲家の本来の意図を曲に反映させるために、kritik Ausgabeという版が必要となるのだよ。忙しくて、ミスをするのに偉大な作曲家も凡人もないからね。
完璧な譜面を作るBeethovenには、彼の書いた手書きの譜面を読み取る事が出来る写譜屋さんが2人いたのだよ。・・・・というか、それ以外の人達はBeethovenの譜面を読み取る事は出来なかったのだから。
Ricordi Editionのscoreへのkritik
@7小節目の2拍目の最後の音(4個目の音)はcの音であり、repeatされた72小節目の音はDになっている。