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200*/**月/**日(金) 22:04

赤白黄色、赤白黄色、何色が い い ?(そおねぇ?)どれでも い い や!

これの「そうねぇ?」と言う言葉がrit.の部分になります。

参考までに歌詞付きの楽譜を添付しておきます。

 

200*/**月/**日(火) 23:01

Re:返: 美音子ちゃんの質問

ありがとうございます!言葉分かりました。

うたってみるとなんか面白くてくせになりそうです (笑)。

 

200*/**月/**日(水) 4:18

**年**月**日の美音子ちゃんのコンクールのlessonのvideoのcheck

Bartók

左手の通し弾きの後で、美音子ちゃんが「暗譜していない」と言う事で、いきなり色カードに入ったけれど、それは手順とすれば逆じゃないのかな?

まず、美音子ちゃんが「暗譜していない」と言う話は、通し弾きをする前に、聞くべきだし、まず譜面を見せて弾かせて、何処が弱いかをcheckする方が先でしょう!?

通し演奏をしたときに、美音子が自分自身で、何処で引っかかったか(つまづいたか)をcheck出来るか?美音子ちゃん自身でcheckが出来なければ、代わりに先生が楽譜にcheckを入れなければならない。それも一瞬で出来る。

その次のstepとして、まず生徒がカードを瞬間的に見せて、直ぐに反応出来るか、否かで、曲を弾いているときに、止まらないで演奏出来るかどうかが決まる。

だから、何処で突っかかるのかを通し弾きでcheckする必要はないのだよ。

 

Metronomの使い方は、まず説明したように、rit.の頭は前のtempo(rit.する前のtempo)から入ってこなければならない。rit.の頭が遅くなってはいけない!

「あー3」は時々音が違っている。

「あー4」ではtempoが完全には戻っていない。

 

子供がlesson中に雑談をし始めるのは、子供の頭が、暇だからだよ。

ピアノを弾かせなかったとしても、子供に考えさせるとかして、子供に気が逸れてしまう隙を与えてはいけない。

そうしないと集中力が育たない。

 

「いー1」からは3、5の指とshiftが1の指になるので、音が崩れてガタガタになりやすい。だから、「あ」と同じように和音で弾かせるのは、音が理解出来たらそれ以上は意味がない。

この練習はLesson回数としては1回のみで充分である。

 

練習をそれでやらせるのは無意味である。テクニックの種類が別であるからである。

しかも、「いー4」はtempo完全に元に戻さなければならない。

美音子ちゃんの演奏ではrit.したtempoのまま遅く弾いている。

あなた自身の模範演奏も、元のtempoに戻っていない。

そこの部分を収めるように弾いてしまっている。

 

テキスト ボックス: 参考イラスト:
[間違えたお掃除touch]
「どうでもいいや!」と言うpassageは はき捨てるような、逆に短くなるような、(abkurzungな)おしゃべりの仕方の方が良い。

右手のtouchは指が丸くなっていないのに、手を丸くしようとして、お掃除のtouchになっている。もっとゴロニャンのように手を(指を)丸くして弾く事!

下手なイラストを同封(添付)します。私に絵を描かせること自体が、無理難題なので、「下手だ!」等と文句は言わないでくださいね。その内、絵の上手な人に書き直してもらいますから・・。

 

 

 

200*/**月/**日(水) 5:12

Re: 200*/**月/**日の美音子ちゃんのコンクールのlessonのvideoのcheck

今日のレッスンでは私が覚えていないことに気がつきなんとか覚えてやってみましたがヘンデルのアリアは半分までしか私が覚えられなかったので、美音子も半分までしか覚えて弾きませんでした。

バルトークは美音子が自分で色譜を作ってきたので、後 「い」の左手に関しては覚えていました。

「う」 はダメでした。

あと強弱を全然意識しないで弾いていたことに、レッスン終わってから気付きました。

とにかく今日のレッスンは30分しかなかったので大慌てでやりましたが、無駄が多いと思いました。

しかし以前のように、美音子がレッスンを拒絶するような感じは少し減ったように思います。

やはり指導者が内容を考えて教えることは大事だと思いました。

「気持ちとか気合いほど、子供にとって意味のない 内容のない得体の知れないものはない」と実感しました。

それは美音子以外の他の子を教えた時もそうです。

バッハのミュゼットでvorbereitをやる時に説明して理解させて実践の時、生徒が出来ないときに「じゃあこれは?」「これは?」 と提案するときに、いつもなら出来ないことに私があせり、ついつい怒った顔になり、子供が困った顔をしていましたが、昨日は色々と工夫して提案し、伝え方やhow toを考えて試行錯誤しつつやってみたら、その結果、生徒は“少し難しい~”と言ってはいたけど顔の表情は笑顔でした。

その子供の顔をみた時に、「レッスンは本来こうでなければならない」と改めて実感しました。

今まで私がレッスンにきちんと向き合わなかったせいで本当に多くの子の貴重な伸び盛りを奪ってしまったと思いました。

幸いにも去年から今年では転勤と引っ越しした高校生以外は誰もまだやめていないのでなんとか首の皮一枚でつながっています。

今年はきちんと教えます。

 

200*/**月/**日(水) 15:01

Bartókについて(端折る(はしょる)と言う事)     

Bartókはハンガリーの作曲家だから、Polonaiseやmazurkaのように、舞曲の特性上、「どれでもいいや!」は端折った感じになります。

勿論、PolonaiseやMazurkaほどしっかりと端折るわけではないけれでも、音楽的に端折るわけです。

「あー4」、「いー4」、「うー5」です。tempoⅠは定石ですが、完全にtempoⅠにするよりも、「気持ち少し速い」ぐらいの方が良いのです。

 

200*/**月/**日(土) 14:30

少しよくなってきました。

いつも注意される所が、同じだと言う事に留意すると良いでしょう!      

Bartók

①美音子ちゃんとのlessonが楽しそうになってきたのだが、先生の練習不足が見えてしまう。せめて抜き出しの箇所だけは事前に練習しておく事。

 

②rit.等の説明は説明するよりも、実際に弾く事!喋りがまだ長い!

「うー4」でrit.上手く行かないのは、「うー3」のrallentandoのrit.が上手く(自然に)行っていないからである

「うー3」の3小節目から8beatでrit.をすると「うー4」は自然に入る事ができる。[rit.はrhythmの最小の単位でやると、自然に上手く行く。]

 

③「いー4」の後のフェルマータは、譜面のrhythm通りにMetronomで2個とっているけれど、フェルマータだから最低でも4beatで4個は欲しい!

 

④「うー3」の後の8beatはrhythmがいい加減になりやすい。教室のレッスンだったら、ドクタービートを使うところだが通常のMetronomでも、tempoを倍にして、8beatで練習すれば良い。

 

200*/**月/**日(水) 5:58

多分**日(土)のlesson          

Bartók

①左手の和音は軽くstaccatoして弾く。だから腕や手首を力で押さえ込んでは駄目!

完全に手首の力を弛緩して、軽やかに弾かなければならない。

そうしないと、力で押さえ込んだ感じになってしまう。

この曲の難しさは左手の3和音が如何に軽やかにstaccatoされなければならないのかと言う事である。美音子ちゃんの場合には、指が伸びきっているので、オルガンのように押さえこむtouchになってしまっています。美音子ちゃんの左手が「重たくって、べたついている」と言う話をvideolessonで注意したはずですがね。

 

②右手抜き出し練習:「あー4」の2小節前のrit.前回も注意したように、rit.の始まりのtempoは最初の軽やかな早いtempoでなければならない。美音子ちゃんやあなた自身も抜き出しをする時には、rit.のpassageの最初のtempoは設定されたtempoではありません。メトロノームで弾き始めのtempoを確認しないままに弾き始めているので、最初のtempoの設定からMetronomtempoが遅く始まってしまっています。

その注意は、私が最初にvideoを見せて貰った時から、指摘して指導していたはずなのに、まだ直っていない。

と言う事よりも、私がcheckしたその注意自体を忘れてしまっている。

美音子ちゃんのコンクールの曲別のcheckのFileブックは作ったのですか?

 

③「あ-4」は「`」の(4分休符の前)の和音までちゃんと弾かなければならないのに、なんでその前で終わるのか??

その練習は、無意味で不思議です!

絡め合わせで練習しなければ、休符の長さでも分からないと思うがね。

 

④「いー1」はいつまで、略記譜で弾いているのだ。下の3度と1の指を軸にして弾くと言うのは、至難の業なんだよ。練習して必ず時間が足りなくなる所でしょうが!一刻も早く、もとの書かれている通りの楽譜通りの譜面に戻す事。いつまで略記譜で弾いているのだ。いつも言う事だけれど、美音子ちゃんがやってこなければ、左手だけの抜き出しででも、左手のトレモロを先生と一緒に練習すれば良いのに、それも毎回毎回 「次までにやっといて!」で済ましている!これは指導の基本であるが、生徒がやってこなかったところを、「やっといて!」と言う事は私の弟子では絶対やってはいけない、言ってはいけないことである。

子供はLesson時間の中で、先生と一緒に練習をやらなければならないとしたら、必ず練習して来るようになる。

 

しかし、「練習しといて!」と言うだけで、先生が済ませるのだったら、「子供は絶対にやってくるわけはない!」・・・・という話を何度、私は君に私はしたのかい!

 

⑤これも前に説明したのだが、「あー4」の休みと、「いー4」の休みと、「うー4」の休みは全て長さが違うのだよ。それを美音子ちゃんは1小節まるまる休みの小節がある、「うー4」まで他の小節と同じ長さでしか休んでいない。

 

特に「うー4」は小節がG・Pになっていてそれにフェルマータが着いていると言う事は・・どれだけ休まねばならないのだ??「あー4」~「いー1」は休みは1拍で良い。しかし、「いー4」~「うー1」は4拍ぐらいは休まないとね。で、「うー4」~「うー5」は、6拍ぐらいは休まないといけない。つまり同じ長さの休みはないのだよ。

 

⑤「いいや!」の和音は少し軽いアクセント気味に弾かなければならない。纏めなのでしっかりと弾くという意味もある。特に左手が不安になってはいけない。

 

⑥②とダブルのだが、「うー4」はその前のrallentandoから自然にrit.(少しずつゆっくりしながら、最後にrit.をすると言う事だ。そこで終わってしまうような感じか?

で、最後はfinaleでも少し早めに弾く!

 

200*/**月/**日(水) 12:38

Re:至急

**月**日(火)のレッスンのビデオ内容は

①バルトーク冗談

両手暗譜

②ヘンデルアリア

両手

③チャイコフスキーマズルカ左手暗譜

45分間でした

 

質問

冗談

①「いー1」の左手は

左右にこねてしまって出来なさそうでした→どう言えば出来るか教えて下さい

②ラレドレミファレの最後のテヌートがはねてしまうくせが出てきました→どうすればテヌートをやってくれるか教えて下さい

③「うー4」と「うー6」の装飾音の入れ方というか弾かせ方のコツがありましたら教えて下さいませ

④強弱がまったくついていないので

「あー3」「いー3」「うー4」のPのところのスタッカート&テヌートの教え方教えて下さい

 

冗談

①「いー1」の左手は

左右にこねてしまってできなそうでした→どういえばできるか教えて下さい

⇒その話は美音子ちゃんに教材を渡す前の教材の説明でしたはずです。

本当は前のメールを参考にしてくれれば良いのですが。

同じ説明をします。指が動いていなくて、(touchしていなくて)腕の動きで鍵盤のキーを弾いているからそうなるのです。

練習としてはレファを押さえたままで、ラを軽くstaccatoする。(その逆を練習する。)基本的にはラを軸にして、レファを軽くleggieroすれば良いのです。親指が鍵盤上に置いたままだったら、手の甲はブレません。

テキスト ボックス: 譜例:


その応用がハスリンガーのアルベルティ・バスの奏法です。
親指を置いておいたままで(軸にして)軽いleggieroでド、ミ、ド、ミとはじいていく、それがちょうど際立たせのstaccatoのような感じになります。
それが上手くなると、Mozartなどの古典派のアルベルティ・バスの弾き方が出来るようになります。

アルベルティ・バスは通常はドドドドドのようなoctaveの弾き方を指す事が多いようです。

 

( 譜例、Clmenti op.36 No.4 F Dur の一段目 左手のfa,faのoctave )

 

しかし、実際には、octaveの例だけではなく、ドソミソのパターンも同じAlberti-bassです。
いずれにしても、ギッコン、バッタンしないように、するには、軸を決めて軽く振れば、同じ様に手首を振ったとしても手の甲は捏ねたようにはなりません。

 

 

 

テキスト ボックス: 譜例:





②ラレドレミファレの最後のテヌートの音をはねて弾いてしまうくせが出てきました→どうすればテヌートをやってくれるか教えて下さい


テキスト ボックス: 譜例:グルリット「お祭り」最初の1小節目        




⇒教室では、「終わりよければすべて良い」と言うことをいつも言います。最後のformationを揃える事が、アンサンブルの基本です。グルリットのお祭りでも、ドシドレミの最後のミの音を弾き終わったときに、ゴロニャンの手の型に納まっていなければならないと言う注意をしました。そこで、ゴロニャンの手の型 が定められた位置にちゃんと出来ていれば、ソラシドの音の粒がきちんと出来るはずです。

 

 

補足説明:


テキスト ボックス: ゴロニャンの手の型と前傾の姿勢

最後のtenutoが保持できない場合には、弾き終わった後の手の型を意識させるとよい。

しかし、ドシドレミで手が万歳の手の型(手のひらが開いてしまっている場合) になってしまうと、次のソラシドは手が開いたままのべた弾きとなってしまって、不安定になるのです。

 

 

 

 

 

Bartókの「冗談」に戻って

ご質問ですが、美音子ちゃんは「あかしろ黄色」の「黄色」の「ろ」の音を4分音符では弾いていません。

8分音符で弾いています。『あ、か、し、ろ、き、い、ろ、』の「ろ」の音だけは丁寧に手首で抜かなければなりません。

蛇足ではありますが、子供達が手首を抜けない最も多い理由は、手首を抜く前の音で、(この曲の場合には赤白黄色の、キ、イの部分で)・・・手首が上がってしまっていて、それ以上、手首が抜けなくなってしまうからです。

手首を抜く前の予備のformationが準備が出来ていないせいです。

美音子ちゃんも同じ理由で最後の音符が4分音符ではなくって8分音符になってしまうのではありませんか?

ミファで軽い抜きになります。

そのために最後のレの音を抜くためのformationが出来ないのです。

 

「あー3」の「・・がいい」も軽いaccentが付いてはいますが、sostenutoaccentであってstaccatoではありません。

左手は軽いleggierotouchになるので、左手につられてmelodieが短くならないように、気をつけて弾かなければなりません。

そういった細かい注意が、教材研究のコツになります。

 

③「うー4」と「うー6」の装飾音の入れ方というか弾かせ方のコツがありましたら教えて下さいませ

⇒いつもの通りですが、「うー4」の前打音と「うー6」の前打音の弾き方は全く違います。

「うー6」に関しては弾き方の注意はしましたよね。「うー5」からは最後ですから、もう少し速めに切り上げるような感じで元気よくいっきに終わります。右手の前打音は太鼓のようなimageになるので同時に鳴らして、装飾音だけを瞬間に取ります。

そうすると、錯覚ですばやく装飾が入ったような気がします。この手法はあなたはよく使用したはずですよ。本当に丁寧に装飾を入れるのならば、非常にすばやく装飾の音だけを前に出して弾かなければなりません。しかし、この場合も聞こえてきた音は私の騙しのテクニックと同じ感じの響きになってしまいます。

 

それに対して、「うー4」は、「うー3」から4小節目で既にもうrallentandoが始まってしまっていますから、前打音はかなり遅めに入って来るのです。だから装飾音(前打音のラの音)は前の小節に出して演奏します。rallentandoの小節からrit.をしながら、しかも8beatでrit.していなければなりません。

美音子ちゃんの場合には、そのrit.が出来ないので、前打音が遅くなってしまい、装飾音というよりも16分音符がスキップしているような感じになります。

それでは、前打音の意味が全然違うんだよ!

 

rit.の出来るメトロノームがあればよいのですが、全音さんに「rit.やaccelerando、crescendo、decrescendoの数式を教えてあげるけれど、作ってくれませんか?」と尋ねたところ、「クラシックの人達には、メトロノームはおろか、リズムトレーナーでさえ、売れないんですよ。」という返事が帰ってきて、rit.やaccelerandoの出来るメトロノームは作ってはもらえませんでした。

ですから、元のtempoと少し遅めのtempoで練習するほかはありませんでしょうね。

 

④強弱がまったくついていないので

「あー3」「いー3」「うー4」のPのところのスタッカート&テヌートの教え方教えて下さい

⇒元気なお話に対して、耳元でささやく(つぶやく)様な感じですか?

あなたの耳元で「そうね!」とささやかせてみてください。小さい声になると、自然にsostenutostaccatoになるでしょう?

でも、耳元でささやくような声が出せないとしたら、演奏でそれが出来るわけはありませんよね。

当たり前でしょう?そのために、わざわざ歌詞を作ったのですから。

 

ヘンデルアリア

私が覚えていない為まったくチェックが出来ませんでした。

①4の指を体をよせずに手だけで弾きななめに打鍵してしまうのをなおさせたいのですがどういえば通じますか?手首のぬきですか?

⇒それは何処の事ですか?右手ですか?左手ですか?質問が分かりません。そもそも、4の指を体を寄せずに、というのはいったいどう言う事ですか?4の指がくぐる所の話ですか?Händelのアリアでは両手とも4の指がくぐる所はないはずですが。

 

②左手の2箇所出て来る5小節目と15小節目のラ~ファのところを手を伸ばしてとっているのでかたちがくずれて嫌なのですがどうにかなりますか?

⇒耳タコで言うように、手の型 が崩れるのは、打鍵の位置が崩れているからです。

じゃぁ、何処で崩れるの?

2小節目の231とか4小節目の231の指のくぐりで崩れるのでしょう?

それを直して、ちゃんとした打鍵の位置をキープできない限り41の所だけを直しても意味はありません。

Beyerで指導する型は基本の手の丸い型から6度の型、7度の型と広がっていきますが、芦塚メトードでは、5から2の指までは丸いままで、1と2の指の間だけが広がるのですよ。そう習ったのでは?それが芦塚メトードなのですよ。

だからこの場合も芦塚メトードでは5小節目の7度の型になったとしても、5から2までの指が(手の甲が)潰れる事はないのです。4小節目と14小節目はミの音が?になるだけで、7小節目と17小節目までまったく変わらないのです。

 

③暗譜させて手だけを見させていても正しい打鍵で弾けないのはどうしてですか?

⇒私があなたにいつも注意している事があります。

正しく演奏するだけではコンクールには合格できません。

私が江古田教室で副科の生徒のピアノのlessonする時に、生徒がまだ曲を完全には弾けていないのに合格にしてしまう事がよくあります。

それを見学している先生が勘違いをして、彼女の生徒がBeyerを70%弾けるようになったら合格させたりして、私を困らせています。これは全くの勘違いで、意味が全く違っています。

私は曲が弾けるようになる事を課題にしているわけではないのです。

与えられた奏法が出来るか否かで、或いは、与えられた課題の意味が完全に理解出来ているか否かで、その合否を決めているのです。

 

美音子ちゃんは(まだ年齢的にも)、そこのところを分かっているわけではありません。

というよりも、lessonを見ていると、美しい手の型自体がわかっていないのではないですか?

あなたが美音子ちゃんに「こういう手の型で弾こうね?!」と言って、手の型を作って見せている所をまだvideoでは見た覚えがありません。

 

「ゴロニャンの手の型」と言っても、あなたがその手の型を美音子ちゃんの前で作って見せてあげているのではなく、美音子ちゃんに言葉で「手の型を作りなさい!」と言っているだけですからね。

実際に手で作って見せるのと、言葉で言うのでは、そこの違いの落差は大きいと思いますよ。

特に子供の場合にはね。

 

200*/**月/**日(土) 15:33

美音子のlessonvideoのKritik200*/**月/**日 

楽譜も添付しておきますので、自分でprint outしてください。

Checkはカラーでしているので、カラーでprint outすると良いですよ。

 

[総評:]

前回のtapeと比較すると、見違えるように美音子ちゃんの練習が嵌って来ていて、両手になっても、ちゃんと片手の練習の積み上げが生かされて来ています。

美音子ちゃんの自宅練習がやっと少しずつ軌道に乗ってきたのかもしれないね。

しかし、問題は反対にあなたの美音子ちゃんに対してのlesson態度にあります!

後半は、あなた自身もだいぶlessonに乗ってきて、傍で見ていて気にはならなくなってきたのだが、lessonを始めたばかりの時は、美音子ちゃんに対しての接し方は、まるで夫婦喧嘩してドメスティックバイオレンスにあった主婦が、自分の子供に八つ当たりをしているような態度でしたよ。

それじゃぁ、美音子ちゃんでなくとも、おじいさんの私でも怖い!

美音子ちゃんと一緒に片手ずつ弾いているのはいいのだが、感情的に投げやりに右手を弾いていて、「そんなに美音子ちゃんのことを嫌いなのかい?」 とついつい言いたくなります。

美音子ちゃんの前で、両手で模範演奏をしている所は、気持ちは音楽に感情移入していなくって投げやりなのに、体だけ、さも感情移入しているように見せかけているので、それが傍から見ていると、かなりエキセントリックに見えます。

それとも自分が気分が乗らないので、自分自身で自分を無理やり乗せようとしているのかな?

 

Bartók

rit.と立ち直りが弱い!

あなたが横で美音子ちゃんのピアノに合わせて歌うと、美音子ちゃんはちゃんとrit.が出来るので、単にimageがまだ付いていないだけだ、と思います。

口移しの部分が、あなたが横で歌ってあげなくとも、ちゃんと自分で、(lessonの1回目から!!!)・・・弾けるようにする事が課題です。

 

(lessonの一回目から・・・)という意味は、何度かlessonで弾き直させている間に出来るようになると言う事は、音楽は、コンクールなどの一発勝負の場所でなくとも、発表会でも、弾きなおしをすると言う事は絶対にありえないのです。

ですから必ず、一回目からちゃんと弾けるように、普段からそこのところは注意して指導していかなければなりません。

(当たり前の事ですが、一回目というのは、lessonでは最初に演奏させた一回目だけなのですからね!そこに意識を持っていかせることが大切なのですよ。一回目で失敗して弾き直しをさせても意味はないのです。)

そこをよく注意して、観察してみてください。

 

200*/**月/**日(土) 15:45

分かりました!

今日のレッスンも最悪です。

美音子が何回もやり直しさせられるのを嫌がっていたのを、私自身が嫌になってしまい、私も鬼先生のレッスンみたいになってしまいました!!!

今回、一番うまくいったマズルカの暗譜の所だけビデオに入っていないのが残念です。

 

200*/**月/**日(土) 16:19

返: 美音子ちゃんのlessonが上手く行かなかった事に対してのadvice  

何回も繰り返しやらされるのを嫌がるのは、ただ単に「何故、何回もやらされるのか?」を子供自身が納得がいっていないから・・・なのです。

先生のほうでは、「何度もやり直し(弾きなおし)をさせると、子供は嫌がるのが当たり前だ!」と思いがちですが、それは違います。

子供が何度も弾き直しをさせられる事を嫌がるのは、「なぜ何度も練習をしなければならないか?」と言う事が理解出来ていないからなのです。曲の抜き出しの部分に、あの手この手の手練手管を使って、興味を持って集中して練習出来るか?子供が練習を嫌がらないで出来るか?と持っていかなければなりません。それが上手くいかないと、子供は練習を嫌がるようになってしまいます。

私は子供のlesson時には、私の方から「もう一度弾きなさい!」とは言いません。子供自身に「今のは上手く弾けた?もう一度弾いて見たい?」と生徒自身が弾き直しをしたいのか否か? を聞きます。殆どの生徒はエンドレスで練習を始めてしまうので、練習をさせないようにするのが大変です。「lesson時間がなくなっちゃうので、後は家で練習して頂戴ね。」ってね!

 

Lessonで子供に自主性を持たせること・・・、それは、「弾き直しの練習が必要だと言う事を、子供自身が自分で分かっているかどうか」を、 先生が理解しているのか?と言う事にもかかってくるのです。

当然子供がそこの部分の間違いを、もし分かっていなかったとしたら、先生が子供に対して何百回やり直しをさせたとしても、それで子供が出来るようになる事は絶対にありません。

それが鬼先生になってしまう原因なのです。

あなたは美音子ちゃんに 口では説明はしている・・・と、思いますが・・・、口で説明した事を、本当に子供がその説明を理解したのかの確認はしていますか??

「言葉で説明するだけで、子供が理解したような気になっている」のはとても危険な事なのです。

子供が弾いた演奏を聞くだけでも、本当に子供が理解して演奏しているのか、マネだけで演奏しているのかを聞き分けるだけの技術(聴く耳)は私はあなたに与えたつもりですが・・・。

 

そういった指導上の教育を最初から全く受けた事のない鬼先生と、子供の頃からそういった教育の中にどっぷりと浸かって勉強して来たあなたでは、しょせん音楽や指導のlevel(Niveau)が違うでしょう??

あなたも私から「練習しろ!」とか言われた事は一度もなかったはずだし、練習して来なかったとしても、私から一度も怒られた事もないはずでしょう?

あなた自身が先生や親から言われなくとも、自分で練習して、私のlessonにのめり込んだはずですよね。

幼い頃のあなたと同じように、あなたの生徒が「自分自身で自分の悪い所を判断して、理解出来て、どういう練習をしなければならないのか!」と言う事を理解出来た時には、先生があれこれ注意しなくとも、子供は自分自身が納得がいくまで練習し続けます。

それこそ、何時間も練習し続けることができます。

100回弾き直したとしても、子供自身が練習を嫌がる事はありません。

私達の方が、「レッスン時間がないから、練習は自分の家でしておいで!」と、lesson中に練習を始めた生徒の練習を無理やりやめさせる事のほうが多いのです。

 

副科のピアノの生徒で、ピアノに対してそれ程思い入れのない、自宅練習の癖も付いていない生徒でも、lessonで自分が弾いた演奏に納得が行かないと、結構一人で詰めて練習しています。

子供のプライドと自分自身への批判力が育っているのかどうかが 生徒を育てる勝負の分かれ目になります。

そう言う風に子供の将来を見つめて、そういう風に長時間かけて子供を指導し育てているのですよ。

それも子供の心理を上手く掴む技術です。

親の心理を掴む事に自信があるのならば、子供の心理誘導なんて「へ」でもないでしょう?

「美音子が・・・!!」と言って怒り出す前に、自分自身がちゃんと弾けているのか、よく判断してみてくださいね。

自分が分かっていない事は、子供が分かるわけはないのだから!

もし自分が曲の解釈を分かっていないのだとしたら、美音子ちゃんに対してとやかく文句を言う前に、私に相談すべきではないですか?

 

200*/**月/**日(月) 19:28

200*/**月/**日美音子video  

冗談:

lessonごとに私が指摘したcheck項目の改善が見受けられない。

「A―3」の同じところでtouchが転んでいるのにcheckが出来ていない。

poco rit.で不安定になるのは、むしろその前の「A―3」のtempoの確実性(安定性)がないから!!

それでrit.が出来ない。

「A―4」の立ち直りは相変わらず遅い。

「いいや」の軽いaccentから、「いー1」に入る時のタイミングが出来ていない。

つまり「絡め合わせ」の練習をさせていない、 と言う事だ。「あかしろ、」で「黄色」の「き」に軽いaccentと「い」は抜きになるはずだよ!「きい↑」という抜きがないと表情が出ない。抜くと云う事を自分で真似した時に、美音子は肱を体の外側へ羽ばたくように上げた。抜きは手首だけのはずだが、そう言うimageを持っているのは良くない。

 

左手に対して右手が浮かび上がってこないのは、右手と左手が同じstaccatoをしているからだ。左手はleggieroなのだから右手よりも短い軽いstaccatoでなければならない。

「何色がいい」の左手のラドが不安で取れないのだが、それ以上に、指使いを分かっていない。

と言うか、間違えた指使いのまま、弾いている。

美音子ちゃんは「あー3」から3小節目の左手のラドの指が、何で24の指にしたのか、分かっているのかな?

poco rit.が効かないのは、「あー3」 3-4小節目の「・・がいい。」でtempoを収めてしまうからだ。

既にそこでrit.になってしまっているから、次の「あー3」 4-5小節目のpoco rit.が死んでしまう。

 

「A―4」も「どれでもいい」の後の「や」の準備が遅れるので、最後の音が取れるか否かは、Zirkusになっている。

それで、しかも絡め合わせの練習がないから、「いー1」の頭の左手のトレモロにintempoで入れない。

[「うー4」の左手の前打音の入れ方と「うー3」からの注意]

だから「うー3」は、rallentandoでも、8beatでだんだん遅くしていけば良いといったでしょう!

機関車が止まるように8beatがだんだん遅くなるわけだから、「うー4」は脈絡なく突然遅くなるわけではないでしょうが!

 

200*/**月/**日(金) 21:38

美音子コンクールvideolessonのkritik  

あなたからのメールは**日の「美音子の親たちが自分達の都合で美音子を遊びに引っ張りまわしたりして、家での練習のローテーションが全く崩れてしまっていて、宿題もやってこないし、lessonにならない」、というメールをもらって、その対処の仕方の返事や父兄の扱い方などについてのメールを4、5通書きましたが、そのメールを読んだ感想などの返信は全くありませんね。

この2日3日は連絡もしないで、何をしていたのかな?

何を鬱っていたのかな?

 

また昨日の夜に着いたビデオですが、メッセージがいつものように全く入っていなかったので、その旨をメールしましたが、そのメールは無視されたままで、ビデオの内容の説明のメールは送り返されてはきませんでした。

という事で、返事や感想をあなたに書く事が出来ないので、(私も、色々な雑用をこなさなければなら無いので、)本当は、ほっておこうか!とも思ったのですが、後々また同じ事を書かなければならないので、仕事を貯めるわけにはいかないので、さっさとビデオのチェックを済ませて返事を送ることにします。

 

本文

Bartok

①左手のトレモロの抜き出し練習はドファ#ラの和音の練習だけで終わってしまいましたが、和音が変わるところを、ぱっと変えられないというところが、美音子が一番弱い部分なので、カード練習でもやったように、ABCの三つのパターンを先生がパッと言った時に美音子がパッと演奏に反映出来なければなりません。

そういった美音子の一番弱い練習を一緒にしていないのです。それを私たちは「弱い部分を衝く」という表現をします。

 

②「あー3」では美音子が「あー3」を収めてしまうから、どうしても遅くなってしまうという話を、繰り返しメールしましたよネ。

それならば「あー3」⇒「あー4」までをMetronomて練習すると良い。あなたのように一度「あー3」で収めてしまうのならば、逆効果で意味がない!

 

④あなた自身が模範演奏をする時に 「いいや」の「や」の時に 肩が極端に上がってしまっていてみっともない。アクセントをフォルテで弾こうとするために不自然に肩が上がってしまっています!

 

⑤美音子ちゃんの通し弾きの時にトレモロに入る前に、必ずつまずいて弾き直す癖が付いています。それなのに前回も同じ注意をしたのにもかかわらず、その入りの練習をしていない。

 

⑥「抜き出し練習はやっているの?」という質問で、美音子をいじめているような感じになっていたが、ただの抜き出し練習という事より、絡め合わせのやり方がポイントになるので、あなたが美音子と一緒に練習の仕方をレクチャーしない限り、それを美音子に要求するのは、無理な話でしょう?

 

⑦弾けるという事と確実性という事について、美音子に要求をしていたが、弾けると云う事と確実性の違いを美音子の年齢で論理的に理解させるのは不可能ではないのか?

どこかの音楽大学の卒業生であっても、同じ話を質問された時に、答えに行き詰まってしまって教室に就職出来なくているのではないか?(教室の子供達にバカにされてしまって…!)

子供の場合は、的確性という事は、言葉で説明するよりも、実際にその違いを体験させてその結果、子供が理解するという事でなければならない。という話をいつも繰り返しあなたにしているはずだが?

 

⑧先生のlessonの時に座る位置の話ですが、この話も毎回繰り返しする事であるが、今回もあなたは手前に座ったままその位置を変わろうとはしなかった。

美音子が片手練習をする時に、(右手を弾いている時には)「必ず左手をあなたが弾いてください。」と約束をしたはずですがね。

勿論、もっと初心者の場合は先生も同じパートの右手を一緒に弾いてやることは当たり前なのですが、美音子ちゃんのlevelで、しかもコンクールの課題曲のレッスンで、一緒に同じpartを弾くという事はありえない。生徒のNiveauを意識してレッスンをしなければならない。

 

⑨美音子に「そんなんじゃ、コンクール間に合わないよ」と脅かしていたが、それはただのプレッシャーであり、ただの虐めではないのか?

本来ならば、ここの所とここの所がこういう風に弾けるようになれば、合格出来るよ!」とポジティブに示唆をするのが、正し指導ではないのか?

 

Händel

「どこが、間違っているのか分るの?」と質問するのは良いとして、その間違えている所を美音子に楽譜に書き込ませないと、家での練習はまた忘れたままになってしまうのではないか?

それで、またまた、「なんで練習してこなかったの?!」という事になってしまうのではないか?!

 

総括:

実際上、指示された事を何もやってこない場合は、美音子ちゃんではないけれども、そこで指導する必要はない。 

もし、前回のlessonの内容が分かっているとしたら、もう一度同じlessonをする事は、貴重なlesson時間の無駄になるからです。

生徒に価値付けの話をする前に、先生自身が私のビデオのレクチャーに対しての価値が弱いのではないか?

だからあなた自身が一生懸命やろうとする時と、lectureから逃げ回る時とも落差が大きいのでは?

せめて、価値感だけでも、きちんと持っていれば、自分が落ち込んだ時でも、そこの所を逃げるのはプライドの問題になる。

「反省だけなら、猿でも出来る」という話があったよネ!

 

200*/**月/**日(日) 14:50

今日のレッスン*月*日       

今日美音子ちゃんのレッスンをしました。

昨日「先生に失礼なので ビデオは美音子ちゃんが課題が出来てから送ることにします。」と伝え、「美音子ちゃんが もし遊びたいし、練習も嫌で、面倒くさいのならば 今コンクールを受けるかどうか?レッスンも週2でやる必要があるのか? もう一度家族でよく話し合って決めるようにしてください。」と美音子ちゃんと親に言いました。

「楽しいレッスンに切り替えることは出来ますし、実際それで楽しく通ってきている子も大勢います。どうしたいかよく話しあって決めてください。」と強めに言いました。

結果今日レッスンに来て「予定通りコンクールは受けます。」「言った通りやります。」ということでした。

本当に美音子や父兄が分かっているかどうかは分かりませんが、出来ていなければ強く言えるように持って行くようには出来たと思います。

 

レッスン日は 月金にかえて、夜にして、美音子の父親が、美音子が家で復習する様子をチェック出来るように、自分の家でもビデオを撮ることになりました。

この話は私が提案しました。

家でけんかになる原因が、いつも母親と美音子の「先生がこういったああいった」だったみたいなので・・・。環境は整ってきました。

あとは実際の音やテンポや練習の水準を、私も美音子も親も、具体的に分かる事かpointかと思いました。

今、今日までの分に関してはプリントアウトしましたのでファイリングします。

 

今日のビデオ

1. アリア

アリアの切れ方(アーティキュレーション)は本番もこれで弾くのですよね?レガートではなく16分音符を2つにきるのはどういう意味ですか。粒を安定させるためですか、それとも奏法などの様式の問題ですか。

 

2. 冗談

冗談のフリーズのところのフェルマータは今美音子が4つ完全に数えてしまいその間に左の準備をしようとしていて全然フリーズの感じがでないで困っています。「どれでもいい」 の後で止まって待つ時は手首で抜きをした体勢で上で準備していれば言いのですか?

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