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sinfoniaのお話に戻って、・・・・・

それから、最初の1小節目に出てくる複雑なthemaの小節を、小節ごとにコピー(ctrl+C)して、そのthemaが出てくる小節にペースト(ctrl+V)する。

ペーストは一度コピーしたら、次に又コピーをするまでは、何回でも、繰り返し、ペースト出来るからである。

2小節目の中声部、8小節目の中声部等々である。

コピーが終わったら、実際の音符を入力する前に、そのコピーしたthemaを本来の調に移調する。

ユーティリティ⇒移調で移動する音程を指定する。

これは、複雑で手間の掛かる音型やrhythmの場合だけに有効な分けではない。

簡単な音符が繰り返される場合でも、超有効なのだ。

このSymphonie5番の左手の動きもそうなのだが、簡単ではあっても、同じ音型が単純に繰り返される場合には、充分に時短を図れる。

このsinfoniaの5番の左手の動きも、悪賢く、と言うか、どちらが効率的かは分からないけれど、最初の1小節の左手をコピーして、全部の小節にコピーすると、後は移調だけで、いとも簡単に左手を全部入力出来る。

コピーの方法であるが、先ず、1小節目を次の小節にドラッグする。2回目は、ドラッグして出来た2小節を更にドラッグする。そうすると、4小節になる。それをコピーすると、8小節なのだが、1をコピーして2、2をコピーして4、4をコピーして8、じゃあ、後8を何回コピーすれば、38小節になるのかな?
2+4+8+・・・これはネズミ算ですよ。


但し、11,12小節目は、themaの左手の音型とは、音型が全く異なるので、一度コピーした小節を、矢印キーでselectして、deleteキーで、小節内の音符を全部一括で消してから、新たに音符を入力した方が早いかも知れない。



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小節を跨ぐ、連桁

連桁自体の設定は難しくない。
選択キーを選んで目的の拍の次の小節をselectする。⇒プラグインメニューから⇒音符関連⇒パターソン・プラグイン⇒小節を跨ぐプラグインかその解除を選択すると良い。

しかし、それをコピー&ペースト等の操作をすると、rhythmがぐちゃぐちゃに壊れて、手直しが大変である。コピーする前とか小節中の連桁を作る場合も、そういった場合も、先にコピーや手直しを済ませてから、最後に小節を跨ぐ連桁を設定しないと、拍がグチャグチャになって修正が大変になってしまう。


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超便利なarticulation slurのコピー

変形図形スラーをコピーするには

  1. 〔選択〕ツールをクリックします。
  2. 〔編集〕メニューから〔ペースト対象項目の選択〕を選択します。〔ペースト対象項目〕ダイアログボックスが表示されます。
  3. すべてを解除〕をクリックしてから〔変形図形(音符付随)〕を選択します。〔OK〕をクリックします(またはEnterキーを押します)。
  4. 編集〕メニューから〔選択した対象項目のみペースト〕を選択し、コピーしようとする変形図形が含まれる領域を選択します。
  5. コピー元の小節を目的の小節にドラッグして重ねると、特殊な符尾の情報がコピーされます。コピー先となる小節が画面上にない場合は、表示されるまで画面をスクロールします。CtrlキーとShiftキーを同時に押しながら目的の小節をクリックします。どちらの場合も〔コピー回数〕ダイアログボックスが表示されます(元となる小節の真上または真下のパートの小節にコピーする場合を除きます)。
  6. 数字を入力して変形図形を何小節繰り返してコピーするかを決定します。〔OK〕をクリックします(またはEnterキーを押します)。

終わったら、必ず2に戻って、全てを選択をクリックしておく事。うっかりmissを防ぐために

私の失敗談
楽譜をコピーしようと思って選択をして、コピーして、ペーストしたら、全く出来ない!
超困って、ナンバーロックをクリックしたりした。
・・・、でも出来ない。
ネットで調べても、原因が分からない。
しばし、冷静に考えて、「あ〜!」・・っと、思い当たった!!

・・・・・・・
、この曲ではなく、別の曲を編集する時に、articulationのコピーをしたままだった。
ひょっとしたら、それが原因なのかな??
でも、新しく作成しているのに、前の設定が残っているのかな??
編集を開いてみると、しっかりと「選択した対象項目のみペースト」にcheckが入っている!!
ホントかよ???
checkを外して、問題は解決・・・??????

新規で作成していたのだから、当然、設定も新規になっていると思ったのだが・・・???
・・・・不思議だ!!


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出来ない事は、出来ない!!


古今東西の作曲家は、理論を無視して、楽譜を書く事がよくある。
楽譜上の美的見地からである。
上記の楽譜はBachのinventionの中の、sinfonia 15番h mollのkadenzの部分である。

でも、楽典的には、下の@番の表記が正しい。
でも、半端な休符が入るのは、頗る美的ではない。
通常は、全音符や全休符が、その不完全な拍の代用をするのであるが、16分音符の9拍子では、全音符では、余りにも不自然である。
・・・という事で、大Bach先生は、上記のように、全音符の代わりに、付点2分音符を最後の音符にあてた。
その方が視覚的にとても良いからだ。

Bachの意図通りに、付点2分音符を9/16に強引に入れようとしたが、出来ない。
出来ないものは、出来ないのだよ。

という事で、いつもの裏ワザだ!

A:先ず、定形通りに@を入力する。
B:休符を非表示にする。
C:日本語の記号[・]=中黒を入力して、付点の位置にドラッグする。

それで、なんちゃって「付点」の出来上がり!!




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kadenzの作成


1小節に無数の音符を入力するには(拍子記号ツールを使った方法)
1.〔拍子記号〕ツールを選択して、カデンツァがある小節をダブルクリックします。〔拍子記号〕ダイアログボックスが表示されます。
2.右上の矢印をクリックして、例えば54/4拍子のようにその小節が含む拍数と一致するように設定します。
3.〔OK〕をクリックします。その小節と次の小節には拍子記号が表示されています。
4.〔小節〕ツールをクリックして、カデンツァがある小節の小節線ハンドルをダブルクリックします。〔小節の属性〕ダイアログボックスが表示されます。
5.〔拍子記号〕のリストから〔つねに表示しない〕を選択します。
6.〔OK〕をクリックします(またはReturnキーを押します)。カデンツァの後ろの小節にも同じことをくり返します。

また、通常の方法で音符を入力してから、余分な小節を非表示にするという方法もあります。小節線を個別に隠すにはをご参照ください。


理由(わけ)の分からないfinaleの臨時記号入力

臨時記号は、楽典的には、当然その小節の右側の部分は有効である。
勿論、Tieの場合には次の小節のTieの音にも有効である。
キーボードで入力する場合には、何の問題もなく、臨時記号の音が入力出来るのであるが、マウスで入力する場合には一々、音を入力すると臨時記号の後の音符でも、幹音になってしまう。
finaleは楽典が苦手なのかな??
音を、一度入力した後で、その音をテンキーで臨時記号をもう一度、打ち直さないといけないので極めつけに面倒臭く、甚だ迷惑である。

最初の拍で打った臨時記号が次の音符にも優先されるべきであるが、そういった項目はないし、netで質問しても、その事についての解答例はない。
マウスで入力をするという発想自体がないのかな?
私の場合にはパソコンはfinale専用ではないので、鍵盤のキーボードやテンキー等を常設でパソコンのUSBに取り付けているわけではない。
だから、チョッとした曲の入力ぐらいなら、鍵盤のキーボードをセットする事無しに、マウスで入力してしまう。
試しに、その小節をselectして、プラグイン⇒音符関連⇒警告の臨時記号から、色々と試したら、全部の臨時記号の音に記号が付いてしまった。
今度は、この臨時記号を、一括で消すことが出来ない。
ますます、堂々巡りになって、ドツボにハマってしまった。
という事で、取り敢えずの非常事態の回避という事で、ショート・カットで、必要のない臨時記号をshift+ctrlに-キーで何とか臨時記号を消すことが出来た。

但し、一個一個をカーソルで捕まえるのは大変なので、音符をselectしてから、→キーで、音符を移動させると、小さな音符や前打音等も簡単に移動scale出来るので、楽である。
このショート・カットは、色々と使える。



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「8分の3拍子を4分の3拍子に一括で変更するには?」

最初に4/4をselectして小節の1小節目を選択して右クリックすると色々な拍子が出てくるので、そこで4/3を選択する。音価は変わらないので、8/3拍子の時のままのrhythmの音符が残るので、ユーティリティ⇒変更⇒音価を選択し、8分音符を倍の4分音符にするのだから、全ての音符を一括して変更にcheckを入れて、100%を200%に変更すると、一括で4/3拍子に変更出来る。これはまた、色々と応用が利くので覚えておくとよい。



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