蛇足:
しかし、日本製のrecorderはモダンpitchであったとしても、440サイクルですよね。では教室の443サイクルのpitchとは合わないのではないか?と思われる方も多いと思います。
それはそうなのです。
しかし、recorderはブレッシングでpitchを調整することができます。
息を歌口に強く吹き込むと、pitchは高く上がります。
息の速度を強く早くするために吹き込む息を糸のように細く鋭くする事によって、透徹力のある美しい音を作る事ができます。
そうすると、440サイクルのrecorderでも、443サイクルまでpitchを上げて演奏する事ができるのです。
一見するとpitchが全く変えられないように思われがちのCembaloですが、現代のbaroqueCembaloには、baroque時代には無かったスライド鍵盤という機能を持っているCembaloがあります。
教室で演奏会用に使用している2段のグジョン・モデルのconcertoCembaloと1段のルーカス・モデルbaroqueCembaloもスライド鍵盤の機能を持っています。
私の個人所有のグジョン・モデルのconcertoCembaloです。