左側の楽譜は、私が高校の2年生の頃に作曲したピアノ曲です。
Sonetto集というタイトルで12曲ぐらいをワンセットにした曲集の中の1曲です。
当時は、未だ、Lisztが「ペトラルカのソネット」という曲を作った、・・・と言う事は知りませんでした。
というわけで、この「ソネット」というタイトルは、立原道造からの影響です。
勿論、田舎町の長崎での作曲なので、写譜ペンなんていう、マニアックなペンは何処にも売っていなくって、記譜は未だ、写譜ペンではなく、普通の万年筆を使用しています。
勿論、未だコピー機は発明されていなかった頃、つまり1961年(昭和36年)頃の作品です。
高校2年生というか、3年生というか、19歳の時に始めてピアノを祖母に買って貰うので、未だピアノも持っていない、(習っていない)頃の作品になります。
要するに、作曲の理論を学ぶず〜と以前の自己流の作品です。
当然、音符を書くための写譜ペンという専用のペンがある事すら知らない頃の楽譜です。
音符の符頭を、普通のペンで書いているので、見にくいのが、よく分かります。
但し、この音符の色の薄さは、コピーの性ではなく、当時の万年筆のインクが経年劣化したからなのです。
(この譜面は当時の譜面をコピーしたものです。)
[写譜ペンのお話]
次の練習ノートは、私のlessonnoteで、清水先生の下で、celloの勉強をしていた時の覚書帳(memo)の中の1Pageです。