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日本の音楽学校時代から、私は、愛用の写譜ペンで清書をしていました。
それは、ドイツ留学中になって、作曲の清書が毎週大量に増えても、必ず清書をキチンとするという私が自分に課したルールは変わりませんでした。
ドイツ留学中の時も、愛用の写譜ペンで、キチンと清書をしていました。

勿論、先生に見て貰うという事で、キチンと浄書していたのですよ。

それはPringsheim先生、Genzmer先生の門下生としての最低限のマナーですからね。

私は、adviceを仰ぐ時に、下書きのままに、人に見て貰った事は一度もありません。
それも私なりのプライドですがね。。

この譜面は、所謂、写譜ペンで書かれています。
「分かっているよ!!」
「否(いや)、それはチョッとね!??」



私が「いや、それは・・」と、言ったのは、このペンが、実際には、写譜専用のペン先、つまり、・・・写譜用の万年筆では、ないという事なのです。

自分が、普段使いに愛用していた万年筆で、ペン先が極太のペンを、写譜ペンとして使用していただけの話なのですが、その後、数本の写譜ペンを試してみましたが、本当の写譜ペンとして売られている万年筆よりも、数倍も使い易いので、写譜専用として、愛用しているのです。

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