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このペンは、大学で教鞭をとっていた頃の、外に持って行くための、普段使いの小さなペンです。

マーカーでキャップを赤く塗っているのは、修正用の赤いインクを入れているからです。
大学で指導をしていた頃に愛用していたので、生徒達のために、赤と黒を使い分けています。

メーカーは忘れましたが、国産のペンで、カートリッジ式のペンです。
持ち歩きには、私の愛用している写譜ペンのようなスポイト式のペンは不利です。

途中でインクがなくなったら、目も当てられませんからね。

大学の先生としては、当時は万年筆は必需品でした。
未だ、ボールペンが、トラブル続きの時代で主流ではなかった時代だったので、誰もが万年筆を愛用していた頃です。
鉛筆で採点やcheckは出来ませんからね。

余談
2013年の夏に長崎に、里帰りしました。
認知症が酷くなって、ホームに入れたお袋のお見舞いと、家の残務処理のためです。
認知を患って、色々とした仕事の処理をするのは、大変だし、難しいのですよ。
四日市教室のおさらい会の後に、そのまま車で駆けつけました。
色々な処理で、荷物が大量になるので、手ぶらでは行けないからです。
昼間は頑張って、作業をして、夕方はホームに駆けつける毎日です。
雨漏りの修理のために、ホームセンターに行って、ベランダの補修剤を買って来て、雨漏りをする場所に塗っていったりします。
大変な作業です。

夜、息抜きに街に繰り出したら、万年筆の病院が未だありました。でも、昼間は街に行くのは無理だったので、お店には寄れませんでした。
残念・・。
当時の技術者のお爺ちゃん達は健在でしょうかね。



[写譜の鉛筆]

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