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蛇足ですが、私のideaの一つで、写真を見ていただくとpipeにカップが被せてありますよね。
黒いフェルトの上の所です。
これは「閉管のpipe」という事で、実際のpipeが出す音の大きさの半分の長さになります。
それを理論気柱と言いますが、大きな振動の丁度半分の所で、押さえると音の高さは同じでも、半分の長さで振動させる事が出来るのです。

ですから、この楽器のpipeの本当の長さは見かけのpipeの倍の長さになります。
という事で、鍵盤の実際のpitchと同じ標準のpitch8feetの音が出ます。(閉管でなければ、実際のキーよりもoctave上の4feetの音が出ます。)そのideaで、実際のpipeorganの半分のサイズと重さにしています。
但し、その分音量は弱くなるのですが、実際には現代では、強力なモーターで風を送るので、20名程度のbaroqueorchestraや、3,40名程度のcantataなら、難なく対応出来ます。
            

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