前ページ

楽曲分析



まず、themaの入りのPeters版(Schleifer校訂版)では、冒頭のthemaはornamentは未だ、書かれていません。
というか、出版されているPeters版のChaconyには、ornamentは書かれていません。
ですから、Peters版はKarl Schleifer版となっていますが、なにを校訂したのかは、分かりません。
唯一、basso continuoのCembaloの右手のpartが書かれていますが、下手な理論的に間違いの多い、また数字譜の和音に従っていない、ヘボい和音付けです。Peters版といえど、その程度なのかな??
それに、最悪なのは、melodieの動きが複雑なので、violinのmelodieをなぞって、弾いていますが、それは、音痩せを引き起すので、continuoのRealisationとしては、最悪の回答になります。


勿論、上記のYou Tubeの演奏には、細かい装飾音が付け加えて演奏されていますが、それは演奏者が即興的に、付け加えて演奏したもので、演奏者のoriginalになります。


昨日は、この曲をfinaleに入力しながら、ornamentも書き込みました。
曲が膨大になるので、homepageには、今回は、取り敢えず、このthemaのornamentだけを、私の校訂として、このhomepageにupする事にしました。

以下のようになります。
ornamentは、強拍を表す装飾音と、vibratoを表す装飾音、decrescendoを表すtrillと、glissandoを表すschleiferだけを使用しています。
本当は、もう少し色々な装飾音を使用したかったのですが、finaleに常備されている装飾音は、それだけなので・・・ね!!??
勿論、generalbassも私が作ったものです。
演奏するのは簡単なのですが、いちいち、finaleに入力するのは、とても面倒くさいのですよ。
声部か変わるといちいち、レイヤーを変更しなければならないのでね。

余談ですが、奇しくも、この曲の校訂者の名前もschleiferですよね。


次ページ