ただ、それだけでは、音楽教室としては、なんの勉強にもならないので、先ず、YouTubeにupされているJ・C・Bachのconcertoの中の一番良いと思えるkadenzを、梨紗さんの聴音の勉強の一貫として、aircheckして、楽譜に書き取る作業をして貰いました。
aircheckとは、音楽の業界用語で、You Tubeの音を聞き、楽譜上に書き取る作業の事を言います。
音楽の色々な仕事の一つには中、そういった専門職の仕事もあります。
採譜のarbeitは、音大の学生が良くやるarbeitの一つでもあります。
音大生にとっても、家で出来る仕事だからね??!
練習の合間、勉強の合間に出来る作業だからです。
しかし、この作業(仕事)は、音楽大学のお受験程度の聴音の能力では、出来る代物ではありません。
やはり、これも一つの専門職なので、手に職の世界で、音楽大学の卒業程度の力量では出来る仕事ではありません。
という事で、実際のaircheckの勉強をしているのですが、本来、そういった職業としての音楽を勉強しなければならない中学生の時期に、音楽を職業とするための勉強を始めた分けではないので、未だ勉強途中なので、梨紗ちゃんの回答は、未だ間違いや勘違いが多くて、手書きの状態で、そのままhomepageにupする事は出来ません。
訂正箇所が多いので、仕事としての、お手伝い作業としては、使えません。
梨紗ちゃんに指導出来る範囲は、音楽のgenreの中の、一つの「職人としての仕事」になるので、勉強途中の受験生が学べる範囲は、「そういった職業があるのだ」 という所までです。
しかも、そういった採譜のTechnikを教えてくれる所は、学べる所はありません。
これは、専門職なので、音楽大学の先生達が出来る分けではないからです。
仮に、聴音力があって、得意分野だとしても、採譜が音大生のバイトとして成り立ったとしても、そのまま印刷出来る水準の採譜である分けではなく、そこには、ちゃんと専門の技術者の手によって、補筆訂正されてから、初めて出版出来る水準になるので、あくまで、手間仕事(バイトの仕事)にしかならないのです。
という事なので、本当にNiveau(水準)をクリヤー出来るようになるまでは、出版本等に採譜者の名前が掲載される事はありません。
一般の音大生達は音楽の職業というのは、pianistと音楽教室の先生、学校の音楽の先生ぐらいしか知りません。
しかし、本当は、音楽関係の仕事は無数にあるのです。
しかし、そう言った技術を学べる所は、(音楽大学を含めて)・・・ないのです。
そこは、矛盾と言えば矛盾です。
今回も、そういった音楽関係の色々な職種の一つを学べれば、・・・・・proの職業という片鱗でも知る事が出来れば、良しとしましょう。
という事で、ここでは指導の過程ではなく、勿論、私が補筆訂正をした譜面を最初のPageだけ、掲載しておきます。
当然、Pageが複数のPageに渡ってしまうので、ここでは1Page目だけを掲載します。
この譜面は、You Tubeの演奏、そのままではなく、私が補筆訂正を加えた楽譜です。
完全にYou Tubeからaircheckした、そのままの譜面を、一応、私のパソコン上には保存していますが、結構、間違いや勘違いが多いので、そのまま採譜した譜面ではなく、私が訂正補筆した楽譜を掲載しておきます。
素人的な間違いを(proのforte-pianoの奏者であったとしても、kadenzの作曲は、別の領域で、作曲家の領域でもありません。それはそれで、また特殊な技能なのです。幾ら、forte-pianoのtouchで演奏も上手だったとしても、kadenzやornamentの演奏はまた、分野が違うので、それはそれで、勉強しなければならないのですよ。)
医学の世界でも、そうでしょう??
昔は、内科と外科しか無かったのですよ。
それが脳外科や心臓外科、今はもっと細分化されていますよね。
「右手が動かなくなった!」「痺れる!」ハテさて、何かに行けば良いのかな??
内科?整形外科?心臓?・・・・・・etc.etc.
当然、下に掲載した譜面と、梨紗ちゃんのYou Tubeからの採譜の譜面とでは、音楽の流れの大筋では変更しては、いないのですが、梨紗ちゃんの書き取りの時の音の単純ミスや音価の間違い等々の採譜上の間違いを手直しするだけではなく、このkadenzを作った演奏家自身が犯した作曲上の間違いに関しても、大幅に補筆修正をしています。
以下の音源はそのkadenzの全体です。