しかも、東京のように森を散策するのに電車で森の入口まで行く必要は無いのです。
村の外れが、既に森の入口なのです。
私が住んでいた場所から、深い森の入口までは、わずか10分程度の道のりです。
だから、一度は、興に任せて歩いてしまい、うっかりと4時間も真っ直ぐ森を歩いてしまいました。町を取り囲む森なのに、4時間歩いてもほんの一部なのですよ。
勿論、帰りは諦めて、電車で帰ってきましたがね。
残念ながら、東京には4時間歩いても行きつけないような、自然のままの美しい森はありません。
森を散策しようと思うと、それこそ江古田の町から1時間以上も電車に揺られていかなければなりません。
たった1時間の散策をしようと思っても、往復、2時間もかかるのでは、仕事のアイディアをひねり出す…という、気分転換にはとてもならないのです。
それこそ、フィールドワークのプロジェクトを立ち上げなければなりません。
本末転倒もいいところです。
というわけで、私が望むか望まぬかにかかわらず、散策という選択権はありません。
昔は、それでも、深夜に、疲れた頭を冷やすために、深夜の街の中を、必ず1時間ほどの散歩をしていました。
それは、私の少年時代からの習性です。
しかし、現在では、どんな小さな道でも、平気で入り込んで来る車や、夜が昼間の無軌道な若者たちがこの江古田の町にもよく見かけるようになって、あまりにも危ないので、散策を止めてしまいました。
そういった、外的な事情とは他に、痛風や腰痛による体調的な歩行困難がもう一つの散策をやめた要因となってしまいました。
肥満とは直接関係は無いとは思いますが、それでも体力は散策をしないと確実に落ちてしまいます。
現在は、心臓のリハビリも兼ねて、体力を戻すということで、相変わらず深夜の散策ではありますが、わん公たちを連れて、一時間程度の夜のそぞろ歩きを復活させています。
「時間と整理」には全く関係ない、個人的な雑談ですが…。
話を時短の話に戻すと、作曲家はアイディアを出すのに散歩をする事が多いようですが、私の場合には、散歩をする事が少なくなってしまったので、・・・・というか、実際にはアイディアは、テレビを見ている時、人と雑談をしている時・等々と、ありとあらゆる状況の時に閃く事があります。
教室の先生達と仕事の話をしている時にも、レッスンで生徒を指導している時にも、相手が私の話のpointをmemoる事はありません。
箇条書きの前に、箇条書きよりももっと、one pointで、それを思い出す糸口のhintを書き留めておけばよいのに・・と何時も思うのですが、目の前の紙切れにさえ、書こうとしない、鉛筆さえ準備されてはいないのですよ。
ベートーヴェンにしろ、ダ・ヴィンチにしろ、偉大な先人達はみんなメモ魔だったのですよ。
だから、ダ・ヴィンチのメモ帳やベートーヴェンのメモ帳を今日文庫本で買って読む事が出来る。
そういった、偉人に学ぶ事は大切だと思うのですがね。
話を元のもう一つ元に戻して・・・・、
『私の普段の仕事ぶりを見ていた人が、私の行動に、とてもびっくりしてしまう事が時々あります。それは、超仕事が忙しくなって、追いたてられて、しかもタイムリミット直前になって、とても間に合わないと、周りが言い出した時に、突然私が、狂ったように、身の回りの整理や部屋の掃除を始めてしまう事なのです。
人は結構驚いて、慌てふためいてしまいますが、しかし、実は意外とこれが、結果的には作業を、スピーディに進めるための仕事の効率化となっています。』
とここまでの、お話は先ほどもしましたね。
実はこれからは、その次のお話です。
実はこういった行動には、大きく二つの意味があります。
その仕事のpatternを、単なる機械であるパソコンに置き換えて、その機能性を説明しましょう。
その一つは、勿論、仕事を進めて行くと、その仕事がパソコン作業の場合でも、だんだん不要なfile(所謂、ゴミ)が溜まって行きます。
パソコンに慣れていない人達は、あまり知らない事かもしれませんが、ゴミが溜まってくると。その結果として、パソコンの動きが遅くなったり、bugが出来たりして、作業の能率や効率を落として、仕事を遅くしてしまうのです。
実際上の仕事の遅れは、1時間当たりに5分程度かもしれません。しかし、その作業が積もり積もると結構な時間をロスしてしまいます。
ですから、「パソコンが遅くなった」と感じた時には、パソコンのデフラグ(お掃除)をします。
デフラグ(お掃除)のソフトは結構種類があるので、小一時間もデフラグにかかる事があります。
しかし、パソコンの速度が戻ってくると、具体的な時間の話よりも、考える頭の効率の方が楽にスムーズになるので、遅くなってしまったパソコンをイライラしながら作業させるよりも、よい仕事が出来ます。
第二番目の意味は、パソコンや部屋をお掃除していると、パソコンで今しなければならない仕事が出来なくなってしまうので、その間は仕方がないので、他の作業をする事になります。
という事で、必然的に、その仕事から外に出ることが出来ます。
つまり今やっている作業を外から見直す事が出来る、という事なのです。
仕事の進み度合いによって、そのstage、stageで外から見つめ直すと、意外と効率の良いバイパスを見つけ出す事が出来ます。
そのバイパスが、たった一つ、の時短に過ぎなかったとしても、ほんの2、3分の時短にしかならなかったとしても、それが集まっていくと、結果的には、間に合わなかった筈の仕事を、約束された時間迄に終わらせる事が出来る程の大きな時短に繋がって行きます。
急がばまわれの諺のようにです。
或いは、こういう風に、ほんの2分、3分の時間を節約する事を、よく私は薄利多売という言い方をします。
多くの量販店は安く仕入れて、安く売る。
それが、一つ一つは、1円、2円の儲けに過ぎなかったとしても、量をこなす事で莫大な収益を上げる事が出来るのです。
でも、こういったコツコツ型の仕事が出来ない人達は、ギャンブル型の人達です。
ギャンブルが好きな人は、一攫千金でボロ儲けをしようとする。でも、それでは長続きはしないのだよね。
江古田のラーメン屋のように直ぐに潰れてしまう。
それなりに凝っていて、お洒落で、美味しいのに、何か他違うのだよね。
でも、プロを目指す生徒達に何時も言っているように、その何かが、芸術家と職人を分けるものなのだよ。
芸術家は後の世の人達がそれを決める分けだから、食えなくて当然なのだよ。
だから、直ぐに潰れる!
当たり前なのにね、それが分からない!
不思議だ!
[並行作業の勧め]
私は、生まれつき、ぶきっちょで、作業をするのが人よりも遅いので、せめてほかの人達と肩を並べて仕事がこなせるように、仕事の効率を上げるために、並行作業をよくやります。
だから、普通の人のようにこつこつと、順番に仕事をこなしていく事は、私の場合にはとても不利なので、そういった風にこつこつと勤勉に仕事をする事は、寧ろ少なく、前や後ろの作業を同時に進める事がよくあります。
それと、現在では、パソコンというとても便利な文房具がありますので、パソコンに任せられる作業は、パソコンに仕事をさせて、パソコンの作業が終わる頃に、パソコンの作業が続けられるように、パソコンの終了時間にタイマーをセットして、パソコンに仕事をさせると同時に別の作業を同時進行させて行きます。
そういった作業が二つにも、三つにも渡ると、部屋中を動き回っている私の首に二つも、三つものタイマーがぶら下がる事になってしまいます。CDをダビングしながら、パソコン1はprint outをさせてパソコン2は動画の編集をしながら、パソコン3でfinaleに音符を入力をしながら、パソコン4でメールで指示をだしています。
タイマーが3台、4台とあって、その内の一つのタイマーが鳴った時、「え〜っ?このタイマーはどの作業だったっけ??」と、ならないの…?
ハッ、ハッ、ハッ!
…そうは問屋が卸ません。
単にタイマーに附箋を付けておけばよいだけだし、先程の首に掛けるという話は例外で、通常は、私の場合にはやっている仕事の場所にタイマーを置くので、間違う事はありません。場所を離れて、首に掛けておかなければならない時でも、一番最初に鳴るタイマーを首に掛けておけばよいだけなので、何個も首に掛ける話はただの冗談ですよ。
そこは慣れよ!慣れ!!
いらなくなったコピー用紙や無駄紙はA6に裁断して、裏をメモ用紙にして使います。
A6のメモ用紙も買うとそれなりの値段はするので、こういった無駄紙ならば、安心して「ちょいメモ用紙」に使用することが出来るからです。
だから安心して、複数のタイマーに「A6の無駄紙」にインデックスを書いて、ホチキスでくっつけます。
たったそれだけの一手間の作業で、幾つもの作業が、間違える事もなく並行作業出来るのです。
こういった複雑な作業の並行の進行は、私が作り上げたプロジェクトの計画の用紙でペーパー上に書き表すことが出来ます。
勿論、私が現在自宅の仕事場で仕事をしている作業は、自分の個人的な仕事や教室の雑用も含めてとても広範囲の作業を同時にこなす事になります。
だから、効率を考えると、一つのプロジェクトを推進していくのではなく、パソコンが開いていれば(使用していなければ、と言う意味ですが、)そのパソコンで出来る作業(ビデオの編集などの雑用作業)などを並行で作業させていきます。
ということで、私の自宅には、現在パソコンが4台が同時稼働しています。
3台のディスクトップと一台のノート・パソコンです。
パソコンで作業をしていると、保存や書き換えの度に、30分1時間と、待たされます。
その時には、パソコンを稼働したままで、次のパソコンで他の仕事をします。
また、homepageを作成したり、変更したりする時には、一台をnetにつないで、そのhomepageの画像を見ながら、そのPageの校正をします。
兎に角、パソコンは、時間通りには、動いてくれません。
・・・という事で、時短をしたければ、2台、3台と、パソコンを稼働しなければなりません。
私のnotePCである、Let's noteは、現在、教室に貸出しているので、この写真には写っていません。
しかも、不思議なことついでにプリンターも、なぜか部屋に4台あるのですが、これは型番が古くなってしまって、とうの昔にメンテナンス期間が終了になった古いプリンターなのですが、パソコンが新しくなったので、ドライバーが対応出来なくなって使用出来なくなって捨てる事になっていたプリンターを、事務所から貰って来て、ネットでドライバをバージョンアップして、現在のパソコンに対応出来るようにして、使っています。
古いプリンターなので、普通紙での荒打ちの校正用に使用しています。。
2台目のプリンターは、写真用紙、CD、DVDのレベル、ジャケット印刷等に使用しています。
3台目は複合機なので、スキャナー、コピー、写真のネガの取り込みや両面印刷(両面の場合、裏面の印字が表に出ないように、両面専用用紙を使用しています。)あとは、はがき印刷やL版のフォト印刷に使用しています。
4台目も複合機なのですが、これは最新機種で、A4の複合機では、楽譜は菊倍版といってA4判よりも大きなサイズなので、楽譜が切れてしまってうまく印刷出来ないので、A3ノビの複合機を無理して買ってきました。
用紙のカセットが二個付ける事が出来るので、カセット1にはルーズリーフのノートの罫線に合わせて印刷できるようにしてあります。
カセット2はA3版の用紙が入っています。ホームページ等の、大判の印刷を専門にさせています。
このお話を書いたのは、もう2,3年も前の事になります。(季節の移ろいは早いもので、もう、5年10年と、経ってしまいました。)
残念な事に、大型のコンピューターはXPから、嫌々ながら、windows7にversionupしなければならなくなりました。
しかし、古いプリンターがもう、windows7には対応しないのだそうです。
困った!2台もプリンターを捨てなければならないのですが、CDのレーベル印刷が新しいプリンターでは出来ないのですよ。
そのために、安い普通のプリンターを買わなければならない。
お金も置き場所も無駄なのだけど、レーベルの専用の機種で、ちゃんとしたプリンターはないのだそうですよ。
困ったもんだ!
という事で、14年からは、全部のプリンターが新機種になってしまいました。
業務用の印刷機では、カセットが4個、5個入っているので、それぞれのサイズの用紙で印刷出来ます。
まあ、古いプリンターでも、在れば同じ事は出来るのですよ。
蛇足:道具を使いこなす
道具の使いこなし方については、色々なPageに書いて来ました。「memoの取り方」の速記法やと単語登録の仕方のお話や、finale教室、パソコン教室等々に徒然に書いて来ました。
私が教室の作業の時短のために、色々な道具を買い込んで来ても、その道具の使い方を覚える一手間を惜しんでしまって、中々、その道具を使いこなしてくれないので、何年も経ってから、「こういう事がしたい。」と言われて、「あの時に買ったあの機械でそれは自動的に出来るのだよ!」と言うと、「え〜え??」と驚いてしまう・・という事がよくあります。
それにしても、スマホの使い難さと、バッテリーの消費には、ホトホト参っていますがね。
ガラケーの時には、memo帳の代用や時計、予定表やアラーム等々、本当に無くてはならない程、利用価値があったのですがね。スマホヤメて又、ガラケーに戻そうかな??とも思っている所です。
余談はさておいて、「芦塚先生のパソコン教室」で書いているように、パソコンの入力の基本は、ブラインド・タッチ、ショートカット、単語登録の3つに尽きるでしょう。
(勿論、もっと早く文章を入力をする・・という事でしたら、音声入力でしょうが、それは次のstageという事にします。)