京大方式のメモのセットです シンクボックスの中の分類(京大カード)
若い青少年にとっては、恋文を除いたら、長い文章を書く事は、大学の論文やレポートしかないのかもしれません。
私が音楽大学の学生時代にクラスメートの女の子に恋人が出来て、毎日のように美しい便箋にラブレターを書いていました。
みるみると、その女の子は字がきれいになっていって驚いてしまいました。
恋人に書く手紙は最大級に美しく書くのでね。
携帯もmailもない時代のお話でした。
ところが、今現在では、その愛しい人に書く、恋文でさえ、今日の若者にとっては手軽な携帯電話で済ませると言う事の方が多いと聞いています。
つまり、今の若者にとっては、長い文章を書くと言う機会はまったくないのかもしれません。
我々の世代では、うら若い女の子の文字が突然綺麗になったら、それは恋人が出来たと言う事でした。(恋文は丁寧に書くからね。)それが各家庭に電話が入ってきて、手紙の代わりに電話で済ませるようになって、それから現代の携帯電話となると、確かに文章を書く必要はなくなるよね。
それに、恋愛自体も、昔のように情緒的でウエットなものではなくなって、もっと、ドライで即物的な遊びの延長上の話のようにしか見えません。「キスより簡単!」ってね??
あかねさす紫野行き標野行き野守 は見ずや君が袖振る・・なんて、ウエットな女性は、もう考古学的な存在になってしまったようですよね。