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この曲も本来ならば、1小節を二つに分けて、8分の4拍子で書くか、音符の単位を上げて4分の4拍子で書けばもう少し見やすくなるのかもしれません。
確かに、見た目には弾き易いのかも知れませんが、そういう風に拍をとった場合には、この曲は長ったらしい、だらだらした音楽になってしまいます。この曲が4分の4拍子であるから、生き生きとした流麗な音楽であるのです。
[最後の小節に付け足された空白の小節の意味]
譜例:Beethoven Pathetique 1楽章の最後の12小節
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