装飾音を拍頭に合わせて演奏する場合に、拍頭の音が強くなるのは、装飾音が1個の場合にも同じです。
譜例:10
Pianoで演奏する場合には、装飾音を前に出して実音を拍頭に合わせる演奏が一般的なのだが、MozartのDivertimentoのD DurのT楽章の有名な装飾音は、不思議な事に、どのorchestraも古式豊かに装飾音を拍頭に合わせて、後の実音を抜きで弱く演奏しているのだから、不思議だ。
慣習的なimageの方が強くて、その奏法が伝承されてしまったのだろう。
譜例:11