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がんセンター演奏する練習、子供達言った言葉ります。
君たち同じ年頃子供たち病気命がけ戦っているときたち彼ら言うことできる安っぽい同情ならボランティアなどしないよい「君達が出来る最高のことをしなさい。」
結果、子供たちとても素晴らしい演奏してくれました

 

私達の演奏会では、必ず、今まで演奏をした色々なところから「是非もう一度やってほしい」とか「毎月でもやってくれないか」などのリピートがあります。
顧客を増やすことが演奏会を定期的につづける秘訣です。
顧客を増やすということは、再現なくお客を開拓していく事ではなく、リピーターを増やしていくということなのです。
これが営業活動の秘訣なのですよ。

 

 

演奏家以外の音楽のプロ

専門家というのは必ずしも演奏家を指すことだけではありません。
音楽関係の色々な職種を目指す人達がいます。
蛇足かもしれませんが、少し、就職についてお話をしましょう。

 

2月、3月ぐらいになると、以前は大学に務めていた関係で、色々な音大卒業生が私の友人達の伝(つて)を頼って電話をかけてきたり、訪ねてきたりしました。
だからといって、右から左へと、誰でもその学生が希望する所に、私が紹介出来るわけではありません。
紹介するに際しては、やはり紹介者としての、ある程度の責任もあるからです。

昔、人に頼まれて、私がある関東で一番大きな音楽教室に講師として紹介したある音楽大学の卒業生が一月もたたないうちに勝手にその子の友達を紹介して、自分はさっさと辞めてしまった、という苦い経験もあります。自分の弟子と違ってなまじ知らない人を紹介することは難しいことなのです。幾ら親しい友人の生徒であったとしてもね・・・。

しかしながら、音大の卒業生たちが、人づてに音大に関係のない私にまで、就職の紹介の伝(つて)を求めてくるのには、やむにやまれぬ音大生が抱える事情もあるようです。
音大の先生方は、現場とは隔離された環境にいますので、現場のことを知らなさ過ぎるというのが現状のようです。
良家のお嬢様で、音大に入るまで、バイト一つしたこともなくただただひたすらに黙々と練習に励んで、やっと憧れの音楽大学に入学して、先生のもとでひたすらに勉強をして、卒業と同時に留学して、そして母校に帰ってきて、そのまま自分の母校である音大に勤め、やがて年功序列で教授にまでなった。
つまり、子供の時代から、一般の音楽社会との接点がまったくない(或いは、必要もない。)ということです。

また、学生側の問題点としても同じことが言えて、先生の教えてくれる音楽の社会が現実の音楽社会であると、勘違いをして、現場の職種をあまりにも知らないのに、ただテレビのドラマなどでその職業に憧れて、それだけで「就職したい。」と言う子も多いのです。

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