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この曲は、先程も説明したように、あたかもfugatoのような交唱を持っている。
という事で、私の場合には、四楽章に二楽章をそのままrepeatさせる時には、同じfigurationのpassageは、ワキ(comes)となるので、全て省略して演奏させている。
次の楽譜は二楽章のoriginalの楽譜であるが、蛍光ペンで黄色に塗っているpassageが、所謂、comes(ワキ)のpartになるので、そのpassageを省略して、簡略化して四楽章として演奏するのだ。

勿論、和音等のpassageは二楽章と同じにならないように、些細な(kleinigkeitとしての、変更を加えながら・・であるのだが。


参考までに:originalの譜面から、comes(ワキ)のpassageを蛍光ペンでmarkingした譜面(薄くて分かりにくい!というクレームが出ているので、その内、差し替えます。もうしばらくお待ちください。)


通常は、上記の譜面を使って演奏してしまうのだが、今回はhomepageのために、わざわざ上記の楽譜をちゃんと書き直したのが次の楽譜である。
comesを省略する事によって、abkurzung(縮小)された版である。

実際のlessonでは、生徒には3小節目からの和音の音型も色々とVariationさせて演奏させたはずなのだが、どのように和音の音型を変えたのか思い出せなかったので、思いつくままに取り敢えず掲載しておきます。
こんなのは、その場の思いつきで演奏するものなのだからね。


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