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上から4段目のcelloのpartは、ripienosoloのcelloで、上から5段目は、オケcelloとKontrabassである。

13小節目からの、オケbackは、concertinoに変更して、soliで伴奏をする事にしている。

バランス的には、これでちょうど無理がない。

音符の細かい違いの訂正は、各版の比較検討から来るので、後日に譲ることにする。



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Cembaloについて

baroque時代の協奏曲は、tuttiに対しても、soloの部分に対しても、basso continuoと呼ばれる、celloやviola da gambaと呼ばれる楽器とCembaloのコラボで伴奏をする。

参考までに: basso continuo(通奏低音)とornament(装飾)

今現在出版されているbaroqueの殆どの曲はCembalo譜がオケ譜の中に付いているか、オケスコアーの中にCembaloのpartとして書かれているのだが、本来はCembaloの左手はcello(viola da gamba)のpartをナゾって彈き、右手はcello譜上に書かれた数字を(書かれていない場合の方が現実的には多いのだが、)見ながら、即興で演奏するのが、Cembalistの必須条件であった。

当然、このVivaldiのa mollぐらいのCembalo譜tならば、教室で、orchestraのCembaloを担当する中学生なら、初見で、即興で、演奏出来るのが、当たり前である。

更に、Cembaloのbasso continuoの演奏で、より高度なCembaloを学んでいる教室の弟子達(生徒ではなく弟子!!)は、数字付き譜から更に、ornament奏法をマスターしなければならないからである。

次の譜面はPachelbelのcanonのornament譜で、私の弟子で、Fiori musicaliのCembaloを担当している萩元美紀作成のornament譜である。

彼女は、私のorderに応えて、pro-versionのornament譜から、初心者用のversionまで、4種類のversionを作っている。

その一部分をパソコンの音源で紹介します。
生音は、ホームページビルダーに持って来るのが中々難しいので・・・・。





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参考譜例:Pachelbel canon

参考までに:You Tubeの八千代のコンサートへlinkします。
2012年07月27日八千代市生涯学習プラザ主催サマーコンサート  

2011年12月22日八千代市生涯学習プラザ主催クリスマスコンサート 
上記の演奏はそれぞれにtempoの設定が違います。

2012年の演奏は、前に演奏した曲が暗く重たい曲だったので、演奏会を明るく終了するために、急遽、その場で演奏しました。

と言う事で、tempoを少し早めにして、軽やかに演奏しています。

2011年のクリスマスコンサートで演奏したcanonは、コンサートの幕開けに、演奏会の雰囲気作りに演奏したので、ゆっくりめにしっとりと演奏しています。

同じcanonですが、その場の雰囲気や目的に併せて曲の雰囲気やtempoの設定を変えて演奏しています。

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