大元の文章は2018年9月のcatastropheに寄って、失われてしまったので、全く新たにrenewalしました。
という事で、以下は全部、新規作成の文章になります。
David版のCorelliのLa Foliaは、別のPageに新しく作りました。
上の文字をclickすると別のPageにlinkします。(このPageから離れて・・・と、言う意味です。)
Marin Marais=Ashizuka La Folia rehearsal 風景
本文
la foliaとは
la foliaとはcorelli作曲のViolinの曲のように言われている事が多いのですが、実はfoliaは、不特定の曲の「folia」というVariation形式の中の、一つの定旋律(cantus
firmus)を意味するのです。古い時代には、foliaの定旋律を用いて、即興で演奏されたものです。
corelliはそういった、古いfoliaの古謡をthemaにして、素晴らしいVariationを作曲しました。
Arcangelo Corelli
Corelli の伝記的なものが一切書かれていなかったので、Corelliの活躍した時代背景を書き加えて起きます。
la foliaの起源
la foliaはかなり古い時代からあった舞曲なので、その起源はよく分かっていません。
参考までに
homepageからの抜粋の論文です。
You Tubeにupされた芦塚音楽教室の生徒達による公開演奏風景よりLa Foliaの(抜粋)
参考曲として、Chaconne,Passacaglia 等々
Greensleeves
GreensleevesもfoliaやChaconne同様にVariation型式で作られている事が多いので、こちらに纏めておきました。
Baroqueの舞曲のrhythmについて
baroque時代からの舞曲と言うと、Menuetが有名なのですが、stepを持つという意味においては、Chaconneやla foliaも同じなのです。
OrchestraーBearbeitung von Yoji AshizukaとVivaldiのIl favoritoⅡⅢ楽章 Yoji Ashizuka Cembalopart aussetzung
und kritikAusgabe 2020年10月11日の発表会の前のrehearsal 風景です。
Marin Marais La Folia cello solo 山本珠加
Antonio Vivaldi Vivaldi Violin Concerto Op.11 Nr.2 e moll Il favoritoⅡ・Ⅲ楽章violin
solo 萩元美音
指揮 芦塚陽二
写真をclickすると、You Tubeの動画にlinkします。
2020年の10月11日の発表会の演奏風景の動画なのですが、通常は、発表会の演奏の通しの動画は公開していません。
しかし、コロナ下でご家族の方達が、外出禁止のために、発表会を見に来られないという、非常に特殊な現状を踏まえて、例外的に、発表会での生徒さん達の演奏の動画を1ケ月だけの限定で一般公開していたのですが、その発表会の通しの演奏のvideoを、1ヶ月の限定期間が過ぎて、You
Tubeから削除した時に間違えてrehearsal の動画も一緒に削除してしまいました。
しかし、元々は、rehearsal全体の風景を公開する予定は無かったので、そのまま削除したままにしておきました。
コロナのために、年間を通じての教室でのorchestraの練習をする事が、全く出来ないままでの発表会・・という事で、orchestraの合わせの練習は、当日のrehearsalだけになってしまったので、Marin
Maraisのla foliaとVivaldiのIl favoritoだけは、コロナ下の特別な私の指導風景として、例外的にupする事にしました。
一般的には、rehearsal風景は、「楽屋内の話」という事なので、一般的には公開はしないのが原則なのですが、私は曲を作り上げて行く過程であるrehearsalの風景を見るの が大好きで、KarajanやBöhm等のorchestraのrehearsal のvideoや、PianoのGouldの録音風景のvideo等々を多数所持しています。
Münchenから日本に帰国してからは、日本のClassicのコンサートの独特の雰囲気が好きになれず、コンサートには全く行かなくなってしまったのですが、流石に仕事なので、チェコフィルのrehearsal やMilanoのOperaの舞台稽古を見に行く事はよくありました。
rehearsal は、招待されると、よく見に行くのですが、その理由の一つには「本番では出す事のない音楽へのapproach」を見る事が出来るし、また「なにをどういう風に工夫をしているのか??」という所謂、職人同士の内輪の事までも見る事が出来るからで、しかも、一般のお客様が一人もいないので、演奏家達の生の姿を見る事が出来て、自然に会話をする事が出来るからです。
教室でのrehearsal は、発表会という限られた時間の枠の中で、多くの生徒達の曲を発表会で演奏しなければならないので、rehearsalのための時間を取る事は、これまでは不可能だったのですが、コロナと少子化と教室の生徒数の減少の三つ巴で、発表会の時間にゆとりが出来たので、その空き時間を使って、rehearsal を前回の7月の19日の発表会と今回の発表会で、初めてrehearsal を組む事が出来ました。
という事で教室としては、超rareなrehearsal 風景です。
初めて組の子供達の舞台挨拶の練習と、オケがコロナで指揮合わせが全く出来なかったので、オケの棒合わせのための練習を兼ねたrehearsal なので、曲の確認という意味は余りありませんが、それでもrehearsal はrehearsal です。
練習が全く出来ていないので、rehearsal 程度にも本番は出来ていませんが、それは子供の演奏なので致し方はありません。
これがproのorchestraならば、怒鳴り出していた所なのですが、音楽を目指すproではなく、趣味の子供達なので、「良く頑張ったネ??」という事になります、・・・・かね??
仕方泣かんべさ~??(泣かんべさ~??というのは、誤字ではなくて、洒落です。・・・洒落❢❢)
ここまでの文章(layout)が壊れて、表示されなくなっていたので、削除修正し直しました。
毎回、同じことを書いているようなのですが、homepagebuilderはどうも、不安定で問題です。(2022年7月6日)
「La Ffoliaとは何ぞえ??」と云う質問をされることがよくあります。
一般的にはLa Foliaと言うと、かの有名な「Arcangelo CorelliのヴァイオリンのためのLa Folia」と言われているようですね??
corelliのla foliaの出典は、12のviolinのsonate集Op.5の第12曲目のla foliaです。
つまり、coolerの12曲のViolinと通奏低音のためのsonate集の中の終曲なのです。
通常はCembaloとviola da gambaの通奏低音を従えて演奏します。
写真はbaroque-violinとbaroque-celloとCembaloのperiod instrumentsでの演奏です。
baroque時代には、こういったViolin-soloとbasso continuoと呼ばれる伴奏のgroupで演奏されていました。
Arcangelo Corelli
1653年2月17日 - 1713年1月8日
1653年に生まれたArcangelo Corelli(アルカンジェロ・コレッリ)はScarlatti(アレッサンドロ・スカルラッティ)より7年、Antonio
Vivaldi(アントニオ・ヴィヴァルディより)25年、Georg Friedrich Händel(ジョージ・フレデリック・ヘンデル)より32年年長にあたる。
当然、HändelとBachは同年齢なので、同じ年齢差である。
Concerto Grosso(合奏協奏曲)、特にはChristmas Concerto g mollが有名である。
多数のtriosonate(トリオソナタ)集があるが、Violin-Sonate(ヴァイオリンソナタ)集のOp.5のNo.12の「La Folia」が知られている。
Corelliの弟子には、Violin-Sonate集Op.5のNo.12の曲である「La Folia」をorchestraにarrangeをした、Francesco
Geminianiや、L'Arte del violinの作曲家として知られているLocatelli 等の優れた演奏家、作曲家を排出している。
Corelliの時代背景は、「教室でお世話になっているbaroqueと古典派の作曲家達年表」より抜粋をしてみた。
Corelliの生きていた時代だけでも、upload出来たら・・と思ったのだが、あまりにも優れた作曲家達が乱立していたので、Corelliの生きていた時代の音楽年表を掲載すると、極めて膨大なPageになってしまうので、彼の生涯に活躍した作曲家達を掲載するのは諦めて、極々、限られた時間の、その一部だけを掲載した。
色々と試みたのですが、どうしても年表がhomepagebuilderからnetに送れません。
調べても症状が理解出来ないのです。jpegで保存したり、写真で撮影して見たりしたのですが、やはり、音楽年表だけがup出来ませんでした。
と思って、任意の写真を送ったけれど、やはり、送れなかったので、Excel の問題ではなくて、ウェブアートデザイナーの問題だという事が確定したので、ウェブアートデザイナーの設定をcheckして、変更された箇所を探し出して、元に戻しました。 やってみるもんで、なんとか送れたよ❢❢ いや~あ、今日一日が無駄になってしまった。
baroque時代のLa Foliaには、当然、Arcangelo Corelli以外の多くの作曲家達のLa Foliaがあります。
・・・という事で、私が、他の作曲家のLa Foliaの曲を演奏会や発表会等で、選曲して演奏すると、「えっ!? La Foliaって、corelliのヴァイオリン曲の曲以外にもあったのですか?」と、驚かれてしまいます。
そして、逆に「何を持ってla foliaと言うのか?」という質問を受けてしまう事があります。
また、La Foliaが曲の型式の名前である・・・という事を知っている作曲家でも、多くの有名な作曲家達が、自分で作曲したfoliaに「la foliaの主題による・・・」という名前ではなく、「corelliの主題による・・・」と、副題を付けています。
勿論、作曲家ならば、「それを知らない」・・という事は有り得ないのですが、一般の人達に分かり易いようにするために、敢えて「corelliの主題による・・・」という表題を付けてしまうのです。
「La Foliaがcorelliの作品の名前である」という勘違いは、私達、日本人だけが犯す間違いでは無く、世界中の人々が、昔々から、結構、思い違いをしている一般的な勘違いなのです。
まあ、好意的に理解するとすれば、corelliのfoliaが世界中で、最もよく知られているので、結果的に、foliaの代名詞の曲のようになっているのでしょうかね???
注)上の文章は分かりにくいので、補足説明をしておきます。
baroqueの音楽が忘れ去られて、baroqueの優れた作曲家達も忘却の彼方に忘れ去られて行って、まあ、その結果といえば、古い時代の音楽の型式も忘れ去られてしまい、当然、「
folia」という音楽の形式さえも、忘れ去られたのですが、それでも、corelliのla foliaだけは、有名だったので、corelliのla
foliaが、La Foliaの代名詞のようになってしまい、一般には、「la folia」というと、「corelliの作曲した曲の名前」と思われるようになってしまいました。
実は、このcorelliのLa Foliaに関しては、もう一つの大きな勘違いがあります。
それは、あの有名なla foliaのthemaであるmelodieなのですが、(8小節の前半と、8小節の後半部で纏まっている有名なmelodieの事なのですが・・・) そのmelodieを、la
foliaのthemaのmelodieであると、勘違いしている人達が多いのですが、実は、foliaに限らず、baroque時代の多くのVariation(変奏曲)型式の曲のthema・・・、つまり、有名なChaconneやpassacaglia、Hennry
purcellがよく作曲していたgroundという変奏曲のthemaは、そのmelodieでは無く、Baßの旋律(=cantus firmus(定旋律))なのです。
有名なTomaso Antonio VitaliのChaconneのthema(赤で印をされたBaßのmelodie=定旋律=cantus firmus)を掲載しておきます。
Tomaso Antonio VitaliのChaconneのthemaというのは、このBaßの4個の音符の事です。この繰り返されるthemaの事を定旋律(cantus
firmus)と言います。
そして、この4個の音の上に、色々なVariationが展開されます。
その4個の音符の上に、かの有名なChaconneのmelodieが演奏されて行きます。
baroque時代の作曲法は、基本的には、Baßの動きの上に音楽が繰り広げられていった、所謂、basso continuo(通奏低音)の時代なのです。
ですから、有名なChaconneのthemaは、Baßの動きになります。
つまり、VitaliのChaconneのthemaは、本当には、Baßの動きがVariationのthemaになるのです。
また、譜例を見ても分かるように、最初のthemaの4小節では、melodieは完結しません。
他のVariation型式(変奏曲型式)の曲も、VitaliのChaconneや、corelliのla foliaと同じように、4小節の前半部と4小節の後半部が繰り返されて、8小節のmelodieを構成します。
同様に、La Foliaのthemaも、低音の定旋律(cantus firmus)で出来ています。
下の譜例のcorelliのla foliaのthemaは、8小節のBaßのthemaが2回繰り返されて、melodieが完結しています。
くどくどしく言っているのですが、その理由は、この定旋律は、このLa FoliaのthemaであるBassfuhrung(Baßのmelodie)の動きも、、15世紀から伝承されてきたもので、corelliのoriginalのthemaと言う事ではないのです。
だから、「コレルリの主題による・・・」というのは、本当は誤りになるのです。
まあ、目くじら立てて、正すつもりもないのですがね~ぇ??
余りにも間違いを信じている音楽家が多いので、ついつい愚痴ってしまいます。アハッ!
la foliaやChaconne、或いはpassacagliaやground等々は、それぞれの、 定められたBaßのmelodieによるthemaの上に、Variationを展開させて行く型式になります。
低音のpartにthemaがある事を、和声学的、対位法的には、「cantus firmus in Baß」(バスの定旋律上の・・・)と言います。
勿論、cantus firmusとは定旋律、定められたthemaの事を指します。
そのBaßのthemaに従って、色々なVariationを展開させる事で、それぞれの作曲家の作品になるのです。
ですから、corelliのla foliaのthemaに書かれているmelodieは、corelliが作曲したmelodieではなく、14世紀、15世紀から弾き続けられている古い古いmelodieを使ったのに、過ぎないのです。
「日本古謡の桜桜のthemaによる変奏曲」というのと、同じなのですよ。
baroqueから前古典派の殆どの作曲家達も、La Foliaの作品を書いていますし、しかも一人の作曲家が沢山のla foliaを作曲しています。
困った事に「corelliのla folia」といっても、本当は、私達がよく知っているcorelliのla foliaではない曲もいっぱいあるのですよ。
人によっては、foliaではなく、chaconneで作曲をしたり、passacagliaを作曲したりしますし、 foliaやchaconne、passacaglia、ground等のthema(cantus
firmus in Bass)等の、その全てに渡って作曲している作曲家も多いのです。
勿論、作曲されている楽器は、violinの作品だけではなく、当然Cembaloの作品や、cello、それにorchestraの作品も数多くあります。
それどころか、La Foliaはbaroque時代の作曲家達の物ではなくて、全ての音楽の歴史に於ける作曲家達がLa Foliaという曲を作曲しています。
近代では Paganiniの「Caprice」や、Rakhmaninovの「Variations on a theme by Corelli」というPianoのための作品が有名ですよね。
通常、変奏曲というジャンルの曲は、melodieがthemaになって、色々なVariationが展開されるのが一般的です。
しかし、今述べて来たように、baroque時代のVariationは、曲のmelodieではなく、低音のBaß-partにthemaがあって、その上にVariationを展開して行くstyleの方が一般的でした。 ・・・と、ここまでは前に書いた文章と同じですが、次のお話に進めると・・・
それは、baroque時代の作曲法の基本が、『basso continuo』 所謂、通奏低音という作曲技法の上に作曲されていたからなのです。
通奏低音・・・、言葉通りに常に奏されるBaßのmelodieという意味です。
注)通奏低音とは、低音楽器(例えば、celloやBass gamba)の譜面上に和音を指示する数字を書き、それを見てCembaloの奏者が、右手の和音やmelodieを即興で演奏した事によります。
左に掲載した譜面は上の写真のArcangelo Corelliが作曲をする時に使用した古い時代のoriginalの楽譜、「la folia」の原曲をcorelliが、violinと通奏低音(basso continuo)用にarrangeした譜面になります。
上のpartは勿論、violinのpartですが、下のpartはcello、(若しくはビオラ ダ ガンバ《viola da gamba》)で演奏します。
Cembalo奏者は、celloのpartの譜面を見ながら下の数字に基づいて、右手の和音やmelodieを即興で演奏します。
また、通奏低音に基づいて作曲された楽譜は、通常は作曲とは言わないで、Realisationという言い方をします。
訳語はないので困りますが、現実化、実現化、具現化という意味なので、ストレートに演奏譜という言い方をする人もいます。
corelliのla foliaのoriginal譜は次のように書かれています。
つまり、melodieのpartと、通奏低音の伴奏のpartに和音を表す数字が書かれているのです。
Bassのmelodieの上に書かれている数字に従って右手を書き足した譜面です。
誰が弾いたとしても、殆ど曲的には変わらないように聞こえるハズです。
所謂、Realisation譜です。
本来的には上記の譜面で、Cembalo奏者が即興で右手を加えて演奏しました。
jazzのコードの演奏法と似ていますが、音の動きはもっと楽典的(和声法的)に縛られて自由さは限定的になります。
jazz-chordと違って、禁則も色々と多いしね・・・!!
左側の譜面は、上記のfacsimile版の楽譜を、印刷譜にして出版されたものです。
所謂、original譜の出版されたUrtext Ausgabeです。
本来のviolin譜と、cello(viola da gamba)の数字付きの譜面で、themaは前半部の8小節の(定旋律)と繰り返された後半部で完結したthemaのmelodieになります。
次の第一変奏と、第二変奏の前半部までを掲載しました。
Cembaloやguitarの和音担当の人はBaßのmelodieの上に書かれた数字を見て和音を即興で弾いて伴奏したのですが、しかし、誰が演奏しても、正しく数字の指示に従って演奏すると、下記の譜面と殆ど同じになってしまうのですよ。
だから、通奏低音上に右手の音を加えても作曲とは言わないのですよ。
Realisation譜=解釈譜 現実化譜にしか、ならないのです。
つまり、これはある意味、作曲家の速記法だったのです。
右手(Cembalo譜)を書く煩わしさを逃れるためのね。
アハッ!
こんにちのla foliaの原典とされるcorelliのla foliaのFerdinand Davidーversionです。しかし、これは、corelliのla
foliaではなく、擬古典のFerdinand Davidの作曲であるLa Foliaと言った方が良いと思います。
繰り返しになってしまいますが、古典派の時代やロマン派、近現代に至るまでの、変奏曲というジャンルの曲は、melodieをthemaとして、色々な華やかなVariationが展開されるのが一般的です。
しかし、baroque時代の変奏曲では、通奏低音という書法によるために、themaは曲のmelodie(violinのpart)ではなく、低音の(celloやviola da gamba等の)Baßの楽器が担当しました。
当然、このla
foliaという曲も、そういった低音の定旋律上に、展開・変奏されていく種類の曲になるのです。
イギリスではbassのthemaの事を、Ground(所謂、野球場や土台、基礎と云う意味)と言います。
Bass(低音)の定旋律がla foliaのthemaなのです。
この曲のBaßのthemaを分かり難くしているのは、小節の割り振りです。
実は4小節目の2拍目までが、cantus firmusの提示部で、4小節目の3拍目からが、第一Variationになっています。当然、8小節目からはまた、cantus
firmusが繰り返されて、次のVariationに進みます。
話を、corelliのLa Foliaに戻して、originalのcorelliのsonateのthemaは、1拍目は4分音符になっているのですが、Davidは、その4分音符を、8分音符の飛ばし弓にしています。
それはDavidの情緒的な感情的な変更と思われているようですが、それは違います。
Davidが彼の弟子達のために、foliaのrhythmやtempo感をlectureするために、1拍目のtempo感を音符に書き表したのです。
つまり、baroque時代には、foliaと書いてあれば、(La Foliaとして演奏するのであれば)あたかも8分音符のようなrhythmになるからなのです。
David先生が1拍目を8分音符に書き直したのは、baroque-danceのfoliaのstepの場合には、殆どの曲が2拍目に軸足が来て、1拍目をskipするからなのです。
近現代のLa Foliaの演奏では、David版でもCharlier版でも、非常に遅くたっぷりと弾く演奏が主流なのですが、foliaは「火のように」激しく扇情的な曲で、何度も禁止令が出た程の、問題のある曲だったので、宮廷で演奏されるようになった・・としても、然程(さほど)上品な優雅な曲では無かったと思いますけれどね???
上流階級の令嬢が密やかに「むふっ??」と頬を染めて俯いてしまうチョッと思わせぶりな曲だったのですよ。
Ferdinand Davidは、originalの演奏から、baroque-danceのstepを生かすために、最初の4分音符を8分音符に変えたのですが、それは、元々、4分音符で書かれていたとしても、baroque時代の演奏家達は、恰も8分音符のようにskipで弾いたからに過ぎません。
ロマン派特有の演奏解釈としては、曲としては、それでも良いのかも知れないけれど、period的には、時代考証は間違えています。
ゆっくりの舞曲でも、踊れるtempoでなければならないのだけど、今は、そういった実用音楽としての意味は無いように演奏しているようですよね??
foliaは古い時代になればなる程、早いtempoで演奏されます。
corelliは上品な曲のimageで知られているので、ゆっくりと演奏するのが通例なのかもしれませんが、danceが出来ない・・という事は、踊れないMazurkaと同じで、La Foliaという名前を冠しただけの別の曲になりますよね??
ちなみに・・・ですが、baroque-danceには、choreographyと言って、danceのstepを細かく書き表したものが14世紀、15世紀から残っていて、そのdanceの動きを細かく再現する事が出来ます。
Vivaldi La Follia from Baltic Baroque/Grigori Maltizov - YouTube
開始は非常に遅いtempoで始まりますが、これより遅いtempoは有り得ません。
dance的には、それよりも遅いとstepとしては、不可能だからです。
初期のfoliaには、foliaの特徴である、2拍目のアクセントと付点はありませんでした。
多くの作曲家はこの後期のthemaに基づいて、自分のVariationを展開しています。
有名どころの作曲家を挙げるとすれば、corelliは勿論の事、purcellやHandel、BachやBachの息子であるE.P.BachのCembaloの曲や、Vivaldiのtriosonateによるla
foliaが非常に有名です。
後の時代では、PaganiniやLisztの有名なRhapsodie Espagnole、近現代ではRakhmaninov等が有名です。
Foliaと同様に、低音部に定旋律を持つvariationには、chaconneやpassacagliaなどがあります。
La Foliaの起源
バロック時代から近現代に至るまでの沢山の作曲家の手によって、作曲されてきた、la foliaですが、その起源はイベリア半島起源の舞曲であるとされていますが、何せ昔の事で、定かではありません。
la foliaの語源は狂気じみた」とか「頭の空っぽの」という意味であるが、踊り手がテンポが早くて騒々しくて、正気を失っているように見えるという事から、その名が付いたと言われています。
現存する一番古いla foliaは1490年の文献に初期型のla foliaの譜面が書かれている。
これぐらい古い時代になると資料も文献もいい加減で、私の持っている**の大音楽辞典では現存する最古の楽譜は1577年の資料の楽譜が現存する一番古い楽譜という事になっています。
これは断片だから楽譜とは認めない・・・という事なのかな?
でも、当時は、定旋律上の伴奏の演奏に乗って、即興で演奏されていたのが殆どなので、楽譜として残っている事の方が珍しかったのだよ。
今のジャズと同じように、improvisationの方が主流なのだよ。
だから、初期のla foliaの当時の楽譜は残っていない。
1600年代に差し掛かると、la foliaは爆発的に流行し、沢山の作曲家の手によってタブラチュア譜で書かれていて、色々なla foliaを今日見ることが出来る。
1670年代に差し掛かると、2拍目に付点がつけられ強烈なaccentが付けられて演奏されるようになる。
それを通常ではla foliaと呼んでいる。
Marin Maraisの銅板楽譜
教室推薦のla
foliaのCD
オーソドックスに初期のla foliaからbaroqueの定番のcorelliやcelloの名曲であるMarais(マレー)のfolia迄を1枚のCDで聴く事が出来るいち押しのCDです。演奏もbaroqueの様式を忠実に守ってとても素晴らしい演奏です。
(注文番号 ALIA VOX AV9805)
演奏者のJordi Savall氏は1941年にスペインのカタルーニャ地方に生まれた当代随一のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者です。
カタルーニャ地方では、名前のJordiはホルディ、姓のSavallはサバーイと発音されるようですが、サバール氏は「どちらでも良い」と笑っていたそうです。
You Tubeからの動画です。
とても素晴らしい演奏ですが、Spain風のカスタネットとタンバリンのさりげない秀逸な演奏がピカイチです。
Jordi Savall - Folias de Espana
これは蛇足ですが、「狂気じみた・・」という意味なら、たくさんの作曲家達の手によって作曲され、よく演奏されるtarantellaという舞曲も、今だにイタリアの寒村にその原曲となった踊りが残っていて、その村のお祭りでtarantellaの踊りを見る事が出来ます。
残念ながら foliaの踊りは、今日では残っていないようですが、step自体はsarabandeや、chaconne等と同じ2拍目に強勢が来る事自体は変わりません。
ですから、stepの基本は窺い知る事が出来ます。
(参考までに)
私の書いたhomepageの論文を集めてみました。La Foliaだけではなく、Chaconneについてとか、舞曲におけるrhythmの変化等にapproachをしています。La
Foliaからは離れてしまうかも知れませんが、必要な知識です。
chaconneの奏法についてのお話(発表会のprogramからの抜粋)
Pachelbelのchaconne(発表会programからの抜粋) (・・・と余談pipeorganのお話)
generalbass、 basso continuo、 ornamentのお話
揺らしのお話Ⅱ Valse Menuet等の舞曲のtempo (baroque時代のdanceの当時のchoreographyを含む)
La Foliaも、Chaconneも、基本的にはdanceを伴う曲でした。ChopinのMazurkaのように、step(足捌き)に伴うrhythmの「揺れ」を忠実に守って舞曲として演奏するのか、そう言った舞曲のrhythmを無視して、音楽として演奏をするのかは、洋の東西を問わず、或いは時代背景を問わず、永遠の課題のようなものですが、私の場合には、時代考証を中心に曲のinterpretationをするので、rhythmをswingさせて演奏する場合が殆どです。
You Tubeにupされた芦塚音楽教室の生徒達による公開演奏風景よりLa Foliaの(抜粋)
1986年6月22日芦塚音楽教室夏のコンサートomnibus浦安文化会館
1986年の6月22日の夏のコンサートのomnibusなのですが、VivaldiのLe Quattro Stagioniから「夏」と「秋」の全曲とVitaliのChaconneのCharlier版とVivaldiのtriosonateのLa Foliaを、小学2年生の生徒達が演奏しています。1983年に教室を開いて、未だ3年程なので、生徒の年齢が低くて、La FoliaやChaconneの課題としては技術的にも、未だ程遠いのですが、先ずは、Challengeです。
1988年2月の21日浦安文化会館小ホール Corelli=Geminiani la folia
βのtapeからdubbingした動画です。再生にnoiseが入っていたので、歪みの修正と4:3の画面から16:9の画面への変更をしました。
多分、なのですが、これが最初のCorelli=Geminianiの演奏ではないか?と思われます。
soloは演奏時間の関係で、前半部を中川美和(高1)、後半部を斉藤純子(高2)です。
昔の事なので、記憶にありませんが、17名の演奏は、大体いつも、それぐらいの人数なので変わらないのですが、不思議な事は1stと2ndが各5名ずつで、violaが1名、Celloが2名Kontrabassが2名、CembaloとOrganの各2名の編成になっています。
今の編成ならば、1stと2ndを4名ずつにして、violaを3名にして、Celloをもう一人増やします。
何故、そうしなかったのかな??
多分、violaが未だ弾けなかったのだよね??・・・Knabenkammer(児童室内)の時代だからね??
Marin Marais=Bazelaile容子(小5)1988年7月24日浦安市文化会館小ホール
今回、新しく見つかったβのtapeから、1988年の夏の発表会の抜粋のvideoとして、omnibusでYou Tubeにuploadしていたのですが、このhomepageに掲載するために、omnibusからtrimmingをしてMarin
Marais=Bazelaile版だけをYou Tubeにuploadし直して、このPageにlinkを張りました。
corelli la folia芦塚音楽千葉教室1992年2月16日浦安小宮山千夏(6歳)
uploadしていたvideoの不具合を修正するために、随分昔からvideo-tapeを探していたのですが、今回偶然見つかりました。
そのvideoに千夏ちゃんの6歳の時のLa Foliaが見つかったので、uploadします。
1999年7月25日corelli la folia 芦塚音楽教室佳菜子(小5)
Piano伴奏のLa Foliaです。
Vivaldi la folia triosonate
2006年9月23日東京都練馬区大泉学園ゆめりあホールoriginalbaroqueとClassicconcert
芦塚陽二先生の門下生によるbaroque‐Instrumentsによるperiod奏法のVivaldiのtriosonate la foliaの演奏です。
Fiori musicali baroque ensembleという名前で演奏活動をしています。
baroque-violin1中川美和 baroque-violin2斉藤純子 Joannes Ruckers-model cembalo大場美紀basso continuo baroque-cello牧野由起子 2006年9月23日 東京練馬区大泉ゆめりあホールでのコンサートです。
芦塚先生の指導の元に1990年代からbaroqueのoriginal‐Instrumentsによる演奏を始めて、色々な場所でbaroque音楽の演奏活動をしています。
大泉学園はHallの客席数が少ないので、baroqueや室内楽の演奏にはとても良いのですが、ちょうどこの頃は未だ古い空調を使っていたので、エアコンの音が録音に入ってしまい、会場で演奏を聞いている場合には然程には問題ないのですが、会場の吊りマイクを使用して録音をすると、モロに空調の音が入ってしまっていました。
本来ならば、スタンドマイクを使用すべきだったのですが、その場では気が付きませんでした。・・・と言う事で、後の祭りです。
2010年4月4日 芦塚音楽教室 春のコンサート 第二部から第三部 抜粋
発表会のomnibusの中の1曲です。その内、気が向いたら、独立させます。
2010年10月10日芦塚音楽教室秋のコンサートCorelli=Geminiani La Folia (中2)弦楽四重奏Brahms、RavelⅠ楽章
発表会のomnibusの中の1曲です。その内、気が向いたら、独立させます。
Corelli=Geminiani la folia
2011年5月9日八千代市生涯学習プラザ主催スプリング・コンサート
2011年5月29日 「Corelli=Geminiani Ashizuka-version la folia Dirigirte bei Yoji Ashizuka ausfuhrung yachiyo-sity shougai-gakushu-senta- chba-ken」
芦塚音楽研究所としては色々な場所での対外出演をして来ましたが、千葉県八千代市生涯学習プラザ主催の芦塚音楽教室の八千代では、初めての対外出演の風景です。
室内楽弦楽オーケストラの演奏は芦塚音楽教室の生徒とOB先生です。
指揮は芦塚陽二先生です。
このorchestraの普通と変わっている所は、演奏をしている全員が、violinからcello、Kontrabass、Cembaloに至る迄、全員芦塚先生のお弟子さん達なのです。
・・と言う事で、奏法が日本の一般的な奏法とは違って、baroque時代から古典派の時代までの、ヨーロッパのtraditionalな1点支持の奏法、所謂、periodの奏法で演奏している・・という非常に珍しいensembleになります。
また、この演奏はmodern様式と、同時に古式豊かなperiod奏法を使用して純性の和音の響きと奏法を多用しています。
八千代のこのホールは多目的ホールなので、ホール自体には残響がないので、弦楽器の演奏はかなり厳しいものがあるのですが、古楽器特有の余韻を弾く奏法を使用して、恰も、ホールに残響があるように演奏しています。
こういった事は、今は未だ日本のorchestraでは出来ない、古いtraditionalの奏法なのです。
orchestraの並び方はこの曲が擬古典の曲なので、通常の並び方をしていますが、これ以降は、擬古典の曲でもbaroque並びの並び方をしています。
2013年4月28日芦塚音楽教室春のコンサート オケ・室内楽より
2013年の4月の28日のオケ・室内楽のomnibusからのMarin Marais芦塚陽二版の演奏です。
演奏は、下の6月30日の八千代市生涯学習プラザ主催のコンサートと同じ曲ですが、オケ・backのmemberは、半分以上違っています。
勿論、発表会なので、教室の生徒が大多数なので、演奏は非常に違っています。
八千代の録音が多目的Hallなので、音響の問題がありますが、千葉市文化センター・アートホールは、お気に入りの音響なので、録音はとても楽になります。
You Tubeへのuploadでは音響は全く加工していません。勿論、Hallの場合には加工はしないのが原則なので。
千聖ちゃんのCelloは未だ分数なのですが、Koncert-Hallなので、聴き取る事が出来ます。
Marin Marais la folia Ashizukaversion
2013年6月30日の八千代市生涯学習プラザ主催の芦塚音楽教室の演奏会のために急遽、Marin MaraisのLa FoliaのBazelaire版を、芦塚陽二が編作曲しました。
cellosoloは清水千聖(中2)orchestraは芦塚音楽教室の生徒とOB、先生の演奏です。
指揮は芦塚陽二です。
言い忘れていたけれど、千聖ちゃんのcelloは未だ、分数サイズで4/3のcelloです。
フルサイズじゃないので、どうしても音量がね??
でも、それはfullsizeになれば、解決しますからね。
member不足で、斉藤先生と牧野先生と智先生の他に、四日市からシオンちゃんと千葉教室から杏ちゃんと春暉君が助っ人に参加してくれました。
曲はMarin MaraisのBazelaire版で演奏する予定だったのですが、いつもの通り練習の過程で色々と不具合が出て来てしまい、等々、芦塚先生が全面改定してしまいました。
a folia corelli sonate Op.5Nr.12 d moll baroque‐violin Junko Saito - YouTube
日本では未だ演奏される事の難しいperiod instrumentsによるoriginalのCorelliのLa Foliaです。
2016年11月23日(水)千葉市美術館さや堂ホール 芦塚音楽研究所主催のbaroque‐concert Realisation 芦塚陽二 ornament 斉藤純子 baroque‐violin 斉藤純子 baroque-cello 牧野由起子 Cembalo 萩元美紀
演奏の開始までをtrimmingしたのですが、You Tubeのvideo-studioでは音声と画像がズレてしまっていたと報告があったので、trimming前の元の状態に戻しました。
2021年5月9日の芦塚音楽研究所千葉音楽教室の春の発表会の演奏風景です。
viola、千野瑞希(中3)、Piano Begleitung 岡村智子(大学生)
曲はcorelliのla foliaをFerdinand DavidがviolinとPiano用に改訂したものです。
勿論、corelliのoriginalのperiod-fassungとは全く違った、Ferdinand Davidのoriginalの作品です。
鈴木の教則本等に掲載されているla foliaをDavid版と称している版もあるようですが、鈴木の教則本の6巻に掲載されているDavid版のfoliaは、David版のVariationの中から、簡単なVariationだけを抜粋して集め直したもので、曲の長さも、Ferdinand Davidの原曲の約半分の6分30秒から7分30秒の長さになっています。
原曲は、Davidの門下生のvirtuositatの習得のために、技巧的に非常に難しくarrangeされています。
それをKarl Friedrich Hermannがviola用に、更に難しく技巧的にarrangeを加えました。
一般的に知られているPiano伴奏のDavid版のla foliaとは比べものにならない超絶技巧的なvirtuositatな曲です。
参考曲として、Chaconne等
Vitali chaconne g
2011年10月30日八千代市生涯学習プラザ主催オータム・コンサート
2011年10月30日の八千代市生涯学習プラザ主催の芦塚音楽教室の対外出演のコンサートです。
演奏は、芦塚音楽研究所千葉教室の小、中、高校生の生徒達とOBOGの先輩諸氏と先生達の合同の弱冠14名の超、少人数のbaroque-kammer-streich- orchestra(バロック室内弦楽オーケストラ)の演奏です。soloは中3の女の子です。
指揮は芦塚音楽研究所の座長の芦塚陽二先生です。
芦塚室内弦楽合奏団は、orchestraの音の響きが独特で、人数も少ないのに、大音量の演奏が出来るのは、全員が芦塚先生の門下生で、同じ奏法をしている・・事によります。
古いbaroqueから古典にかけての、1点支持という弓の持ち方をしているので、音が非常に柔らかい響きがします。また、古式ゆかしいbaroque時代や古典派の時代の演奏法(所謂、period奏法)を随所に使用して演奏しています。
pro、アマ混合・・というstyleはよくありますが、1/3がproで、1/3がamateurで、1/3が中、高生という寄せ集めのorchestraです。
曲はVitaliのDavid版をarrangeした現代の作曲家のGuerriniの版を、更に演奏上の都合で、若干の変更を加えて演奏しています。
また、現代にarrangeされた擬古典の作品ではありますが、特別な弓の持ち方なので、敢えて、baroque独特のperiodの奏法も随所に使用して擬古典的に演奏しています。
という事で、色々な弦楽器の演奏法が寄せ集まった他の演奏団体の音とは違って、pureな非常に柔らかい古式豊かな音で、また全く新しいinterpretationになっていると思います。
purcell chaconne g originalversion
2012年4月1日千葉地区発表会千葉市文化センター・アート・ホール
2012年4月1日の芦塚音楽教室、千葉教室の発表会の演奏です。 曲はHennry purcellのchaconne gで、大変悲劇的な曲です。 指揮は芦塚音楽研究所主催者の芦塚陽二、演奏は芦塚音楽教室の先生と生徒達です。 使用されている楽譜は、よく一般的に演奏されているBenjamin Britten版ではなく、original版から芦塚先生がinterpretationをしたperiod奏法によるものです。 芦塚先生にしては珍しく、とても優しい演奏です。 Chaconneのgの悲劇的な雰囲気がかなり優しく温かく抑えられた演奏なので、芦塚先生の本来のstyleとは違ってかなり珍しい演奏だと思います。 ちなみに、約2ヶ月後の12年6月24日には、八千代市生涯学習プラザ主催のコンサートでも、同じpurcellのchaconne gを演奏していますが、purcellのoriginal版ではなく、芦塚先生の校訂による楽譜に変更されていて、また、心が引き裂かれるような非常に悲劇的な演奏のstyleで、芦塚先生独特の鬱々の演奏の手法で演奏されています。 子供達が演奏をしたこの発表会の演奏とは、演奏のstyleだけではなく、interpretationや奏法等も全く違って演奏されています。 『memberについて』 八千代のコンサートでは、2ヶ月前のこの発表会で演奏をしている生徒達が、学校行事等とダブったために出演出来なくなってしまったので、急遽、芦塚門下のOB・OGに出演をお願いして、演奏しました。 という事で、発表会の出演memberとは全く別のmemberで、発表会後に新たに練習を開始し直したので、「どうせならmemberが全く違うのならば・・」という事で、芦塚先生がPurcellのChaconneの新たな改定版を作ってしまいました。 その理由は、芦塚先生は、「同じ曲を同じinterpretationで演奏するのは、つまらないから・・」と言う事だそうです。 出演者の人数も八千代では、発表会の4+4+4+3+2から2名少ない、4+3+3+3+2の編成です。 それに、聴きに来て頂くお客様の年齢層も発表会とは違って、大変年齢層が高いので・・、というか芦塚先生とほぼ同世代なので、その世代に合うように、より鬱々な悲劇的で劇的な演奏解釈なのだそうです。 千葉の発表会での子供達の演奏を中心とした若々しい子供達のmemberの演奏と、よりadultなお客様を対象にした八千代でのOB・OGを中心とした演奏の比較も、面白いのでは??という事で、お楽しみください。 ちなみに、このChaconneには1小節を1拍としたtempoの早い演奏も数多く見受けられます。baroque-danceのためには、早いtempoのChaconneの方がrhythmicalで良いのでしょうが、教会等での演奏ではこの荘重なpatheticな演奏の方が良いと思われます。
演奏される場所によってのtempoの違いだと思います。
次回の演奏では芦塚先生は早いtempoのChaconne gに挑戦する予定だそうです。
purcell chaconne g Ashizukaversion
2012年6月24日八千代市生涯学習プラザ主催Early Summer Concert
12年6月24日千葉県八千代市生涯学習プラザ主催の芦塚音楽教室Ashizuka-kammer-Streich-orchestra(芦塚室内弦楽orchestra)の対外出演の風景です。
Hennry Purcellのchaconne g をお聞きください。
擬古典風の演奏でpatheticな感じの曲なのですが、実は、この演奏はHennry Purcellのoriginalのままで、音符に関しての校訂、変更は全くしていません。
originalの楽譜のままに、interpretationだけを少し擬古典風にして、演奏しています。
現代風な鋭い不協和音が聞こえて来るのは、purcell自身の書いた和音そのままの音の響きなのです。
演奏のrhythmに関しては、purcellの書きおろしたoriginalの楽譜の音符のrhythmとは違った風に演奏していますが、それは新しい解釈ではなく、periodの奏法によるbaroque時代当時のstyleをそのままにして、演奏しています。
指揮とperiod奏法のinterpretationは指揮者兼校訂者の芦塚陽二先生によります。
orchestraは芦塚音楽教室の生徒達とOB・OGの賛助出演による・・全員が芦塚先生の門下生という事で、全員が弦楽器の奏法もbaroque時代や古典派の古い時代の弓の持ち方で、演奏をするという大変珍しいperiodのstyleをとっています。
時代考証に従ったperiod奏法での演奏ですが、音楽教室という特性上、殆どの生徒さん達が趣味なので、所謂、baroque-violinを持っていないので、楽器に関してと、pitchに関しては教室の演奏会高度である443で、modern楽器のままの演奏です。
子供達にbaroqueviolinを買わせても仕方が無いのでネ??
ちなみに、同年の4月の1日の芦塚音楽千葉教室の春の発表会で、同じ曲を演奏していますが、そちらの演奏は子供達がmainの発表会なので、periodの演奏でなく、通常の演奏styleです。
出演者の学校の行事やOB・OGの仕事との兼ね合いで、八千代のコンサートの出演者と千葉の発表会の出演者は全く違っているので、芦塚先生が「同じinterpretationで演奏しても、面白くない?」 という事で、二ヶ月後の、八千代のコンサートでは芦塚先生のperiodのinterpretationに拠る演奏になっています。
八千代の第二部のお客様は、芦塚先生と同じぐらいの年齢層なので、八千代の二部の演奏は少しadultな鬱々した演奏になっています。
ほんとかね??
「出演者の楽器編成について」
出演者の都合で、発表会では4+4+4+3+2の編成でしたが、今回の八千代では、2名少ない4+3+3+3+2の編成です。
しかし、memberは発表会の時のmemberとは違って、半数以上の出演者は八千代のために新規に参加しています。・・という事で、2ヶ月前の発表会のinterpretationとは全く違う、新しいinterpretationになっています。
当然、よりperiodのstyleに忠実な解釈でbaroque特有の奏法を随所に取り入れての演奏になっています。
purcell chaconne C Ashizukaversion
2012年6月24日八千代市生涯学習プラザ主催Early Summer Concert
12年6月24日千葉県八千代市生涯学習プラザ主催の芦塚室内弦楽合奏団の対外出演の風景です。
purcellのchaconne C 芦塚陽二versionです。
指揮は芦塚陽二で、orchestraは芦塚音楽研究所千葉音楽教室の生徒とOB、OGの演奏です。
2ヶ月前の4月1日に、千葉教室の発表会で、この曲を子供達がHennry purcellのoriginal-versionで演奏していますが、今回、6月24日の八千代のコンサートでは、千葉教室の3回オケの生徒達とOB、OGの生徒達が演奏しています。
当然、前回とは演奏する人も曲のinterpretationも、全く別の解釈で、よりperiod奏法に近い、baroque-danceのstepを意識した形での演奏になります。
purcell chaconne C originalversion
2012年4月1日千葉地区発表会千葉市文化センター・アート・ホール
2012年4月1日の芦塚音楽教室千葉教室の発表会です。purcellの妖精の女王から中国の男と女のchaconneです。指揮は芦塚陽二です。
6月の24日には、このchaconneの曲を全く別の解釈で、OB、OG達と3回オケの生徒達が八千代市生涯学習プラザ主催のコンサートで演奏しています。全く別の曲としての演奏なので、是非ご拝聴ください。
Pachelbel chaconne Ashizukaversion
2013年12月22日千葉市花園自治会館クリスマス会
2013年12月22日芦塚音楽研究所千葉教室の花園教室のChristmas会でのPachelbelのChaconneの演奏風景です。
花園教室の前の、花見川区花園自治会館を借り切っての教室主催のChristmas会の中での演奏です。
1年前、2012年11月23日の八千代市主催のコンサートでは、基本的には、出版されている楽譜、Müller-Hartmannの楽譜を底本にして演奏しましたが、実際にはMueller-Hartmannのarrangeは、PachelbelのOrganの原曲の両手と足鍵盤による3声の楽譜を、そのままstring-orchestraに移しただけなので、とてもarrangeと呼べるしろものではありませんでした。
・・・という事で、オケ練習の過程で、Mueller-Hartmannのarrangeの色々な弱い箇所を訂正補筆しながら練習をしたのですが、あまりのarrangeの拙さで、とうとうoriginalの楽譜から訂正をする事を余儀なくされて、八千代の本番の演奏は、甚だ不本意な折衷的な演奏でした。
私でしたら、pipeorganの曲をstringsorchestraへ書き換える事は、arrangeとは言わず、単なる「transpose」と呼んでいるのですが、Benjamin Brittenに至っては、periodの演奏を楽譜に書き表しただけで、著作権を取るなんて、傍若無人な事をやっているようで、作曲家としては許せない事です。
Organという楽器の音は、とても分厚く、例え3声部で書かれていたとしても、響く音響は、とても重厚な響きになります。
しかし、その3声部の曲を、弦楽orchestraにtransposeして、同じ旋律を演奏すると、音量が薄く、貧弱になってしまいます。
2012年の12月の23日の八千代の演奏会が終った後でも、どうしてもMueller-Hartmannのヘボいarrangeに納得が行かず、深夜の鬱が酷くてwineに逃げて飲みながら、八千代の演奏会の動画を何度となくYou Tubeを聴きながら、そのヘボい編曲に悩んでいたのですが、演奏会から1年後のChristmas会が近づいたある日、とうとう発作を起こして、思い切って、Mueller-Hartmann版を捨てて、originalのPipeorganの楽譜から、両手、両足の3声部に、更に1声部目を加えて、4声体にして、(cantus firmusのBaß(celloとKontrabass)の上に、上3声を交唱させる形にして)、弦楽orchestraに厚みが出るようにして、arrangeを全面的に改定し直しました。
更に、Mueller-Hartmann版では、Organのpartが、原曲のOrganのpartをなぞるだけで、弦楽器と同じmelodieとして動いている無用の長物であったのを、Streich‐Orchestraのpartとは完全に独立させて、orchestraと対立するOrganのpartとして新たに書き加えました。
実際のOrganの原曲では、Variation形式の常として、最高に盛り上がって、突然、唐突にthemaに戻るのですが、Organでは、不自然に聴こえない突然のthemaへの回帰も、弦オケでは、唐突にeccentricに聞こえてしまいますので、最後のthemaに戻る前のpassageを何度かrepeat(refrain)させる事によって時間を稼いで、自然に音楽の高揚をおさめて静かにthemaを演奏出来るように小節数を加筆変更しています。
八千代の演奏で使用したMueller-Hartmann版を底本とした版とは全く異なって、音も分厚くrenewalされているversionの曲になって、演奏技術もその分、子供達にとっては、かなり難しくなって、演奏表現もかなりpowerfulになっていて、同じstringsorchestraでも、大orchestraを想定してarrangeをしているので、技術的にも音楽表現に関しても、大変難しくなっています。
曲はこの2013年の12月の22日のChristmas会の演奏の直前である3週間前に書き下ろしました。
つまり、練習の回数は2回しかない・・という事になります。
曲想も音楽的なimageも、おおよそChristmas会には似合わない曲だし、練習も全く間に合わなかったのですが、私が個人的に、自分のarrangeを生音で、曲の響きを確認したかったので、Christmas会と言う事や、出演するmemberが不足しているのにも関わらず、敢えてProbe(試演)として、演奏する事にしました。
教室の「お楽しみ会」という趣旨であるChristmas会では、12月は教室を卒業した現役の音楽家達にとっては、超、忙しい時期なので、OB,OGの助っ人を頼む事が出来なかったので、pro活動をしている弟子達が一人もhelpに来てくれなかったので、教室でorchestraを指導している斉藤先生と私の指揮を除いたら、全員、純粋に現役の中、高生生達だけの演奏になってしまいました。
編成は、斉藤先生を数に入れても、僅か、3+3+2+2+1と、+Org.1のわずか12名の編成で、かろうじてbaroque-orchestraという事が出来る・・のかも知れませんが、幾らbaroque-orchestraと言っても、曲は擬古典なので、オケとしては、少し迫力に欠けるのかな??
曲のarrangement的には、結構、各partにdivisionが多いので、最低でも各part4人づつの、2Pultの編成は欲しい所ですがね・・・??
練習も、たった3週間、つまり日曜日毎の練習なので、都合、2回の練習しか出来なかった上に、その2回の練習ですら、毎回の練習に参加出来た生徒達は皆無で、10月は学校行事が何かと忙しくって、学校との兼ね合いで、練習をお休みせざるを得ない生徒達も多かったので、とうとう、全員参加の練習は、本番まで、一度も出来ませんでした。
・・という事で、演奏の出来は、如何せん、練習不足で期待出来る演奏でもないし、公開するのもおこがましいのですが、まあ、それでも、子供達は、それなりに、出来る範囲では、一生懸命に頑張って演奏をした‥・という事で、ご勘弁をお願いします・・!!
ちなみに、どういう分けか、オケの並びが1st、2nd、Viola、celloという通常の並びになっています。
多分、前の曲からの流れで、partの移動が難しかったからだと思いますが、八千代のコンサートでは擬古典ではありますが、baroque並びになっているので、時代考証的には不自然なのですが、まあ、単なるProbeという事でご勘弁を・・お願いします。
「オケの人数が増えたら」・・とか、言っていたのですが、その後、教室の生徒の人数が、少子高齢化によって、益々減ってしまいました。
これから先は、orchestraは元より、室内楽すら組めないようになってしまいました。
ちなみに、最後のcello-soloで終わるのは、千聖ちゃんへのサービスなので、このpassageは、私のoriginalのarrangeの中には入っていません。 (ここの部分だけKurt Redel風なのでね。)次回、演奏する機会があれば、最後のpassageはOrgan的にbaroque風に、最後の和音を伸ばすだけになります。
次回、演奏出来る機会があるのかな??
無理そうだな??
残念だなや??
芦塚音楽研究所千葉音楽教室の『2019年10月13日秋の発表会』での演奏風景です。
曲はJohann PachelbelのChaconne in fを芦塚陽二が編曲しました。
この曲は数回公開演奏をしている曲なのですが、初回は、私がMünchenで購入して日本に持ち帰ったMueller-Hartmann版で八千代のコンサートに臨むつもりだったのですが、練習の過程で余りにも酷いarrangeで、音のmissも多く、練習しながら手直しをしていたのですが、余りにも手直し箇所が多過ぎたので、とうとう、頭に来てしまって、Müller-Hartmann版を底本にして訂正補筆する事は諦めて、原曲から訂正をしました。
その演奏が初回の八千代市主催のコンサート2012年1月23日のコンサートになります。
曲のarrangementの方法には大きく2種類あります。
原曲に忠実に、楽器の編成をtransposeするだけの、慎ましやかなarrangementと、原曲のimageを全く変えてしまって、arrangerのimage通りにするarrangementです。
その最たるものは、TelemannのAriaでしょう??
原曲はcantataの中の1曲なので、結構硬い宗教的な音楽なのですが、Kurt Redelの手に寄って、まるでジブリの中の曲のように甘い優しい曲にarrangeされました。
原曲とはtempo等も全く違うので、Kurt Redelのarrangeからは原曲のimageは出来ないと思います。
音人の会の人から「ジブリ風の・・」という委託を受けたので、Kurt Redelの編曲を参考にして弦楽合奏の曲にarrangeしてみました。
このPachelbelのChaconneの原曲は、pipeorganのsoloのtriosonateの書法による、結構慎ましやかな穏やかな感じの曲です。
私はこの曲を弦楽orchestraで演奏するにあたっては、弦楽orchestraの表現力を最大に活かした劇的な曲としてのarrangeと演奏を試みました。
しかし、第一更訂では、私自身が曲をarrangeして行く過程ででも、Müller-Hartmann版の原曲を忠実にcopyするというimageが残っていたので、自分のarrangeに納得が行かなくって、1年後の花園の自治会館でのChristmas会のコンサートでは、Müller-Hartmann版のimageを払拭して、originalのpipeorganの楽譜から全く新たに、編曲・改定をした2nd-versionを作りました。
しかし、originalのorgelの楽譜では3声部で作曲されているので、忠実にOrganのpartをorchestraとして再現すると、orchestraの厚みが、どうしても薄くなってしまうので、新たに1声部、2声部を書き加えて、前の2nd-versionよりも、更に対位法的にかなり複雑な動きをさせて、複音楽的な要素を強く出すようにして、音楽の厚みを出すようにしました。これが今回の第三版になります。
・・と言う事で、冒頭のthemaも他のarrangeの作品とは違って、かなり分厚い音で、演奏技術的にも、かなり高度な技術を要するようになっています。
特に、冒頭のthemaの部分を4声体で作曲する事は、弦の低い音域で音が重なって来るので、一般的にはそうったarrangeはtabooなので、そういった編曲をする人はいないのですが、この曲のimageという事で敢えて、その低い音を重ねる事も厭わないでarrangeをして見ました。
編成は大学生のお姉さん達を入れても、4+3+2+3+3+org.1で、polyphonyの音楽としては、Violaが一人足りないのですが、持ち駒(生徒数)が無いので少ない人数でも一人一人が頑張って貰うより、致し方ありませんでした。
いつもの・・というか、これが教室の通常のbaroque-ensembleの編成になってしまっているのですが、あくまでもbestselectの演奏ではなく、申し込んでくれた生徒達の人数なので、編成は全員参加の偶然の編成・・です。
ちなみに、初回の1st-versionでの八千代の演奏では、4名+3+2+3+2+Org.1の編成で、2回目の自治会館のChristmas会での2nd-versionの演奏では、3名+3+2+2+1+Org.1の編成になっているので、殆ど毎回同じ人数での演奏です。
ちなみ次でに・・ですが、演奏時間は八千代の1回目が9:49秒で一番長く、2回目の自治会館でのChristmas会Concertoの演奏は、ほぼ同じ9:41秒なのですが、今回のこの第3稿は最も短く、9:01秒での演奏です。結構tempoは速かったのよね??
arrangeに当たっては、各partのspielbarを考慮しています。
それはそうと、肝心要の事を書く事を忘れていました。
violaの梨紗さんからの要望で、これまでの、1st-versionと2nd-versionのbaroque-pitchのA=417(e moll)から、organistの調であるA=443のf mollに戻しています。
♭系での作曲では、弦楽器にとっては、音の伸びが悪いし、演奏も♯系の調よりも技術的に難しくなってしまいます。
記譜上はf mollであっても、baroque-pitchの417(これはCembaloがslide-鍵盤を使用した時の、Aの音をAsの音にした時のpitchになって、簡易versionのpitchなのです。)のpitchで演奏すると、事実上はe mollになるので、Müller-Hartmannのe mollの表記はf=417でe mollの記譜になっているので、それでも良いのですが、でも梨紗さんは「f mollの鬱々とした気分が堪らない!」と言っていたので、f mollにpitchを上げて、arrangeをやり直す事にしました。
という事で、調性の関係で、更に鬱っぽい感じがより強くなってしまっていますので、
「重た過ぎるのではないか?」と梨紗さんに言ったのだけど、梨紗さんが「この方が好き!」・・と言ったので、そのまま、f mollで演奏する事にしました。アハッ!
泣く子と年頃の女の子には逆らわないのですよ??
programのcommentより
Veracini passacaglia 2nd-version
21年4月18日再編集
2021年の4月の16日の金曜日の事なのだが、このVeraciniの音声のcheckをしながら、Titleから音楽が始まるまでのtimeが少し長過ぎるので、You
Tubeのvideo-studioを使ってtrimmingをしたのだが、音声だけがtrimmingされて映像はそのままで、映像と音声が全くズレてしまった。
「trimmingが反映されるのに、時間が掛かるのかな??」と思って、まるまる1日待ってみたのだが、やはり改善されないので、trimmingの前の状態に復帰させようと思ったのだが、その操作が出て来ない。
仕方がないので、演奏が始まるギリギリの所でもう1回trimmingをして見たのだが、状況は全く改善されなくって、この動画は音声と映像がズレたままになってしまった。
その状態を斉藤先生に話すと、鞘堂でのbaroque-Koncertでの斉藤先生のla foliaが同じ状態になっていたという事だった。
これは時間が経過しているので、この動画で試して見たら、問題なくtrimming前の状態まで復帰出来た。
という事なので、暫く時間を開けて復帰を試みたら、今度は何とか問題無く元の状態までに復帰が出来るようになったので、trimmingは諦めて元のままの状態でuploadしたままにしておく事にしました。
壊れた状態の時に、trimming前の状態に復帰出来ない場合の事を考えて、1カメから4カメまでの動画の全く新しい編集を同時に試みたのだけど、復帰が出来る直前にそのrenewal-versionも完成してしまった。
全くの無駄な作業になってしまったのだが、当日の「映像を新しい動画で見る」という意味で、一応uploadする事にしました。
それにしても、3カメの下手の白カメのwhite-balanceが上手く行かないよな~ぁ??
powerdirecterでは、もっと自然な色に補正出来ているのだけど、You Tubeにuploadした途端にhalationを起こしているのだが・・・???
後は、音量がlevelを振り切っていて、「音割れ」を起こしているpassageが見受けられたので、音量全体を少し落としておきました。
安い家庭用のhome-video-cameraでpro用のvideo-cameraでは無いので、音声や映像がヘボいのはご容赦ください。
白カメの色の問題は、もう2,3度修理に出したのですが、改善されません。makerの問題かもね??
『以降の文章は以前の動画に書いていた解説文のままです。』
2019年4月29日芦塚音楽研究所千葉教室の春の発表会にF.M.Veraciniのsonate accacemiche Op.2Nr.12 d 『passacaglia』をorchestraのversionに編作曲しました。
Veraciniのpassacagliaは、Münchenに居た頃、楽譜屋でVeracini-Lupi版の楽譜を手に入れていつの日にか、演奏の機会を探していたのですが、曲のimageが余りにも暗いので、何時も先生達や生徒達から却下されてしまい、日の目を見る事がありませんでしたが、ひかりちゃんがこの曲が大好きだ・・という事を聞いて、これ幸いに・・という事で、独断と偏見で発表会で演奏する事にしました。
当初は、Lupi版をそのまま、使用するつもりだったのですが、しかし、曲の練習の過程で、音の間違いやarrangeの不具合等々が見つかって、その都度、練習の度に訂正を余儀なくされていたのですが、余りにも訂正箇所が多いので、発表会本番の直前になって、等々、Lupi版の使用を諦めて、私がoriginalのfacsimileの原譜から、全てのarrangeをし直す羽目になってしまいました。
しかし、それでもVeraciniのpassacagliaの原曲はとても長大な曲なので、Lupi版で使用されていたcutは、そのままにして、発表会での演奏に望みました。
「Veraciniのsonate accacemiche Op.2Nr. 12 d moll『passacaglia』」のoriginal譜は、Violin-soloとcontinuoの2声部で書かれているので、出版社がcontinuoの楽譜に鍵盤partの右手のpartを作るのですが、通常、出版されている楽譜は、Cembaloと通奏低音のcello(若しくはviola
da gamba)の楽譜しか出版されていません。
しかし、この曲は非常に対位法的なpolyphonicな曲なので、Cembaloの和声的な伴奏では、なんとも、しっくりと来ません。
また、Lupi版の1/4程度の長さにcutされた楽譜では、やはり、原曲の重厚さが失われたままで、納得が行かないので、取り敢えずは、新たにoriginalの『no-cut-version』を作る事にしました。
また、この曲が貴族達の宮廷での演奏よりも、教会での演奏として作曲されたpolyphony的な要素を活かして、kirchenSonateの形式を最大に活かすために、教会での演奏を想定して、 positiv organの伴奏にする事にしました。
Europaの教会では、こういったensembleのためには、大型のpipeorganよりも、音量的なbalanceの取れた positiv
organが好まれて使用されました。
positiv organは日本では、音楽大学の学生達の練習用にしか使われていませんが、元来の目的はbaroque-orchestraのcontinuo用として、或いはtriosonate等の伴奏用として用いられました。
という事で、私も教会等でのcantata等の演奏活動をしていた時代に、caravan程度の車で移動出来る私のideaで製作したoriginalの
positiv organがあります。
という事で、Violinのsoloと positiv organのためにno-cut-versionのpassacagliaを編作曲をしました。
positiv organの伴奏という事なので、Organのpartは、結構、対位法的にpolyphonicに声部を重ねて作曲したので、「どうせならば、ついでに・・」という事で、教室の生徒達のために、弦楽orchestraとOrganのversionを同時に作成しました。
丁度、その頃、中学生になった愛ちゃんが「オケのsoloをやりたい」と私に言って来たので、solo2本とcontinuo-celloの『Concerto Grosso』の形式ではなく、全員が参加出来るように、『Quartett+弦楽orchestra』という変則的な編成で作曲をしました。
本来ならば、baroque-orchestraとしては『Concerto Grosso』の編成の方がorthodoxなのですが、どうせならば、教室のsolo組の全員参加で・・と言う事でviolaを加えて、Quartett-soliのversionで作りました。
しかし、頑張ってQuartettのsolo組全員参加の曲として作曲したのですが、soloの愛ちゃんが体調不良で入院をしたり、celloさんも教室をやめるという色々なHappeningがあって、練習がmember不足で成り立たなくなってしまい、本番のみのお姉さん達の代奏(トラ)が殆どの演奏になったので、今回のYou Tubeのuploadは不本意ながら断念しておくつもりだったのですが、論文の解説上の都合で、実際の私のarrangeのconceptを説明する上で、生の音を聞いて頂く必要が出て来たので、諦めてvideoの編集作業を昨日7月の20日に、1日掛かりで動画のuploadをしました。
・・・と言う事で、急遽のYou Tubeへのuploadとなりました。
ちなみに、斉藤先生は愛ちゃんの代奏なので、その斉藤先生の代奏を、私達の発表会の見学のために神戸から見えられた石川ちすみ先生に急遽、トラをお願いしました。
celloさんの代奏は受験勉強中の、珠加ちゃんと杏梨ちゃんが急遽、駆けつけてくれました。
という事で、本番だけなのですが、member的には3+3+3+3+2名の14名編成で、+1(Keyboard)のbaroque編成で演奏する事が出来ました。
半分以上が高校生と大学生のトラの演奏です。
うまいのは当たり前かな???
トラ慣れしているよね~ぇ??
Veracini=Ashizuka- positiv organ‐version sonate accacemiche Op.2Nr.12 d passacagliaです。
violin Junko Saito positiv organ miki hagimoto
orgel part aussetzung von Yoji Ashizuka
演奏はviolin斉藤純子、 positiv organ萩元美紀 Organ‐partの作曲は芦塚陽二です。
2018年8月10日に、今は亡き京成の検見川教室で録音をしました。
次の日の8月の11日には演奏をYou Tubeにuploadしたのですが、音声にnoise(ビビリ音)が出て、powerdirecterの編集画面上の音声では何の問題もないのですが、mp.4に変換してYou Tubeにupした途端にnoiseが発生してしまい、2度、3度とuploadのし直しをしています。
Organ側とviolin側で、2台のcameraを駆使して録画をしたのですが、Organ側のcameraの録音が、音声を調整しても、noiseを発生してしまうようなので、今回はviolin側のmainのcameraのみの音声と動画を使用して、編集も最低限に留めて置く事にしました。
Veraciniのpassacagliaの出版されている楽譜は、全ての版でCembalo用に作られているので、 今回、2018年2月28日から3月3日に掛けて『 positiv organ』用にrenewal作成しました。
「 positiv organ」というpipeorganは、日本では余り知られていないようなのですが、室内楽やsoloの楽器のための小型のpipeorganの事を言います。日本ではOrganをbackにした室内楽やsoloの演奏は極めて少ないし、
positiv organが音楽大学のOrgan科の学生達の練習用の楽器になっているので、 positiv organが一般の目に触れられる事は少ないようです。
一般的な positiv organは、『positiv』と言えども、4feetと8feetの鍵盤と、8feetと16feetの鍵盤の2段鍵盤になっている事が多いようです。
しかし、本来的には、16feetのない4feetと8feetの鍵盤と、8feetの1列の鍵盤の2段鍵盤の方が、より時代考証の伴ったbaroque的な音列なのかも知れません??
Europaの一般的な小さな教会(というよりはchapel)では部屋の大きさから1段の鍵盤の positiv organが多いのですが、その場合には8feetと4feetの2列である場合が殆どです。
大型のpipeorganに比べて、非常にcompactな形である『positiv organ』と言えども、2列、3列の音栓を用いる事は、それなりの音量が出るので、violin等のsoloの楽器とensembleを試みる事は、その絶対的な音量差は如何ともし難いものがあります。
しかし、このVeraciniのpassacagliaのようなpolyphony的な音楽の場合には、Cembaloの伴奏とは一線を画した、Organとの演奏はとても素晴らしいものがあります。
次に簡単にbasso continuoの説明をします。
baroque時代は即興演奏の時代と言えます。
当時のsoloの曲は、伴奏をする低音楽器(Cello、若しくはviola da gamba)と、その音符の上に付けられた和音を表す数字を見て、Cembaloやguitar等の和音を演奏する楽器の奏者は即興で和音を付けて演奏をしました。
という事で、当時の音楽では、violinのpartと低音楽器のpart(通常はviola da gambaが演奏します。)しか書かれていないのですが、今日出版されている楽譜では、校訂者が、その即興のpartを参考までに書いてある楽譜が殆どです。
baroque時代には曲の形式の基本は、kammer-sonateという形式と、kirchen-sonateという形式があって、kammersonataの場合には、宮廷を中心にして舞曲として構成されます。
それに対して、kirchen-sontaというgenreの音楽では、教会を中心にして毎週日曜日のGottesdienstの中で宗教行事の一環として演奏されるpolyphony(複音楽=多声部で書かれた音楽)の様式で作曲されます。
実は、Veraciniのpassacagliaは、そういったkirchen-sontaに属するので、Cembaloの伴奏の和声的な手法ではなく、多声部書法で演奏されなければなりません。
しかしながら、校訂者の作曲技術や演奏の頻度の関係で、出版されている楽譜のcontinuoのpartは、Cembaloの伴奏で出版されているのですが、Organのpartとして書かれている版は見た事がありません。
勿論、Veraciniのoriginalの楽譜を見ると、continuo(通奏低音)のCello(gamba)のpartも、2声部のfugatoのような形式で書かれているので、右手のpartを書き加えるには、polyphonyでの作曲の方がVeraciniの意図に叶っていると思われます。
当然、私のarrangeでは、非常に分厚い所では、4声部、5声部までの声部で書き加えられています。
kammer-Sonateの場合にはCembaloで、kirchen-Sonateの場合にはOrganの伴奏の方があっているように思いますが、その場合には、右手のpartは、多声部で作曲しなければならないので、その場合のarrangeは非常に難しく、fugaや複音楽の書ける専門的な技術が必要になります。
また、複音楽のstyleで作曲をする場合(このVeraciniのpassacagliaのような、kirchen-sonate(教会ソナタ)のstyleの曲の場合)には、伴奏を多声部書法で作曲するのですが、Organのpartの音を余り厚く重ね過ぎたり、音栓を多く使うと、pipe organの重厚な音で、violinの音が全く聴こえなくなってしまう危険性があります。
私の製作した positiv organは、演奏する自分達で普通のcaravanに積み込んで演奏するのが目的で作られたので、軽量化するために、鍵盤は8feet1列の1段鍵盤のみなので、他の楽器とensembleをする場合には、音量の問題はありませんが、それでも、音符が多声部書法に拠って引き起こされる音の厚み・・・、つまり、violinとOrganの音量のbalanceには作曲をする上での細心の注意と配慮が必要となります。
つまり、パソコンの音源ならば、編集の段階で、幾らでも、音量の調節は出来ますが、実際の教会での録音ではそうは行きません。
教会のOrganのように、広い会場を想定した楽器の場合には、例え、大型のpipeorganで、『positivの音栓=register』のみを使用して演奏したとしても、violinとpipeorganとの音量の差は否めません。
小さなchapelならば、まだ、音量的なbalanceは可能性はあるのかも知れませんが、そうすると今度はHallのacousticの残響が足りなくなります。
音量とacousticのbalanceでは・・・??
いや~ぁ、本当に、困った❢❢困った❢❢❢
今回の録音で特に困った事は、「baroque-violin」を使用した場合の、 positiv organとの音量のbalanceの問題・・なのです。
当然、baroque-violinの音量は、modernのviolin(所謂、現代のviolin)の音量よりも、遥かに弱いので、 positiv organの単純な和音の音量にも負けてしまいます。
この録音でも最初の録音の予定では「baroque-violinでの演奏を」・・と、考えたのですが、斉藤先生からの「とても音量的に無理」というダメ出しが出て、急遽、modern-violinで演奏する事になりました。
Organを置いている場所がもう少し広い自治会館ぐらいの大きさの会場ならば、Organを少し遠い位置に設置して、violinを録音機材の近くで録音する・・という楽器の位置的な配慮も考えられたのですが、検見川教室では教室の広さ的にOrganとviolinに対して、それだけの距離を取る事は無理だったので、そこは諦めざるを得ませんでした。
今年の新教室でのbaroque-KoncertのbiberのRosarysonateでは、Organを奥に設置して、violinを会場側に持って来る事が出来たので、baroque-violinを使用しての演奏でしたが、音量的には問題はありませんでした。
Greensleeves
2012年11月23日八千代市生涯学習プラザ主催Autummconcert
Greensleevesはイングランド民謡と言われているわけなので、la foliaとは関係がないように、思われるかもしれない。
イングランドでは、chaconneや foliaのように、bassに定旋律(cantus firmusカントゥス・フィルムス 略してc.f)を持った音楽の事をgroundといいます。
chaconneや folia、或いはcanonも 、groundの一種になるのです。
前回、八千代で演奏したGreensleevesを、不肖、私が「Greensleevesによるground」に改編しました。
次回、皆様の前で公開する予定です。(八千代で公開演奏されました。その光景です。)
Greensleeves Ashizuka1st‐version指揮芦塚陽二 八千代主催 - YouTube
イギリス民謡のグリーンスリーブスを芦塚陽二がgroundで編曲しました。前回演奏した全音版を底本にしたグリンスリーブスの更に拡大versionです。2013年6月30日八千代市生涯学習プラザ主催の芦塚音楽教室の対外出演の演奏です。演奏は芦塚音楽教室の生徒達とOB,OGと先生達の合同の演奏です。全員芦塚門下生です。途中でpolyrhythmのような箇所が出て来ますが、古い時代のHemiolaのrhythmです。この曲のarrangeでは、弦5部とsoloの部分はFlote、若しくはocarinaを想定して作曲していましたが、演奏者の都合で、violinがsoloを務めています。
また、今回演奏を予定していたMarin Marais=Paul Bazelaireのla foliaも(Marin MaraisのSecond Livre de Viole 1701ヴィオールのための第二組曲をパリ・コンセールバトワールの教授であるPaul Bazelaire先生がorchestraに編作曲した曲ですが、オーケストレーションがあまりにも軽妙洒脱なために、ちょっと子供達の演奏では無理なので、私が更に改訂をして、おしゃれなフランス風ではなく 、重厚な感じにアレンジと曲を追加しました。
Paul Bazelaire先生の曲とは、似ても似つかわない作品になってしまいましたが、原曲は結構、深刻な重たい曲なので、私のアレンジの方がbaroque時代特有のMarin Maraisの原曲のスタイルには近いと思っています。
勿論、まだ出来たてのホヤホヤなので、上記2曲とも、音源はありません。(勿論、コンピューター・サウンドではお聞かせ出来るのですが、それではあまりにも違いすぎるので、敢えてupはしません。
暫らく気長にお待ちください。)
ちなみに、「GreensleevesによるGround」は、fluteの無伴奏で演奏される事も多いようですが、折角cantus firmusが残っているので、basso continuoのbaroque celloとCembalopartとbaroque violinのornament譜を作成して、originalの形式で、そのうちに皆様にお聞かせ出来れば、と、考えています。
現在は、未だ企画のみで、作曲はしていませんので、音源はありません。
Greensleeves to a ground in C Dorisch Yoji Ashizuka ornament-Variation - YouTube
2016年11月23日(水)千葉市美術館さや堂ホールのbaroque-concertoです。
芦塚音楽研究所千葉音楽教室主催による先生達のbaroque‐concertでの、生徒達の共演の風景です。出演者は、 violin太田千夏(16)violoncello山本珠加(15)Cembalo岡村智子(17)の高校生のtrioです。
曲はGreensleeves to a ground in C Dorisch、所謂、CのDoria調による「Greensleeves」のornament-Variation(装飾的変奏曲)です。
作曲は芦塚音楽研究所主催者の芦塚陽二先生です。
ensembleの録音としては、Cembaloの音が殆ど聞き取れないのが問題なので,通常は研究所のPA機器を持って行って、Cembaloだけマイクを別にして録音したり、スピーカーを使って音声を流すのですが、今回はAVsetの機器を全く持って行かなかったので、会場のスピーカーをお借りしようと思ったのですが、携帯用スピーカーしか無くて、その音がいまいちよくないので、敢えてマイクを使用しませんでした。
本来の演奏ならば、Violinや通奏低音のCello等も、baroque楽器で演奏すると、楽器間のbalanceはとてもよくなるのですが、生徒達には、未だbaroque楽器の演奏は教えていないので、modern-Violinと現代のCelloでの演奏になりました。
modern-楽器が相手では、この手の会場ではCembaloはとても太刀打ち出来ません。まあ、それが理由で一度忘れ去られた楽器なのでね。
参考までに、という事で、別の動画ではCembaloを補正して演奏しています。
そちらの方もお聴きください。
演奏は山本珠加(大)指揮は芦塚陽二先生です。
以下、芦塚先生のcommentです。
Celloの難曲であるMarin Maraisのla foliaは、cellistの憧れの曲でもありますが、originalの曲はbasso continuoとviola da gambaの曲で16分50秒近く掛かるとても長大なVariationの曲です。
その曲の中から短く抜粋をしたVariationを、Bazelaireという人がorchestrationをした楽譜をMünchenにいた頃に、手に入れる事が出来たのですが、Cello(viola da gamba)とbasso continuoのbaroqueの音楽を、orchestraのversionにarrangeする過程で、orchestraの伴奏の中で、Cello-soloのmelodieを活かすために、orchestrationのarrangeは、ご多分に漏れず、かなり薄くarrangeするのが、一般的なarrangementの常識なので、折角、baroque音楽から、近現代の擬古典の音楽へ変貌するのにも関わらず、単調なarrangeになってしまい、教室の生徒達に演奏させるのは憚られてしまいました。
私は、色々なbaroque時代の曲を擬古典のorchestraにarrangeをして来ましたが、Celloの生徒達のためにもこのBazelaire版のarrangeを、私なりに補筆訂正をしようと試みたのですが、結局は、いつも通りに、『最初から書いた方が手っ取り早い』・・という結論に辿り着いてしまいました。
曲が難曲である上に、baroqueから擬古典にarrangeをする過程で、私のarrangeの特徴としても、orchestraのpartに、とても劇的で情熱的なpassageを要求しました。
また音もかなり分厚くなっているので、生徒達にとっても、演奏の難しい曲となってしまいました。
でもfoliaらしい曲なので、とても気にいっているのですよ。
今回のarrangeは新しいarrangeではなく、以前、千聖ちゃんが八千代で演奏したversionと同じarrangeの曲です。
曲のarrangeが違って聞こえますが、八千代の会場は多目的Hallでの演奏なので、音の響きがあまり良くありません。
音が響いているように聴こえるのは、私のmethodeによるtechnical-acousticと呼ばれる、所謂、技巧的残響(=演奏された残響)なので、今回は通常のKoncert-Hallなので、technical=acousticの必要が無く、Hall自体の響きが良いので助かっています。